この物語は前に投稿した『俺の/僕の好きな人』と繋がっています
そっちを先に見るとより楽しめるかもしれませんが、話の内容が前半は重複しているため、こっちだけ見ても大丈夫だと思います!
気になったら見てみてください!!
(こっちはあやと目線、あっちは真・蓮目線です!あの時あやとはどんな気持ちだったのか、など、こちらで分かるのでより楽しめると思います!)
それでは本編どうぞ!!
俺は新城あやと。高校2年生。俺は今、好きな人がいる。その人の名前は十六夜真。真は同級生で高校で知り合った人だ。
ー1年前
ふぅ…今日から高校生か…同じ中学のやつもいるけど、知らない人ばっかりだなぁ… クラスは1年3組…いいクラスだといいんだけど…とりあえす教室行くか。 ん~さすが男子校。The男って感じの雰囲気だなぁ…よし…となりの席の人に話しかけてみよ。
あやと
???
え、無視?嘘でしょ!?
あやと
???
あ、答えてくれた!いや、普通か
あやと
真
ん〜、なんか素っ気ないな〜、話続かねぇし…
真
てか顔綺麗じゃね?え、マジで、え?
真
やべっ!普通に眺めちゃってた
あやと
あやと
真
ふぅ…危ねぇ…でもマジで顔綺麗なんだよな〜…
ってかなんか心臓ドキドキしてきたし…なにこれ…
そんな疑問をもちながら、1日を過ごす。帰りの時間、俺は真と一緒に帰ろうと真を誘うことにした。
あやと
真
あやと
真
真
マジか…反対方向じゃん…
あやと
あやと
あやと
あやと
真
あやと
そして俺たちはその日から校門まで一緒に行くことになった。
そして一年後、俺たちは2年生になった。始業式の日に颯爽と家を出て、クラス替えの表をみる。
2年1組…名前ねぇ…次、2年2組…あ、真あった!俺は…あった!真と同じだ!よっしゃ!
内心1人で喜んでいると、真が後ろから現れる。
真
あやと
真
あやと
あやと
あやと
真
真
あやと
あやと
あやと
真
真
あやと
あやと
真
てか、性格直されたら困るし… 友達は俺だけでいいんだ、俺だけで…
そう思ってたのに、入学式で新入生を迎えて数日後、最近やたらと真にくっついてくる奴がいる。
真と同じ北寮でいつも一緒に登校している。今日も多分そうだから校門の前で待ってみることにした。2人のことが見えたら、偶然会ったかのように話しかける。
あやと
あやと
真
あやと
あやと
俺がそう言うと真は「うるさい」と言って先に行ってしまった。
そして、真を呼び止めようとする1年生を慌てて引き止める。
あやと
あやと
あやと
その言葉に1年生は不思議そうに尋ねる。
1年生
あやと
そう言うと、1年生は「あぁ…なるほど…」と言ってうつむく。
あやと
これで離れてくんね〜かな〜…
そう願ったけど、ダメだった。
1年生
1年生
1年生
そう言ってニコニコする一年生を見て俺は気づいてしまった。この子も真のことが好きなんだって、真のことを恋愛対象として見てるって。少し悲しい気持ちになる。
あやと
あやと
あやと
あやと
あやと
そう言って俺は、今の気持ちが悟られないようにその場を去ろうとする。
1年生
その質問に「ナイショ」とだけ言い残して逃げるようにその場を去った。
その日の昼のこと。俺はいつものように真を昼食に誘う。
あやと
あやと
そういう真は少し言いにくそうに口を開く。
真
真
真
あやと
あやと
真
少し恥ずかしそうにする真に俺は「いいよ」と言う。
真
真
真
あやと
なにそれ…そんな気遣い、今までしたことねーじゃん…
そんな気持ちを抑えながら、1年生を迎えに行く。
その子のクラスに着くと、しんとその子は楽しそうに話し始める。
なんかすげー楽しそうだし…
てかタメ口じゃん!!
何これ…めっちゃ仲良いし…
そんなことを思っていると、真は「いくぞ」と言って歩き出してしまう。その後を慌てて追いかけた。
食堂に着くと、真は水の入ったコップをもって席に着く。
そしてそのコップを1年生に渡す。
俺にはついできてくれたことないのに…
あやと
あやと
少し思いきって言ってみる。
真
あやと
あやと
そう言われて俺は渋々水をつぎにいく。
なんだよ、そんなに優しくしちゃってさ…真らしくないよ…
そしてその後、ご飯を食べてる時、1年生の子が俺に話しかけてきた。
1年生
1年生
蓮…か…ふ〜ん…
あやと
あやと
そんな決まり文句を言ってニコッと笑う。
蓮くん
あやと
1年生
あやと
そして俺は蓮くんを見て微笑む。
ちょっとカマかけてみるか…
あやと
あやと
あやと
俺がそう言うと、真は咳き込む。
真
真
真
あやと
あやと
あやと
あやと
真
真
真
真
真
そう言って真は誤魔化すようにごはんを食べる。
そんな真を見て蓮くんが笑う。
また変な気遣いして…あーあ、楽しそう…
あやと
本当は口に出すつもりはなかったけど、無意識に口に出ていた。
真
そう言ってまたご飯を食べ進める。その後、俺たちはご飯を食べ終え、教室に戻った。
そしてその後の授業中、俺は昼のことを思い出す。
もしかして…真、蓮くんのこと好きなのかな…なんかモヤモヤする…もういっその事聞いちゃえ!!よし、帰りに聞こう…
そして帰りの時間、HRが終わって一気に緊張に包まれる。
ふぅ…大丈夫…大丈夫…
俺ならできる…よしっ!
ドキドキする気持ちを抑え、真に話しかけようと教室を見回した。
しかし、もう教室に真はいなかった。
えっ?もう帰ったの?
俺は真の隣の席の奴に話しかける。
あやと
クラスメイト
クラスメイト
あやと
まじか…メールで聞いても誤魔化されるだろうしな…明日聞くか…
そしてその日、俺は真に何も聞かないまま一日を終えた。
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