目が覚めたらそこは蒼

ペラペラ

青ちゃんのアルバムでも見とこ..,

何...いまの...

すごく怖いけど...

なんだか安心する声だったな...

ほんと、なんだったんだろ

青ちゃんの部屋...

ちょっと嬉しい.../

ここ...かな？

服とか脱ぎっぱなし...w

不思議な気分だな

さっきまで青ちゃんがここに 居てたみたいな状態。

...

やばい...寝れない

というか寝れるはずがない

だってこの布団物凄く青ちゃんの 匂いがするんだもん。

懐かしい匂い。

僕がこの世で一番大好きな匂い。

青ちゃんに優しく 抱きしめられてる感じがして

我慢してた涙がこぼれ落ちそうになる

君に、

君に思いっきり抱きしめられたい。

泣き疲れて寝たから 深夜に目が覚めてしまった

お水でも貰おうと思い、 立ち上がる

足元の何かに思いっきり 足をぶつけてしまった

足元の何かを手に取る。

絶対見ちゃだめ！ ㊙︎青ノート！

好奇心に勝てず、 ページをめくる

そこにはたくさんの...

僕の写真があった

デートに行った時の写真

僕の寝顔

喧嘩して仲直りした時の写真

初めての夜の日の写真

他にも色々な思い出が 散りばめてあった

僕は夢中になって ノートをめくる

めくるたんびに涙が溢れ出てきて

今、酷い顔してるんだろうなぁ とか呑気なことを考える

見ていて気づいたけど

僕の写真ばっかで、

青ちゃんとのツーショット写真は 1枚もなくて

今更な後悔がまた1個増える

ﾊﾟｻｯ

一番最後のページをめくった時

何かが足元に落ちた

黄くんへ 多分この手紙を発見することは ないだろうけど、 黄くんへの想いを伝えるね。 長々と書くのは苦手だから簡単に！ 黄くん、 世界で1番愛してる

涙で濡れた手紙を抱いて、 僕はまた眠りについた

続く