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僕のSOS

10 - 愛されたいは報われるかな

♥

782

2025年02月03日

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仕事が終わり、家に帰ると 時計の針は20時を回っていた。

別に門限に関しては、最近何も 言われなくなったから良いけど…

玄関に置いてある僕のじゃない 黒くて綺麗なハイヒール。

最近は彼よりも彼女さんの方が 居る方が多い気がする。 …そろそろ潮時かな

あっお邪魔してまーす笑

涼架

どうぞ…(?

ご飯作ってくれます?

涼架

あっはい、

扱いは召使いみたいなもんだけど、

僕が台所に立つと、彼女さんは 冷蔵庫から飲み物を出したり 自由気ままに過ごしている。

会話する際、敬語なのは謎だけど、

今なに作ってるんですか?

涼架

シチュー、です

ふーん…

別に殴ってきたりしないから 彼といるよりマシだけど、 なんかモヤモヤする。

そう思って料理を続けてると、 スマホから目を離さずに彼女さんが 話しかけてきた。

今日雪降るらしいですね

涼架

そうらしいですね…

別に嫌いじゃないけど、 なんで皆雪の話ばかりするんだろう…

プルルルプルルル

あっはーい♡
もしもしぃ?

涼架

さっきとは別人並に違う声を出してる。

えー?
そーなのー?

うんっ♡
じゃあ駅でね♡

ばいばーい♡

プツッ

涼架

やっぱご飯いりません。

涼架

えっ?

遊び行くんで

「じゃあそういうことなんで」と言い、 彼女さんは家をあとにした。

…ご飯どうすんのよ

現在の時刻は23:00。 そろそろ寝ようかな、なんて考えてると 荒々しい音で玄関が開き、 彼が帰ってきた。

彼氏

…居るんだ

涼架

えっ、あ、
ごめんなさい…

いつもより静かな口調に、背筋が凍る。

彼氏

飯は?

涼架

ッ…!

しまった…! 彼女さんの分は僕が食べてしまった。 つまり、ご飯なんて準備していない…

僕が黙っていると、察したのか 彼の顔色はますます悪くなり、 こちらを睨みつけている。

彼氏

お前さぁッ!

涼架

い”ッ!

髪を掴まれ、持っていたハンガーで 頭を叩かれる。

彼氏

なんなんだよッ
使えねぇなぁ!

彼氏

お前が居なきゃ
他の女だって
連れてこれるんだよッ!

「お前さえ居なきゃ」

涼架

~ッ 泣

普段から言われてる言葉なのに、 今日はやけに胸に響く。

彼氏

んだよ、その顔

彼氏

舐めてんのか、

涼架

ちがっ泣

彼氏

うるせぇよッ

バキッと嫌な音がして、 僕は馬乗りにされる。

涼架

~~~ーッ!泣

腕を捻られて、物凄く痛い。

涼架

い”だいッ!
痛いからッ泣

涼架

やだっやだよ泣

殺されるかもしれない、 そう思うと心臓がバクバクして 汗が出てくる。

彼は「お前さえ居なきゃ」と言いながら 僕を殴って、叩いて、痛めつけ続けた。

涼架

あ”ぅッ泣

彼氏

早く死ねよッ、

気がつけば一時間も経っていて、 「お前さえ居なきゃ」は、いつの間にか 「お前が死ねば」に変わっていた。

そんな僕もいつしか泣き声よりも うなり声に近いような声を上げていた。

彼氏

死ねッ死ねよッ!
お前が死ねよッ!

彼は何故か微笑んでおり、 その目には、グチャグチャな顔の 僕が映っていた。

涼架

カハッ、~” 泣

何かしなきゃここで死ぬ。 せめての思いで僕は声を出した。

涼架

わ”がい”さッ

涼架

若井さん”ッ泣

涼架

助”けてッ泣

涼架

しに”だぐないよぉッ泣

届かない声を、なんとか振り絞り 僕は若井さんの名を呼んだ。

今の僕にはこれしか出来ない。 死ぬ前のせめてもの我がままだから

その時、彼は首を絞めてた手を緩め、 頬をつねって持ち上げた。

彼氏

若井って誰だよ…

痛い、もうその言葉すら出なくなった。 僕、もう駄目なのかな…笑

死ぬならせめて、コイツに反抗してから 喉も潰れてカスカスになった声で 僕は言った。

涼架

僕のッ大好きな人ッ泣

涼架

優しぐでッ
暖かぐでッ
抱き締めてくれる人ッ泣

彼氏

ふざけんなよッ!(怒鳴

バンッ

勢いよく床に叩きつけられる。

もう良いんだ。 言いたいことは言ったから。

涼架

カヒュッ、

彼氏

お前とは、
今日で終わりだな笑

その後の事はよく覚えてない。 意識がふわふわして目を開く力も 僕には残っていなかった。

唯一覚えてるのは、髪を掴まれたまま 外に出されたことだけ…

どうも主です。 書き方微妙に変わってすみません💦 嫌だったら行ってくださいね。

NEXT❤100✌

欲張ってゴメンm(_ _)m

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782

コメント

7

ユーザー

大好き♥️(*^ω^*)

ユーザー

最高です〜!続き待ってます( *´꒳`* )

ユーザー

続きまってるよー

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