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私の名前は真奈

私には、好きな人がいる

真奈

ねぇ澪…!今日一緒に帰ろうよ…?

あっ真奈ちゃん…!

その好きな人とは今話している 澪のことです。

昔からの幼馴染ということで 仲が良い。

私は少しおっちょこちょいで 可愛い澪のことが大好きなのです。

関係が崩れるのが怖くて 気持ちを伝えたことはありませんが…

真奈

今日行きたいところあって──

ごめん真奈ちゃん、ちょっと用事があるから…また明日!

私が言い終わる前に澪は急いで帰ってしまった。

そんな生活が続いたある日

クラスメイト

そうえば今日って花火大会じゃない?!

真奈

(花火…大会?……)

真奈

ねぇ澪!

うわっ…え?真奈ちゃんどうしたの?

真奈

あのさ、花火大会?ってのが今日あるみたいなんだけど

え、あ、ああ~!…そういえばそうだったね!!笑

真奈

その、花火って……澪は見たことあるんだよね?

うん、毎年見てるよ、夏はよく線香花火もするけどね

真奈

そうなんだ…

真奈

私さ、花火って1度も見たことなくてさ…1度でいいから生で見てみたいんだよね

真奈

それが今の私の夢なんだ…笑

そういえばそうだったね……

じゃあさ、今日、観に行こうよ!

ちょうど8時から9時までやってる近場の花火スポットあるんだ

真奈

ごめん、その時間丁度、お稽古で…

じゃあ、僕主催の花火大会があるから、いつもの公園にきて…?

真奈

うん、わかった、10時からなら行けるかも

じゃあいつもの公園で集合ね…!

私がいつもの公園(澪と私の思い出の公園)へ着くと。

真奈

澪…花火って…何も無いけど…

うん、だから

線香花火

真奈

え……っ

真奈

…これって…!

澪が指を指したところには 水バケツとたくさんの 線香花火のセットが置いてあった

真奈

(澪の家庭上……こんなに買えるはずがない…)

澪の家は貧乏で、毎日母親は男を取っかえ引っ変えして遊び呆けてる人だった。

真奈

まさか、澪…

真奈

最近すぐ帰ってたのは……っ

サプライズしようと思って、ね…!

真奈と母さんに黙ってアルバイトしてたんだ

母さんに見られたらきっと無駄遣いだって捨てられるからね…

今日も母さん、朝まで帰らないらしいからさ。

真奈

(そんな、ズルいよ……サプライズなんて)

しょぼい…って思うかもだけど、一緒に花火やらない──

言い終わる前に私は彼を抱きしめて 泣きながら必死に伝えた。

真奈

澪…!ありがとう……っ!!

私は澪の優しさと 花火を澪とできることに感動し嬉し泣きしていた。

澪は優しく、私の涙を手で拭き取ると

真奈ちゃんに泣き顔なんて似合わないよ!笑

真奈

澪……っ

あ…!僕が泣かせたなら、ごめんね……?

真奈

違うよ、澪のせいじゃないよ笑

真奈

(まったく心配性なんだから…ほんと、子犬みたい)

真奈

ふふ…っ

じゃあ、早速…花火やろっか!

真奈

うん……!

バチバチと鳴り響く小さな花火

小さくても綺麗だよね、花火って

真奈

……うん、だね

せっかく 毎日頑張って 貯金して

わざわざ私のために用意してくれた。

生まれて初めてみた花火──

なのに……

花火の灯りが澪の顔に反射して。

その横顔ばかり見てしまい、 その横顔が、恋しくて…

胸がドキドキしちゃって、こんなに近くにいるのに。

聞こえてたらどうしよう。

真奈ちゃん?もう、花火落ちてるけど…

水バケツ入れないと危ないよ……?

真奈

……え、あ、ごっごめん…

真奈

綺麗で見とれちゃって…笑

ごめんなさい

真奈

あ、あのさ、澪…?

もう

真奈

急だけど、今好きな人いる?

目の前にいる、よ?

真奈

(なんでこういうことサラッと言えちゃうのよ…いつも弱気のくせに…)

真奈

真奈

(でも……っ)

真奈

私も今、目の前にいる…

……!!

真奈

真奈

ねえ澪、私…澪のこと…っ

やだ、僕から言わせて?

花火のことなんて忘れちゃうぐらい…

僕と付き合ってくれませんか……?

あなたのことしか

考えられない

真奈

はい、喜んで……

花火が落ち。

暗闇で私たちは、花火よりも熱い キスを交わし──

ひと夏の、忘れられない 思い出が出来た──

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