初恋の人

秋になって文化祭の季節

学校中では文化祭の話で大盛り上がりとなっている。

昼休み

きゃぁぁぁぁ

ガラッ

バレた、けど

寝たフリを続ける

教室はクラスの人以外入ったらいけないルール。

学年すら違うジョシュア先輩は勿論入れない。

…はず。

ドンホが言い終わる前に

急に視界がジョシュア先輩の方になってて

そのまま持ち上げられてしまった。

その一言だけ言って、ジョシュア先輩は私を持ち上げたまま教室を出た。

そう言って連れて来られたのは

屋上だった。

屋上に着くとやっとおろしてくれて

なんで連れてこられたのか分かんなかった。

何言ってるんだろう

そうやってまたいつもの笑顔を見せてくれる

ホントはまわりたいけどな

そう言って距離を詰めてくるホシ

まさかホシが来て肩組まれると思わなかったから顔が熱い。

なんか無駄に男前だし。

え、なんか空気悪い…？

そう言って手を引いてくれるホシ

反対側の手首をジョシュア先輩から掴まれる

なんかホシが可哀想に思えてきた

ホシが屋上から出た途端に気まづくなった。

ジョシュア先輩は明らかに何か言いたそうだったけど

何も無いって言うからあえて聞かなかった。