TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

君と犬と恋の神様

一覧ページ

「君と犬と恋の神様」のメインビジュアル

君と犬と恋の神様

7 - 第6話 集中できない日

♥

35

2025年03月16日

シェアするシェアする
報告する

大空ここな

(ハッ、、、!)

何かを察し 後ろを振り返る

花園日向

──ねぇここな

大空ここな

な、、なに、、?

花園日向

何で、ここなが
ほかの男子と話してるの?!

大空ここな

突然のヤンデレ
発言!?

花園日向

しかも、あのイケメン男子
「風真柳」と!!!

大空ここな

い、イケメン男子って、、
ただのクラスメイト、、

ここなは驚きつつも 日向の表情をうかがった。

頬がわずかに膨らんでいて どこか拗ねたような表情をしている。

花園日向

だってだって
ここなが話す男子って
言ったら──

日向の視線が横へ向く。

花園日向

先生かこのバカ以外
いなかったじゃない!!

北田颯馬

そうだそうだ!!

北田颯馬

いつ、俺以外のイケメンと
知り合ってんだよ!!

大空ここな

(あ、バカは認めるんだ───)

大空ここな

いや、こっちにも
色々事情があって、、

大空ここな

(ん?そういえば
昨日から何か忘れてるような──)

先生

おーい!
いつまで喋ってるんだ

花園日向

あっ、ヤバっ

先生

チャイムはとっくに鳴ってるぞ
もっと回りみないか

花園日向

、、はーい

北田颯馬

〜♪

日向はしぶしぶ返事をし 颯馬は口笛を吹きながら 席へと戻る

先生

──まったく

大空ここな

(──やっぱこうなる)

先生

んじゃ、出席とるぞ〜

朝の会が始まったものの ここなの頭は上の空だった。

担任の先生

相澤──
安藤──
飯島──
五十嵐──

大空ここな

んー、、

大空ここな

(なんだろう、この頭の中で
引っかかってるモヤモヤ、、)

何か大事なことを忘れている気がする——そんな漠然とした不安が ここなを苛んでいた。

先生

小川──

先生が名簿を読み上げる声が 遠くに聞こえる。

先生

大空──

大空ここな

(ここまで出かかって
んだけどなぁ〜、、!!)

先生

大空

大空ここな

、、、っ!!

神様?

担任の先生

、、大空ここ──

大空ここな

あぁぁぁぁぁ!!!

教室内が静まり返る。

一瞬の沈黙の後、クラスメイトたちの 視線が一斉にここなへと集まる。

花園日向

こ、ここな、、?

風真柳

、、、?

大空ここな

──あっ

状況を理解したのか 徐々に顔が赤くなっていく

担任の先生

──大空

大空ここな

は、はいっ!!

担任の先生

──後で職員室な
覚えておけよ、、、

大空ここな

は、はぁ〜い💧‬

ここなは肩を落としながら 小さくため息をついた。

大空ここな

(なんで、こんな時に
思い出しちゃうの〜、、)

風真柳

、、、、、、

大空ここな

し、失礼しました、、

ここなは職員室の扉を静かに閉め 廊下に出ると大きく息を吐いた

大空ここな

(まさか、放課後30分間
みっちりお説教をくらうなんて)

先生の厳しい声が まだ耳に残っている。

途中で何度も 「ちゃんと聞いてますか?」と 念を押されるたびに 曖昧に頷くことしかできなかった

大空ここな

(──神様の事考えてたら
授業中もしっかり出来なかったし)

大空ここな

(これも全て神様のせい──)

大空ここな

(しっかり、お礼参りに、、
行かないとね♪💢)

校門をくぐろうとした その時、ふと足を止めた。

大空ここな

あっ、、、

校門の前に 誰かが立っている。

ここなは目を凝らす。 長身で、制服のシャツを 少し乱して着ている男子生徒だ

風真柳

大空ここな

(風真さん、、、
誰かと待ち合わせしてしてるのかな)

ほんの一瞬 そう思ったが──

風真柳

、、っ

柳がこちらを見た気がして ここなは反射的に視線をそらした

大空ここな

(ヤバっ、目合った?)

風真柳

──大空さん

大空ここな

えっ、わ、私?

思わず指を自分に 向けてしまう。

柳は小さく頷き 口を開く

風真柳

良かったら
一緒に帰らない?

風が吹き、夕暮れの光が 二人を包んでいた。

君と犬と恋の神様

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

35

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚