テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
418
りょうぼーが目を覚ますとそこは異世界だった。
りょうぼー
りょうぼーの住む世界ではあまり見ることの出来ないような煌びやかな宮殿。その見慣れない建物に困惑を隠しきれない。
りょうぼー
りょうぼー
彼はこの異世界に身に覚えがない。 女性しかいない世界であるということ。未知の疫病が流行り男性が絶滅してしまったこと。そんな世界に五十嵐大呉という男が召喚されていること。そして、五十嵐大呉が未知の疫病を克服するため思案していること。 彼はそれらの事情を何一つ知らない。
りょうぼー
りょうぼーは今起きている事を現実だと信じきれず、夢の中であることを願ったが、いつまで経っても覚める気配がない。
りょうぼー
ここまで見当がつかない場所に放り出されるとりょうぼーは流石に冷静さを保っていられなくなった。不安から右の赤い袖を幼児が無意識にするように左手でぎゅっと握る。怯えで周囲をキョロキョロと見回していると、一つの足音が聞こえてきた。それは重みのある男の足音だった。
五十嵐大呉
りょうぼーの目の前に現れたのは、見知らぬ三十代ほどの男性だった。りょうぼーよりも肌が焼けていて大柄であり、いかにも男性的な男だった。
五十嵐大呉
なにやらぶつぶつと呟いている。まるでりょうぼーという存在が絶滅危惧種の動物であるかのような驚き方だ。 見知らぬ男に話しかけるのを躊躇っていたりょうぼーだったが、あまりにも男が考え込んでいるため、声を掛ける。
りょうぼー
五十嵐大呉
りょうぼー
五十嵐大呉
五十嵐大呉
知り合いでもない男から不意に出た自分の名前にりょうぼーは驚愕する。
りょうぼー
大呉は真実を告げるべきか迷った。しかし、りょうぼーが怯えきった小動物のように震えているのを見て、何も知らされないというのも可哀想になり、ついに打ち明けることにした。
五十嵐大呉
五十嵐大呉
五十嵐大呉
コメント
1件
わあ第28話…!バッドエンドルートってタイトルにドキドキしながら読んだけど、りょうぼーくんが異世界で戸惑う姿がもう切なくて…😢 特に「右の赤い袖をぎゅっと握る」描写で不安がめっちゃ伝わってきたよ。五十嵐大呉が「お前はゲームのキャラ」って真実を打ち明けるシーン、一気に世界観が広がって鳥肌たった…!続きが気になりすぎる…次話楽しみにしてるね😭🌸