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教室

瑠愛

(玲王はああやって言ってくれたけど……)

瑠愛

(皆んな協力してくれるのかな)

それはもう彼らを信じるしか無いのだが……

瑠愛

(教室居づらっ!)

今はもう予鈴も鳴っているので皆んな座っている

なのに、彼女からの視線が痛すぎる

元友達

……

瑠愛

……

瑠愛

(つらすぎやろ)

瑠愛

(なんでいじめられた後にこうも悩まないといけないんだ……?)

蜂楽廻

瑠愛っち?

瑠愛

はい!?

潔世一

なんかすげえ顔が強張ってたぞ

蜂楽廻

瑠愛っちらしくないよ!

瑠愛

ごめんごめん

瑠愛

ちょっと最近悩み事があってさ

蜂楽廻

何々?

潔世一

俺らで良ければ聞くぞ

瑠愛

神だね君たち

瑠愛

ちょっと声を大にはできないから耳を澄ましてくれ

潔世一

わかった

瑠愛

ちょっと最近ストーカー被害に苦しんでて……

蜂楽廻

瑠愛っちにストーカー!?

潔世一

警察に相談した方が……

蜂楽廻

いや!ここは俺たちでぶっ飛ばさないとっしょ!

瑠愛

待て待て待て待て!

瑠愛

この話にはちゃんと続きがあるのよ!

瑠愛

そのストーカー野郎はこのクラスに居るの!

潔世一

え、どいつだ!?

瑠愛

それが女子なのよ

瑠愛

私が元友達って呼んでる人

蜂楽廻

アイツか〜

潔世一

女子だったのか

瑠愛

私よく追いかけ回されてるじゃん?

蜂楽廻

あれ鬼ごっこじゃなかったんだね!

瑠愛

そりゃそうよ!鬼ごっこ嫌いだもん

潔世一

でも瑠愛とはもう絶交的なのしてなかったっけ

瑠愛

絶交っていうか、もうすごく仲良くなることはないっていうか

蜂楽廻

でも瑠愛っちのこと裏切ったのはアイツだよね?

瑠愛

うん……

私のことを、信用してくれなかったのは事実

しかも、私を悪役にでっち上げた人の一人だ

潔世一

じゃあ仲良くできそうにはないな

瑠愛

うん。気まず過ぎて泣く

瑠愛

だから玲王と凪に相談したのよ

瑠愛

そしたら誰かと常に一緒にいればいいんじゃないかって事になってさ

蜂楽廻

そしたら俺らと一緒にいれば安心でしょ!

瑠愛

言ってくれると思ったよ君は!

瑠愛

ほんと神だね

潔世一

うん、俺らにできることがあるなら協力する

瑠愛

マジで!?

瑠愛

もう二人共ありがとう!

元友達

……

瑠愛

うわ

蜂楽廻

瑠愛っちすげえ見られてない?

潔世一

どういう理由でストーカーしてんだろうな

瑠愛

わかんないけど……

瑠愛

ずっと監視されてるみたいでうっとおしいっていうか

瑠愛

でも追いかけ回されたり言い寄られるのが嫌なんだよね

潔世一

それは迷惑だよな

瑠愛

そうよ

瑠愛

でも教師巻き込んで大事にはしたくなくてさ

蜂楽廻

じゃあ休み時間とかは教室に居ないほうがいいって感じ?

瑠愛

そうかもしれん

潔世一

じゃああとは千切とか氷織あたりにも話しておくか

潔世一

あいつらなら協力してくれる

瑠愛

頼んでみようかな

瑠愛

それで解決できたらいいんだけど……

蜂楽廻

俺たちが傍にいても来るかもしれないってこと?

瑠愛

あくまで玲王の考えてくれた仮説だからね

瑠愛

色々試していくしか無いよ

瑠愛

だから二人は重く考えないでね

蜂楽廻

瑠愛っちこそね!

潔世一

俺らでどうにかしよう

やっぱり二人には話して正解だった

この作戦が上手く行ってくれれば、それでいい

一筋縄でいってくれ

瑠愛

(神様仏様、どうか私を開放してください)

この視線の重圧から、開放してください

こんにちは、主です

短編は初めてなので書きなれませんが

皆んながわちゃわちゃしてるのを書こうと奮闘してます

もしよければですが、リクエスト受け付けます

このキャラ出してほしいとか、こういう話書いてほしいとか

この作品のコメ欄ならどこでもいいので

思った時に書いてくれれば、それも書きたいと思います

では、こちらの番外編もよろしくお願いします

ブルロ小説短編集

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