輝月
みなさんこんにちは
輝月
ほのぼの組たちの怖い話のお時間です
雫月
今回も少し暗めの和室からお送りしています
愛華
いい加減にこれやめない?
小都音
やめんよ、まだメンバー全員話し終わってないよ(汗)
愛華
でも、今回終わったらメンバー全員話終わるから、それでやめよ!
輝月
やめんよ?
愛華
…
愛華
(´;ω;`)
雫月
あはは(笑)
輝月
ということで、スタート
題名
クリスマス・イブ
r
あ、k!
r
こっちこっち!
k
遅れてごめん!
r
僕が速く来ちゃっただけだから大丈夫!
k
じゃ、行こっか
kとrは、小学校からの幼馴染です。今日は、一緒にショッピングモールに行くことになりました。
今日はクリスマス・イブなので、お店は混んでいました。でも、彼と話していたら列に並ぶのなんてへっちゃらでした。
r
次はどこ行く?
k
ん〜
k
あ、じゃぁ、アクセサリー売ってるところに行きたい!
r
お、いいね!アクセサリー!
k
でしょ
r
早速行こっか
k
うん!
k
わぁ、沢山あるね!
k
どれにしよっかな…?
r
クリスマス限定のもあるから、普段は手に入らないようなものを買ったらどう!
k
それいいね!
k
え〜っと…
k
じゃぁ、これにする!
kが選んだのは、クリスマス・ツリーが付いている指輪でした。
r
いいね
r
じゃぁ、買おっか!
k
うん!
平和なクリスマス・イブ
あんな悲劇が起きるとは、誰も想像していませんでした。
k
美味しいね!
r
そうだね
r
撮っても美味しい!
k
今日は、今までで一番楽しいクリスマス・イブになったよ!
r
それは良かった
r
…
r
r
ごめん、お腹痛くなっちゃったから、お手洗い行ってくるね
k
大丈夫?
k
行ってらっしゃい
r
うん
k
それにしても、ここのご飯、美味しぃ(о´∀`о)
k
クリスマス限定の頼んで、正解だったな
その時
プォォォォン (車のクラクション)
k
え?
楽しかったはずのクリスマス・イブは、悲劇へと変わりました。
ブレーキが効かなくなった車が、レストランへ突っ込んできたのです。
r
なんでこんなことにっ!(泣)
レストランに居た人は、ほとんど事故に巻き込まれて亡くなりました。kも、その一人でした。
r
こんなことにっ!
r
なんでっ! なんでっ!
r
そういえば、去年の今日はそんなことがあったな…
r
ほら、k
r
お供え物の四ツ葉のクローバーだよ
r
立派でしょ
r
見つけたんだ
r
それじゃぁね
僕はあの日から、毎日毎日kのためにお供え物の四ツ葉のクローバーを渡しました。
愛華
なんて悲しいお話なの(泣)
愛華
kさんは、最後まで幸せな人だったんだね(泣)
愛華
rさんは、彼女さんが亡くなっても、その現実をちゃんと受け止めて、毎日お供え物を持ってきたんだね(泣)
愛華
…でも、このお話の何が怖かったの?
愛華
感動ストーリーになっちゃってるけど…
輝月
解説は、コメント欄で
愛華
ぇえ!なになに!?
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〈解説〉 あの車の運転手は、rです。rは、わざとお店に突っ込んで、kを殺害しました。 四ツ葉のクローバーの花言葉は、「約束」です。 ですが、 もう1つ意味があります。西洋では、四ツ葉が十字架を表します。 このお話の時の花言葉は、「復讐」です。