TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

翌日放課後

ジャミル

親指…人差し指…

リン

んっ…

ジャミル

中指薬指も、か…

ちゅ…れろ…

リン

そんなゆびっ…全部なめっ…

ジャミル

どうやったら親指内側を切るんだ全く

あむっ

リン

せんぱっ、あっ

リン

んんっ…その咥えかたダメッ
あぁぁっあっん

ジャミル

……ふぅ

リン

あ…

ジャミル

何だ
おっと

とすっ…

ジャミル

この程度で腰を抜かすなんて
らしくないな

ジャミル

ははっ

リン

指全部あんな舐め方されたら
…無理、です

ジャミル

ふぅん
それは良い事を聞いた

ジャミル

カリムはしないのか?

リン

キスはあっても
カリム先輩はノーマルですよ

ジャミル

どう言う意味だそれは

ジャミル

…さ、一応除菌もして貼り直すぞ

リン

…ありがとうございます
ジャミル、先輩

リン

リン

いっ!!

ジャミル

ただの消毒液だろ
我慢しろ

ぺた、ぺた

リン

…器用ですねやっぱり

ジャミル

お前に言われても
有り難みは半減だな

リン

ははっ

ジャミル

これで良いだろう

ジャミル

治癒魔法も少しかけておいた
僅かだから特に何も感じないだろう

リン

大丈夫です

リン

ジャミル先輩、ありがとうございました…でも

リン

リン

指舐める意味ありました?

ジャミル

何だ、要らなかったか?

リン

……ん

リン

いる

ジャミル

適度な正直者は嫌いじゃない

リン

適度、ね

リン

もしかして今から俺
説教ですか

ジャミル

物分かりが良いやつも嫌いじゃないぞ

ジャミル

だが

ジャミル

続きはいつもの場所の方がいいな

リン

コンコンッ

ガチャ

アズール

おや、人の気配がしたので
ノックしましたが…

アズール

意外なセットで驚きました

ジャミル

それはこっちのセリフだ
アズール

リン

あ、アズール先輩どうした…

ジャミル

じゃ、悪化しない様気を付けろよ

スタスタスタスタ

バタンッ

アズール

悪化…おや

リン

は、ははは

アズール

ホールのアルバイトしか見た事ありませんでしたので
知りませんでしたよ

アズール

予想範囲内過ぎますが

リン

昨日スカラビアの宴に招待されて

リン

お礼に朝食作り手伝ってコレっす

アズール

ふむ

アズール

しかし何もこんな貸し倉庫で治療せずとも医務室ですれば良かったのでは?

リン

ここから医務室遠いし
ジャミル先輩が道具一式持ってたんで

アズール

抜け目ないですね
流石ジャミルさん

アズール

アズール

そういえば!
リンさん、最近スカラビア寮へ頻繁に行かれている様で

アズール

楽しそうだとよく聞きますよ

リン

…そうっすか?

アズール

スカラビア…というより
カリムさん、ですか

リン

あの人は人間垣根ゼロだと思いますけど

アズール

ふふっ
確かに

アズール

境遇不憫なアナタの事を気にしているだけかもしれませんね

リン

……

アズール

しかし
ジャミルさんとも仲良しだったとは僕は意外でして

リン

仲良し?

リン

俺が?誰と?2人とですか?

リン

仲良しって、俺はエースやデュース達みたいな?

アズール

リン

それと2人が同じ?

リン

意味が分からないっすよ

リン

……

リン

じゃ、俺も用事あるんで

アズール

それは引き留めてしまって失礼しました
…どうぞ

リン

サヨナラ、アズール先輩

ガチャッ

アズール

アズール

全くもって分かりやすい

アズール

色恋沙汰なんてのはどうでもいい
問題は…

アズール

カリムさんとリンさんにコネクションが出来るという事!

アズール

そこにジャミルさんも加わるとなると利用価値は更に…

アズール

ふふっ
楽しみが増えました

アズール

以前使っていた調理道具をわざわざ探しにきた甲斐があったな

アズール

……

アズール

どこにしまったんだ…
フロイドの奴

植物園

…………

リン

『んっんっあっっやっ
カリムッ』

カリム

『はぁっ…はぁっ…
リンッ!!』

リン

『カリムッ!カリムッ!
もっとっ!ソコッ好きっ…』

リン

『あっあぁぁあっ…』

カリム

『リンッ俺…とまんな、い
どうしよ、んっ』

くちゅくちゅっ…ちゅくっっ

リン

『んぁっっ
俺もダメ、声止まんない』

カリム

『ジャ…ジャミルに聞こえてる、よな…見届けで部屋の外にい、るし…んっ!』

リン

『んっんんんっ
はあっ…キスもっと!カリム』

カリム

『リ、んっあむっっんんん
リンっっ』

リン

『忘れて、俺だけ見て
俺で感じて俺を求めて…』

リン

『…俺にカリムを頂戴、お願い』

ドクンッ

リン

『あっあっあああっやっ
カリムゥ…ああぁぁひぁっ』

カリム

『んっんっんんっ
リ、ンッだいじょぶ、か』

リン

『もっと!カリムッ!
お腹の方突い…』

リン

『あっああっ!!ひぅ!んっ
あぁあっダメッもっ…イッ…』

カリム

『ハァ…んんっ!!リン!』

リン

『カ…リム…んっ…』

…………

ジャミル

……

ジャミル

本当にどうしようもない性格だな、アイツは

…………

リン

ジャミル先輩、お待たせしましたか

ジャミル

大体予想通りだ

ジャミル

大方、アズールに質問攻めにあってたんだろ?

リン

流石

ジャミル

(極力リンに特別感を出すなとカリムに釘を打って…)

ジャミル

(…無駄だな)

リン

寝てたんですか
考え事?

ジャミル

昨晩の見届けを思い返していた

リン

へぇ

ジャミル

お前はアジーム家がどういう存在かわかっていないだろ

リン

金持ち、としか

ジャミル

カリムも毒を盛られた経験がある

リン

マジですか…

ジャミル

そういう事だ
近付いて来る人間はまず敵だと思わなければならない

ジャミル

その為の、従者だ

リン

従者として、昨日の結論は?

ジャミル

……

ジャミル

俺は何度も言ったよな

ジャミル

俺を煽るな、と

リン

あ、あははっ!

リン

ホント流石だ!

リン

大好きなカリムに抱かれて!
外には俺のもう1人の好きな人がいるんですよ!

ジャミル

お前…

リン

俺はジャミル先輩にも、俺で感じてほしかった

リン

そんな俺に気付いちゃうなんてホントッ

ドサッ

リン

…先輩

リン

キスし…

リン

ん…ぁ

ジャミル

適度な正直者は嫌いじゃないとも言っただろ

リン

あんっ…んっあむっ…

ジャミル

もっと、舌

リン

あぁ…はぁ、んっん
ジャミ…あっんぅ

ジャミル

…リン

リン

んぁ…

ジャミル

多分近々カリムから聞くと思うが

リン

何を?

ジャミル

里帰りするから付いてきてくれ、とな

リン

リン

ホリデーでもないのに?

ジャミル

アジーム家と馴染み深い名家が挨拶に来る事が決まってな

異国の家だから滅多に無いんだ

リン

跡継ぎとの顔合わせの為

ジャミル

お前にしてはよくわかってるじゃないか

リン

けど俺を連れて行くのは理由が無いし、無理過ぎるんじゃ

ジャミル

そんなもの、どうにでもなるさ

ジャミル

…どうにでもする事になるさ
俺が。

リン

先輩も行く?

ジャミル

「従者」だからな

ジャミル

だがカリムを説き伏せる事もできる
お前を連れて行くな、とな

リン

ジャミル

お前を連れて行けば、カリムは家族に必ず言うだろうな

ジャミル

「リンは恋人だ」と

リン

っ…

ジャミル

現当主の事だ
当面は放っておくさ

ジャミル

そして卒業までに確実に別れさせる

リン

それも先輩が?

ジャミル

…可能性はあるな

リン

…俺は

リン

先輩達に任せます

ジャミル

いいのか

リン

俺には、何も無いから

リン

2人の道に進むのが幸せなんですよ

リン

横に立つのも永遠にサヨナラでも

リン

ぐっちゃぐちゃなイバラ道でも

ジャミル

…分かった

リン

ねぇ、ジャミル先輩

ぺりぺりぺり

リン

指のガーゼが今取れたんだ
また巻いて下さい

ジャミル

リン

ジャミル

本当、こんなお前の本性誰も知らないとはな

リン

先輩に言われると有り難みは倍増ですね

リン

…あ、、、んんぅん

リン

さっきの、つづき、、ちゃんと、最後まで…

リン

抱いて、ジャミル先輩…

ツイステ夢小説〜監督生とヴィランズ達〜

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

21

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚