コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そして次の日、真が教室に入ってくると、いつものように駆け寄る。
あやと
真
そう言って自分の席に座る真の机の前に立ち、静かに深呼吸する。
あやと
真
あやと
あー、くそっ、口が動かねぇ…
真
あーもう!ここまで来ちゃったんだから聞くしかないんだよ!よし!頑張れ、俺っ!!
そして俺は思い切って口を開く。
あやと
あやと
その質問に、真は慌てた様子で返事をする。
真
真
真
真
あやと
真
真
真
すっげぇ露骨、うん、すっげー否定してるけど逆に怪しいわ
あやと
真
真
その質問に俺は正直に答える。
あやと
あやと
真
あやと
あやと
俺はそう言いながら無理やり微笑む。そして、自分の席に戻った。
はぁ…聞かなきゃ良かったかなぁ…?
でも聞かないままモヤモヤしてても嫌だったし…
でもなぁ〜…あぁ、くそっ
その後の授業は全く集中できなかった。
そして昼になり、昼食を食べていると、真がだるそうに口を開く。
真
真
そう言って真が目の前からどけた昼食を蓮くんが受け取る。
蓮くん
真
蓮くん
蓮くん
えっ…いや…
真の食べかけだけど…
俺もなんか食欲ねぇし…
これ以上食べれない…
あやと
あやと
蓮くん
蓮くん
蓮くん
真
蓮くん
蓮くん
そう言って蓮くんはおかずをとって真の口にはしを近づける。
まじか…目の前でイチャつきやがって…
蓮くん
真
そう言って蓮くんから視線を外す真の耳は少し赤くなっていた。
真って照れたら耳赤くなるんだ…可愛い…
えっ?てか…
あやと
そう無意識に言っていた。
真
あやと
そう言い、ご飯を食べて誤魔化した。
ちょっとだけヤキモチ焼いたの口に出てたかもしれないけど、あんま気にしてなかった。
そしてその後、食堂を出て、蓮くんと別れてから真に言う。
あやと
あやと
そう提案したのには、理由があった。
俺は真が好きだ。でも、真は蓮くんが好き。
そして蓮くんはきっと、いや、かなりの確率で真が好きだ。
だったらいっその事、ふたりが付き合っちゃえばいい。
そしたらきっと俺は、真のこと潔く諦められるって、そう思ったから。
もういっそのことこの2人を応援しようって、そう決めた。
真
真
真
そう言って戸惑う真に俺ははっきりという。
あやと
真
あやと
あやと
あやと
あやと
あやと
あやと
真
真
あやと
言えるわけねーよ。″俺も蓮くんと同じだから″なんて、言えるわけねぇだろ…
あやと
あやと
あやと
あやと
あやと
真
真
あやと
そう言って、真の肩をトントンと叩いた。
そして翌日、真が学校に来てから蓮くんを誘えたか確認する。
でも、誘えてないみたいだから、昼食の時に言えなかったら俺が助けるってことにした。
そしてその昼食をむかえた。
真は一生懸命話を切り出そうとしているけど、どうやら口が動かない様子だ。
もう…しょうがないな…
そして俺は蓮くんを呼ぶ。
蓮くん
あやと
あやと
真
あやと
そう言って真の方を叩いた。
蓮くんは不思議そうに真を見る。
蓮くん
真
そこからしばらく沈黙が続いていたが、いきなり真はコップの水を飲み干し、口を開く。
真
おぉ…言った…何故か敬語だけど…
蓮くん
やっぱそこ気になるよね
真
真
真
真
真
蓮くん
蓮くん
真
そう言って真は去ってく。
あやと
そう言って俺も蓮くんに「じゃあね〜」と言い残し、真の分のお皿も返却棚に置き、慌てて真を追いかける。
あやと
真
あやと
真
そして放課後、ついに告白の時間に近づいてきた。
真は教室を歩き回りながら告白の練習をしている。
むっちゃ緊張してんだな…きっと
そして時間を見ると4時23分。あと7分だ。
俺は真の緊張を和らげようと、話しかける
あやと
真
真
あやと
真
そう言ったけど、なんか嫌な予感がした
今すぐ教室を出た方がいいんじゃないかって、何となく、そう思っていた
時間が近づく度になんか不安になってきてた。
これでいいんだ…
これで真が幸せになれば…
そしたらきっと…
真のこと諦められるから
そう考えていた。
いや、正直に言えばそう思い込ませていた。
真が傷つくようなことはしないように、自分の悪い考えを必死に抑えていた。
なのに、急に真に話しかけたい衝動に駆られる。
ダメだ…
今話しかけたらダメだ
そしたらきっと…
きっと俺は…
真が傷つくようなことをする
そう分かっていたのに、今すぐ教室を出ようって思ってたのに、体より先に口が動いてしまった。
あやと
真
そして俺は真の目の前に行く。
あやと
真
あやと
あやと
真
真
真
あやと
真
あやと
真
あやと
真
真
あやと
ダメだ…
あやと
あやと
これ以上のことを言ったら…
絶対ダメ…
そう思っても無駄だった。
あやと
真
あやと
そう言って近づくと、真は後ずさる。
そのまま真は後ろの壁にぶつかった。
真
真
そう言う真の手を壁に押し付ける。
真
真
あーあ…可愛いな…
その怯えた顔も…
もうダメだ、俺、もう無理だ
あやと
そしてそのまま、俺は真にキスをしていた。
真
真は必死に抵抗していたが、俺も力いっぱい心の体を押さえた。
そのうち真の目からは涙が出ていたが、俺はやめなかった。
そしてしばらくしたら、教室の扉が開く音がした。
蓮くん
蓮くんだ。蓮くんが来た。
俺はそのまま真にキスをする。
蓮くん
そのまま蓮くんは走ってその場を去る。
俺がふとキスをやめて蓮くんが去った方を見ると同時に、真に押される。
そして真は蓮くんを追いかけていった。
あやと
ただ1人、教室に残された俺はその場に座り込む。
…俺…ほんと最低だ…
俺はその場に座り込んだまま泣いた。
あんなことしといて泣く資格なんてないけど、でも泣いてしまった。
たくさんたくさん泣いた。
しばらく泣いた後、俺は泣きながら寮に帰った。