TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シロとごまとモノクロの世界。

一覧ページ

「シロとごまとモノクロの世界。」のメインビジュアル

シロとごまとモノクロの世界。

1 - シロとごまとモノクロの世界。

♥

1

2019年08月06日

シェアするシェアする
報告する

シロ

クゥーン…。

ぼくはシロ。双子の弟。

ぼくは朝がすき。 だって朝は元気がでるじゃない?

あっ、みんなシェアハウスに集まってるかもしれない。

シロはいそいでシェアハウスへと向かいました。

シェアハウスにつくと、

ごま、と、モノクロがいました。

シロ

ごま!モノクロ!

ごま

シロか。おはよう。

モノクロ(ボス)

おはよう。

ごまは優しい声で挨拶しました。それに比べてモノクロは、キリッとした声をしていました。

シロ

おはよう!

挨拶が終わると、シロは自分の席につきました。

シロ

兄さん!モノクロ!

シロ

今日は何をするの!?

シロはわくわくしていて、声を張り上げた。

モノクロ(ボス)

まぁ落ち着けよ。

それを冷静に対処するモノクロ。

モノクロ(ボス)

今回はな、珍しい輝くビンを見つけたんだ。

ごま

えええ!?

シロ

ビン?

2匹は興味しんしん。

モノクロ(ボス)

ああ。とてもきれいなビンだ。あれがあれば、このシェアハウスももっときれいになるぞ。そうすれば、ここにくる楽しみがもっと増えるものだ。

ごま

なるほど。モノクロはそう考えてるんですね。

シロ

じゃ、早くそこに行こうよ!

モノクロ(ボス)

そうしよう。

3匹はボスのモノクロを先頭に、そのビンのある所へ向かいました。

シロ

本当にあるのかな~?

シロは不安になりました。

モノクロ(ボス)

大丈夫だ。それよりも、持っていくのが問題だな。

ごま

そんなに重たいんですか?

モノクロ(ボス)

多分な。あんなに大きかったんだ。重いとは思うぞ。

3匹は話ながら向かっていると、綺麗なビンのある所へつきました。

モノクロ(ボス)

ここだ!

モノクロは声を張り上げて、クゥーン!と鳴きました。

ごま

たしかに綺麗だ!

シロ

すごいね!これがあったらたしかに元気が出るよ!

3匹はそれを持ち上げようとしますが、手がビンと地面の間に挟まりそうでなかなか持ち上げられません。

モノクロ(ボス)

俺が体当たりをする。それで少し傾いたら、お前達はそこから持ち上げるんだ。

シロ

う、うん!

ごま

わかりました。

モノクロは姿勢を低くして、ビンに向かって体当たりをしようと走っていきます。すると、ビンに体が当たり、ビンはその威力でかたむきます。

モノクロ(ボス)

いまだっ!

モノクロは頭を痛めながら、2匹に合図をします。

シロ

うん!

ごま

はい!

すると、ビンはふわふわと揺れながら、少し浮きました。

その光景をみて、モノクロは飛び上がります。

モノクロ(ボス)

やったぁ!

ごま

なんとか持ち上げられましたね…!

シロ

は、はやく!モノクロ!

ですが、2匹では重たいようです。

モノクロ(ボス)

わかった!今持ち上げる!

モノクロが急いで2匹に協力し、持ち上げると、かなり重かったビンはかなり軽くなりました。

シロ

す、すごいや!

シロは大喜び。

モノクロ(ボス)

気を抜くんじゃない。

ごま

また落としてしまったら、モノクロがまた痛んでしまう。

シロ

じ、じゃ!早くいこう!

3匹は急いでシェアハウスへ向かいました。

ですが、天気がどんどん悪くなってきてしまいました。

シロ

あっ!天気が…!

シロは空を見上げます。

モノクロ(ボス)

…そうだな。はやく…いかないと…。

しばらく歩いていると、空からシズクがこぼれ落ちてきました。

シロ

雨だ!

シロ

雨!雨!!

シロは大喜び。

モノクロ(ボス)

うぅ………。

ですが、モノクロの体力と筋肉は、限界をむかえようとしていました。

モノクロ(ボス)

うわっ…。

その結果、モノクロは泥で足をくじいて転んでしまい、美しい毛が汚れてしまいました。

モノクロは2匹の分のビンの重さも背よっていたのです。それで、モノクロは疲れきってしまっていたのです。

シロ

モノクロ!

ごま

ボス!

2匹はモノクロを助けようと、ビンを放そうとしました。

モノクロ(ボス)

だめだ!放すんじゃない!

モノクロの力の入った声に、2匹は少し驚きました。

モノクロ(ボス)

俺のことはいい!けど、そのビンだけは放すんじゃない!

シロ

でも!モノクロが…!

ごま

足だって血がでてるじゃないか!

モノクロ(ボス)

いいんだ!

モノクロ(ボス)

いくんだ!

2匹は瞳に涙を浮かせました。

シロ

モノクロ…!ごめん!

ごま

ボス…!

嵐の雨の中、シロとごまの2匹は無事シェアハウスにつきました。

ついた頃には、もう天気は晴れていて、そこらには水たまりができていました。

ですが、運び終わった2匹は、泣きながらモノクロを助けに向かいました。

シロ

モノクロ……大丈夫かな…。

ごま

モノクロ…ボスは生きてる。僕達が信じないで、誰が信じるんだ。

シロは自分を責め続けました。けど、それをごまはなぐさめます。

そのやりとりを続けてると、奥から何かの影が見えてきました。

ですが、お日さまで眩しくて見えません。

シロ

だれ…?

シロ達はけいかいして、動きを止めます。すると、お日さまが少しずつ動いて、その影はなくなります。

すると、そこには、

あの時倒れてしまって動けなくなったはずのモノクロがこちらへ向かって歩いていました。

シロ

モノクロ!!!

ごま

ボス!!

2匹はモノクロに駆けより、ぎゅっと抱きしめてあげました。とても暖かかった。

シロ

モノクロ…!よかった!

ごま

無事でよかった!

モノクロ(ボス)

心配かけたな。けど俺は大丈夫だ。

モノクロ(ボス)

さ、帰るぞ。

泣いていた2匹はすぐに笑顔になり、モノクロ達とシェアハウスに帰りましたとさ。

おしまい。

この作品はいかがでしたか?

1

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚