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りぃちょ
部活終わり、自転車を押しながら歩くりぃちょくんにそう言われた。
キャメロン
全く失礼なやつだ。
部活の部長がモテないはずがないだろう。
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
少し、りぃちょくんの表情が暗くなった気がした。
気の所為かもしれないけれど。
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
寒さのせいか、りぃちょくんの頬が少し赤くなっていて
少し勘違いをしてしまいそうになる。
『俺のことを好きなんじゃないか』
なんて。
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
自転車を漕ぎながら、思わず顔がにやける。
帰ったらすぐ、チョコ作ろう…!
りぃちょ
姉
妹
みんな揃ってキッチンに立っていた。
りぃちょ
母
りぃちょ
妹
妹が純粋な目でそう言ってくるので、つい焦って大きな声が出る。
りぃちょ
姉
みんなはブランデーケーキ?を作ってるらしいが、おれにそんな高度な技術は無いので、普通のチョコレートを作ることにする。
母
姉
母
なんて言う母達の戯言は無視して、チョコレート作りを始めた。
りぃちょ
妹
姉
りぃちょ
りぃちょ
ラッピングをして、冷蔵庫にしまった。
翌日、学校へ行くとたくさんのチョコレートに囲まれたキャメさんがいた。
キャメロン
りぃちょ
机に山積みになったチョコレートを綺麗に並べてロッカーに突っ込む。
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
なんてことを考えていると、一限目のチャイムがなってしまった。
りぃちょ
キャメロン
全力で階段を駆け上がった。
そのまま、なんだかんだ渡せず放課後になってしまった。
りぃちょ
チラリと、キャメさんのカバンを見る。
パンパンにチョコが詰まっていて、すごく重そうだ。
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
マフラーで顔を隠しながらそういった。
りぃちょ
りぃちょ
可愛くラッピングしたチョコレートをキャメさんに手渡した。
キャメロン
キャメさんは目を輝かせながら、おれが渡したチョコレートを見つめている。
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
涙が溢れて、止まらなくて。
キャメロン
りぃちょ
キャメさんに、抱きしめられて
自転車が倒れる音がする。
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
キャメロン
キャメさんの珍しく真剣な眼差しに、目が離せなくなる。
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
また、涙が溢れてくる。
俺の3年間、無駄じゃなかったんだ。
中学の頃から、ずっと好きで
キャメさんと同じ高校に入りたくて、必死に勉強して…
高校でもずっとアタックし続けた時間、無駄じゃなかったんだ…………
りぃちょ
夕日に包まれて、口付けを交わした。