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すたーとー!! 👏🏻

せーんぱい、ちょっと時間あります?

帰り道、スマホを片手に信号待ちをしていると一番会いたくないやつに声をかけられる。

俺、お前と話すこと何もねぇから。じゃあな

つれへんなぁ。そんなに俺と話すの怖いんすかぁ?

あぁ?

振り向けば茶化した言葉とは裏腹にその表情は怒りに満ちている。 チカチカと点滅する青信号、俺は込み上げる感情のままやつを睨みつけた。

お前さぁ────

先輩、蒼の体に大量についたキスマ知ってます?

はぁ?

ははッ、知ってるに決まってますよね?桃、お前がつけたんやからなぁ

低い声で核心を突いてくる橙。 先輩に向かって呼び捨てとかマジ生意気。

でも、今俺が考えてるのはそんな事でもどう返答するかという事でもなく、あいつにどう謝ろうかと言う事だった。

はぁ…だったらなんだよ。お前には関係ねぇだろ

関係ない?だったらこの前の挑発は何の為っすか?

わかってねぇからわざわざ忠告してやったんだろ?感謝しろよ

……要は全てお見通しってわけっすね。なら回りくどい言い方やめますわ

ハッキリ言うとくわ。俺、蒼が好きや。この気持ちは誰にも負けへん。

でもな、お前がチラチラと邪魔なんや。お前は一体蒼の何や?ふざけてあんなことしてるなら──

負けねぇ?は、ふざけんなよ。俺の方がお前の何億倍も蒼を愛してるわ。

この際だから言っとくけど、あいつは俺のもんだから。あいつの笑顔を独り占めできんのも、毎晩あいつを抱けんのも俺っ!!わかったらとっとと諦めろ

柄にもなくムキになってマウントをとる様は滑稽で、こんなとこ紫ーくんが見たらゲラゲラ腹抱えて笑うであろう。

しかし、橙には少し効いたようで天を仰いでため息をつく。

やっぱり……そうじゃないかて思うとったけど実際言われるとキッツイわぁ

早く諦めたって言えよ、面倒くせぇなぁ。

はぁ………そっか。なら俺の方がいいって言って貰えるよう頑張るしかないかぁ!

はぁ?おまっ、普通そこ諦めるだろ?!

なんで?諦めへんよ。そんな簡単に諦められるほど軽い気持ちで好きなわけちゃうし

はぁ?なんなんだよ、こいつぅーーー!?

これからはライバルとしてひとつよろしく頼みますね、せーんぱい♡

俺が唖然としていると、急ぐからと足早にその場を去っていく。

あ、実は今蒼俺ん家に居るんすよ。俺の気持ち、もう隠す必要ないっすよね?

すれ違いざまにそう言葉を残して──

橙くん遅いなぁ…

鍵を渡され家にお邪魔したのはいいが、人の家だとどうにもくつろげない。 ソファーに座ってスマホを弄るも時計ばかりが気になる。

ごめんな、遅くなって

新しくアップされた動画を何個か見終わったあたりで、やっと背後から声がした。

振り返るとすぐそこに橙くんの顔があって、声を出して驚く。

うわぁぁ!!ビックリしたぁ!!

はは、驚きすぎやろw

どこ行ってたの?結構待ったんだよ?

すまんすまん。お菓子買い忘れとって慌てて買うてきた

よく見たら両手には袋いっぱいのお菓子やアイス。 だったら僕も連れて行ってくれたらよかったのに…

じゃあ俺飲みもん用意してくるわ。適当に食べたいやつ開けといてなぁ

そう言ってキッチンへと消えていく。 再び一人残された僕はなんだか寂しい気持ちになってちょこちょこと橙くんのいるキッチンへと向かった。

キッチンでは紅茶のいい香りがしていて、深呼吸をすればモヤモヤしてる気持ちがすっと和らいだ。

んーいい匂い

なんや食いしん坊やなぁ。なら蒼、これ運んどいでくれへん?

うん、任せて

運んだ紅茶に続いて部屋にきた橙くんは例のチョコレートも持ってきてくれてて。

食べたいお菓子を食べたい分だけ、これから始まる僕たちの贅沢なお菓子パーティー。

ねぇ、これすっごく美味しいよ。橙くんも食べる?

指で摘んでほらほらとお菓子を見せる。

お、うまそ

…っ!!!

え、なに、今指ごと────

え……あ……//////

はは、照れて……ほんま可愛ええなぁ

突然の事で動揺を隠せない。 たまたま……だよね? 僕の指にたまたま口が…

でなきゃこんなの────

蒼………

えっ!?あ、ごめん…何?

口、チョコレート付いとるで

へ?

本当僕って何もわかってない────

…んんッ//////

友達だから安心なんて誰が決めた?

ん…はぁ、あお………好きや

鈍感すぎて嫌になる────

待っ!橙……くんっっ!!

本当に僕は大バカだ──────

♡↑150 👋🏻👋🏻

訳あり家族の日常覗きませんか?🙌🏻

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