色葉楓
HP0の私の事なんてつゆ知らず やってきた朝。
昨日の朝練からお互い 気まずい雰囲気の私と研磨だけど、
今朝はいつも通り 接しようと心に決めた。
色葉楓
孤爪研磨
私がたどたどしく挨拶をすると、 研磨は普段通り返してくれた。
内心ほっとする。
隣でゲーム機を弄る研磨を見て、
今回ばかりは 家が近いことを悔やんだ。
色葉楓
色葉楓
孤爪研磨
孤爪研磨
色葉楓
孤爪研磨
そんな小言を言う研磨を見て、
昨日のことは 夢だったんじゃないか
って錯覚までする。
孤爪研磨
色葉楓
と、研磨が私に ゲーム機を見せる。
肩と肩が触れて、 私はビクリと震えてしまった。
孤爪研磨
色葉楓
色葉楓
せっかく研磨が前みたいに 接してくれてたのに。
顔が熱くなるのを感じつつ 隣を盗み見ると、
金髪から覗いた耳は リンゴみたく赤かった。
黒尾鉄朗
また気まずさを感じていると、 クロが歩いてくる。
色葉楓
孤爪研磨
黒尾鉄朗
色葉楓
救世主の登場に緊張がほぐれる。
まさかクロに 感謝する日がくるとは。
私は隣を歩く クロの腕を肘で小突いた。
色葉楓
黒尾鉄朗
😺😹😻
孤爪研磨
色葉楓
黒尾鉄朗
色葉楓
黒尾鉄朗
色葉楓
黒尾鉄朗
放課後練も終わって帰り道。
歩きながらゲームをしている 私と研磨を、
クロが呆れたように見る。
孤爪研磨
色葉楓
黒尾鉄朗
色葉楓
そんな約束をして、 私達はそれぞれ家に帰った。