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佐野が俺の方を見つめる.
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佐野は俺の身体に腕を滑らせて、 簡単にお姫様抱っこをする.
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彼の顔を下から見る俺.
あぁ、なんて整った顔なのだろう.
フワフワした髪で左目が覆われていて.
大きい目にはフサフサの睫毛.
鼻はスっと高く、唇はプルプル.
意識したこと無かったけど、こんなに 綺麗な唇がいつも重なっていたんだ.
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佐野は少し照れた様子で俺をベットに 下ろした.
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柔らかいベッドの上に思い切り 押し倒される.
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床ドン状態のまま沈黙が続く.
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俺はササッと服を脱ぎ全裸になった.
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佐野は無言のまま俺の身体を触る.
鎖骨からスーッと脇にいって、 脇腹のあたりを撫でる.
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墓穴を掘ってしまう俺.
更に佐野のスピードは上がる.
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佐野がクスクスと笑いながら服を脱いだ.
グチュ…
佐野が自分の指を舐め、 俺の中へ指を挿れた.
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2本の指が俺の中で暴れる.
グニュ…グチョ
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佐野の細くて長い指.
そんなに弄られたら出ちゃう.
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佐野は俺のち○こをまたしても ギュッと握り締めた.
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シコシコ…
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シコシコシコシコ
更に早めてくる.
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と言いながら、尚も続けてくる.
さっき優しくしてくれるって言ってたのに…
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俺はぐったりとする.
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ベシッ !!
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思い切り太腿を叩かれる.
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シコシコシコシコ
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ギュッ
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俺は反発するように脚で佐野を蹴飛ばした.
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思いのほか強く蹴ってしまった…
前髪のせいで見えないけど、佐野の口元 から見て完全に…
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俺は悪くない. だってこれは護衛だ.
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そう言うと佐野は立ち上がり部屋を 出ていった.
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ま、まずい…
佐野を怒らせてしまった. どんな仕打ちが来るか分からない.
飯抜きや風呂無しは当然. この部屋のベッドや机. 生活上必要最低限の物が失われる可能性 もある.
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でも俺はココを出ることが出来ない. 今までは佐野が定期的に来てくれていたから、何か必要なものも貰えてた.
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佐野を見た限り、 アイツは根に持つタイプだ.
それに監禁までする男だ. 何をしてくるかなんて全く分からない.
最悪、"殺される"かもしれない.
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俺は扉に耳を当てる.
固く閉ざされた扉. こんな事しても無意味だって 分かってるけど.
やっぱり何も聞こえてこない.
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アッチ側に居るかも分からない相手に 謝ってしまう俺.
こんな状況で俺は一体何が出来る ?
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扉の奥から聞こえてくる向井の声.
「お願いします」 「許してください」 「何でもするから…俺を独りにしないで」
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扉が軽く揺れる.
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扉越しに聞こえていた向井の声が静まる.
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「…」
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俺は咄嗟に階段をかけ上る.
あぁ、なんて弱虫な男なんだろう.
言葉が出ない.
いつだって逃げ出してしまう. 今だって.
「独りにしないで」
俺が1番言いたかった言葉.
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コメント
2件
ただの妄想だけど最初出てきた本は家族ものの本で佐野がこんな家族になりたいと思って買ったけど的な感じなのでは…… と思ったけどそんなことないよねたぶん!