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それでも、愛してる。

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それでも、愛してる。

1 - 罪な君

♥

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2021年08月26日

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グク

ジミニヒョ〜ンっ♡

そう言って抱きついてくるグク。

ドキン、と胸が高鳴るのは いつものこと。

ジミン

グガ、どうしたの〜?

グク

別に用はないです!

ジミン

え〜、そうなの?

グク

だってヒョンに会いたかったんですもん

上目遣いをしてくる君。

惑わされちゃいけない。

そう思いつつ、 僕はやっぱり君に惹かれてしまう。

グク

あ〜あ。

グク

ヒョンが僕の彼氏だったら楽しいだろうな

ジミン

ッ///

全く、本当に罪な男だ。

ジミン

テヒョンアとは?

ジミン

うまくいってるの?

グク

んう〜、

グク

僕は今ジミニヒョンといるんですっ

ジミン

//全くもう。

また高鳴る胸。

テヒョンアとうまく行ってないのかと 期待してしまう自分がいる。

息が詰まって 何気なく時計を見る。

ジミン

あ、もう22時じゃん

ジミン

ほらジョングガ、帰って〜。

グク

〜んん‥。

ああ、返したくないな。

グガの相手が知り合いじゃなかったら、 奪いに行けていたのに。

お生憎様、 相手は親友のテヒョンだ。

ジミン

あ、ほら寝ないでよ!

ジミン

グガ〜!

とんとん叩いても全く起きない。

きれいな鼻筋、 乾燥した唇。

その全てが愛おしくて、 思わず撫で上げてしまう。

ジミン

…だめだッ。

僕はなんとか理性を取り戻して、 グガを抱っこして テヒョンアの部屋まで連れて行く。

ジミン

っん、重…

本当は連れて行きたくないよ、 好きな人を彼氏に渡しになんて。

ジミン

テヒョンア〜、開けて〜

僕はテヒョンアとグクの部屋の、 ドアを静かにノックする。

テヒョン

わ、ごめん汗

テヒョン

重かったでしょ。

テヒョン

ありがとな〜

慌てて立ち上がるテヒョンア。

部屋の真ん中には

大きなダブルベッド…。

グク

ん〜、テヒョニヒョン〜♡

テヒョン

んふふ、グガ〜!

そういうやつなんだ、グクは。

期待するだけ無駄だって、 何回も思い知っているのに。

ジミン

ぼ、僕戻るね。

テヒョン

あ、お茶でも飲んでく?

ジミン

ううん、いいや!

ジミン

ありがと!

テヒョン

そう?

これ以上この二人を 見ていたくなくて。

僕は足早に部屋を去った。

もう寝よう。

余計なことを考えたくなくて、 布団に潜り込む。

なのに、 いくら目をつぶっても グガとテヒョンアの幸せそうな顔が 浮かんで消えない。

ジミン

…っ泣

恋人がいるグガに恋して、 殆どの夜を泣いて過ごしている。

ジミン

はあ、だめだ…。

眠れない僕は、 ジニヒョンの部屋に向かった。

ジミン

ジニヒョン…

ジン

…。

ジン

おいで、ジミン。

何も言わずに受け入れてくれるヒョン。

ジニヒョンとシュガヒョンだけは、 僕の恋心を知っている。

ジミン

ジニヒョン、僕…泣

ジン

何も言わなくていいよ。

優しい声で抱きしめてくれる。

ジミン

あったかい…

ジン

今日はここで寝ていきな。

ああ、優しいヒョン。

ジンヒョンの香りに包まれて 抱きしめられていると、 ドアから手が伸びてきた。

ユンギ

砂糖控えめ、低脂肪乳。

差し出されたのは、 ホットミルク。

ジミン

ヒョンッ…泣

ユンギ

今日はジニヒョンに頼ったらいいよ。

そう言って、 ヒョンは静かに部屋を出ていった。

ジン

熱いから気をつけてね

ホットミルクを飲んだら、 全身の力が抜けていったようだった。

いつの間にか、 僕はジニヒョンの腕の中で 眠っていた。

ジン

あ、寝ちゃった…。

腕の中ですやすやと 寝息を立てているジミナ。

起こさないようにそっと ジミナをベッドに寝かせ、 僕もその横に座る。

ジン

ジミナ…、

ジン

僕にしたらいいのに。

もう苦しんでいるジミナは見たくない。

僕だったら…。

僕だったら、 絶対泣かせないのにな。

To Be Continued….

それでも、愛してる。

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