テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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私の隣の席の子は、冷たいのか優しいのか分からない子。

第4話 - 岡崎　玲奈の過去　〜あの頃の私〜

2023年11月22日

#転校生

まつぼっくり

主

玲奈ちゃんが中学の時　中学校

玲奈ちゃんを虐めてた女子

みんなおはよー！

クラスの女子A

おっはー！

クラスの男子A

おはよう。

玲奈ちゃんを虐めてた女子

あはは！みんな今日テストだからって元気ないんじゃない！？

玲奈ちゃんを虐めてた女子

岡崎さんおはよう！

岡崎　玲奈

………。

玲奈ちゃんを虐めてた女子

聞いてる？

クラスの女子A

そいつ私らにも無視するんだよねー！気にしない方がいいよ！

玲奈ちゃんを虐めてた女子

ふーん。朝からテストの勉強？頑張り屋さんだね。凄いね。でも、人に挨拶されて返さないところは全然凄くないよ？

岡崎　玲奈

………。

玲奈ちゃんを虐めてた女子

無視？まぁ、いいけど。

主

帰る途中…。

玲奈ちゃんを虐めてた女子

はぁ？金持って来いって言ったよね！？

女子B

いや、そのやっぱり無理かなって…。

岡崎　玲奈

(また、やってるじゃん。)

岡崎　玲奈

この光景を何度見たことか。

岡崎　玲奈

でも、私はただ見てるだけ。助けることもできないなんてこんな自分を殴りたい。

クラスの女子A

つまんな…。

岡崎　玲奈

私があいつらを無視する理由が人のこと虐める最低な奴らだからなんだよね。でも、こんな私も同じくらい最低。

クラスの男子A

こいつもう飽きたわ。別の奴虐めない？

クラスの女子A

賛成！でも、誰にする？

玲奈ちゃんを虐めてた女子

良いこと思いついた。岡崎　玲奈を虐めようよ。

クラスの女子A

了解。

クラスの男子A

明日が楽しみ！

主

下駄箱

岡崎　玲奈

あれ？なんか私の靴箱から変な臭いする…。これ生ゴミ！？

女子B

玲奈さん！実は、玲奈さんの靴箱にあいつらが生ゴミ入れてたよ！

岡崎　玲奈

あいつら…？ああ、あいつらか。

主

教室

岡崎　玲奈

私は、勢いよく教室の引き戸を開けた。

岡崎　玲奈

開けると、沢山の子が私を見た。そして、あの女が笑って近寄って来た。

玲奈ちゃんを虐めてた女子

あれれ？岡崎さん！靴箱どうだった？良かったでしょ？岡崎さんって今週誕生日だよね、プレゼントだよ！

クラスの男子A

プレゼントあげるなんて優しいな、お前は！

クラスの女子A

そうそう！玲奈、早くプレゼントのお礼言いなよ！「ありがとうございました！」って！

岡崎　玲奈

そう言った女子Aが私の髪の毛を掴んだ。

岡崎　玲奈

やめてとかなんだか言えなかった。

岡崎　玲奈

言ったら何かされそうだから。周りの子は、助けてはくれなかった。これが見て見ぬふりか、、、立場が変わってようやく分かる。

岡崎　玲奈

……。

クラスの女子A

黙ってるだけかよ！

クラスの男子A

おもんねー！反応しろよ！

岡崎　玲奈

ぐしゃぐしゃの紙を男子Aは投げてきた。

岡崎　玲奈

こんな日々が続いた。

岡崎　玲奈

もう辛い……。

岡崎　玲奈

時には、蹴られたり教科書燃やされたりする。親には、言えない…。担任も気づいてるのに知らないふりをする。

岡崎　玲奈

そして、私と友達になろうなんて人は居ない。もともと孤独だったけど、更に孤独が増した。

岡崎　玲奈

だけど、そんな日々もいつしか終わりが来る。

主

中学校を卒業して…

岡崎　玲奈

やっとこの中学校も終わりだ！

岡崎　玲奈

虐められてた間は、凄く時が長く感じた。

玲奈ちゃんを虐めてた女子

岡崎さん、一緒に卒業できて良かったね！高校でも頑張ろうね！

岡崎　玲奈

……うん。

クラスの女子A

高校でまた誰か虐めるかー。

クラスの男子A

岡崎からもう金取れないのだる！

岡崎　玲奈

(やっとこいつらと離れられる！)

岡崎　玲奈

そう思っていたのに、、、あいつは違った。

主

高校　教室

岡崎　玲奈

(高校生活頑張ろう…。)

玲奈ちゃんを虐めてた女子

あっ！岡崎さんじゃん、中学校の時は楽しかったよ！ね？

岡崎　玲奈

え…なんで、、、。

玲奈ちゃんを虐めてた女子

たまたま高校が一緒になって、クラス表の名前見たらアンタの名前があってさー。逃げられなかったね？岡崎さん？

岡崎　玲奈

……！？

岡崎　玲奈

私は、高校生活を楽しめないのか、、、？もう、あんな思いは嫌だ！それに、あいつのこと知らない子ばっかりだから良い子ぶって私のこと虐めてたことも無かったことのようにする。

岡崎　玲奈

でも、あの子が来たおかげで私は変わる。

主

ここが転校して来て…

灰色　ここ

岡崎さん！

灰色　ここ

今日！一緒に帰ろうよ！

岡崎　玲奈

いいよ…。

灰色　ここ

今日ね！朝起きたら虹があってさ綺麗だったんだよ！そう言えば岡崎さんってカラオケ好き？好きなら行こうよ！

岡崎　玲奈

歌は好きよ、でも聞く方がいいかな…。ここの歌聞いてみたい。

灰色　ここ

私の歌は有料だよ？……冗談だよ！特別に歌ってあげる！行こう！

岡崎　玲奈

この子と居ると凄く楽しくて嬉しくなる。あの虐められてた時代が無かったことのように、、、。

岡崎　玲奈

ここ大好き。

灰色　ここ

え？今、「大好き。」って言った？私に？キャー！私も！大大大好き！

岡崎　玲奈

心の声が！？違う違う！好きじゃないし、別に。ほら、カラオケ行くよ。

灰色　ここ

何照れちゃってんの！

灰色　ここ

もう一回言ってよ！岡崎さん！！

岡崎　玲奈

高校生活に入りあいつにも少しずつ強く言えるようになったし、大事な親友もできて良かった。

私の隣の席の子は、冷たいのか優しいのか分からない子。

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