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ボスキと主様

第14話 - 第14話心霊騒動～洋館での秘密の情事～中⑥

131

2024年09月11日

#悪魔執事と黒い猫

#ボスキ・アリーナス

aimer(エメ)

ハウレスを送り出したあと、3人と幽霊は

謎の人

無事ゲームはスタートしました。

アモン

そうっすか。でも、心配っすね。

謎の人

大丈夫大丈夫!!命に関わるようなゲームじゃないから!むしろ…生きてる男の子は楽しめるゲームなんじゃないかな？///

フェネス

それってやっぱり…////

ボスキ

ハウレスと〇〇がやるとかありえねぇだろ。

謎の人

気になるなら幽霊式モニターで見れるけど…。見たくないなら見ない方が。

と幽霊がいいかけると

アモン

みたいっす!!////

フェネス

う…うん///俺も…〇〇さんのこと心配だし…////

ボスキ

ちっ、早くそれをいいやがれ!

謎の人

ひぃ～、ごめんなさい!

見えない不安より見える安堵を求めた3人は幽霊が出してきたモニターを見る。

フェネス

主様とハウレスだ。良かった。無事会えたんだね。

謎の人

だから、危険なゲームじゃないって。

アモン

でも、これ、どうやって映ってるんすか？

幽霊になれたのかアモンは普通に幽霊と話す。

謎の人

幽霊の目と耳で通したものをそのままモニターに映しているだけだよ。

フェネス

つまり、映写機みたいなものって考えたらいいのかな？

謎の人

そうそう。

謎の人

でも、ボスキさんだっけ？さっきから無言でモニター凝視してるけど…大丈夫？

ボスキ

ちっ、うるせぇ。黙ってろ。

謎の人

ひっ、ごめんなさい!

アモン

あぁ、ハウレスさんと〇〇さんとだからボスキさん機嫌悪いんすよ。構わない方がいいっす。

謎の人

う、うん。そうするよ。

フェネス

それにしても、すごいね。声まで聞こえるなんて。

アモン

確かにっす。幽霊いたら1儲け出来そうっすよね。

と悪い笑みを浮かべるアモンに

謎の人

だっダメだよ!今回は特別だから!自分からお願いした手前これくらいしなきゃ。死んでる以上報酬なんて渡せないし。出来る報酬がこれだけだっただけで。

アモン

ちぇっ。仕方ないっすね。まぁ、でも、こうやって無事な姿みながら待てるなら悪くない報酬っすね。

フェネス

そうだね。

ボスキ

あぁ。

そう、話映像を見続ける3人とは別にハウレスと主は次の部屋に来ていた。

ハウレス

なんだか、先程の部屋よりメルヘンな感じの部屋ですね。

主

そうだね。

ヒラリ

主

あっ。

ハウレス

お題のようですね。俺が読みます。

【まず、第1のお題クリアおめでとう。次のお題は、恋人へ手料理をご馳走する。だ。健闘を祈る。】

主

手料理？

ハウレス

そのようですね…。

主

なら、せっかく、私、エプロンしてるし、私が作るよ。

と笑う主に

ハウレス

そんな!主様にその様なこと？!

主

いいの。ハウレスはここに座ってて。

と椅子を引き微笑む主にハウレスは

ハウレス

しかし？！

主

料理は苦手でしょ？なら、素直に私に作らせてよね。

ハウレス

…はい。わかりました。

そう観念したように座るハウレスに主はその部屋にある冷蔵庫から食材を取り出しキッチンで調理する。その姿をみながら

ハウレス

(主様は家庭的なんだな…将来、俺と一緒に住んでもこうやって作ってくれるだろうか…って俺はまた何を考えて////)

1人顔を赤くするハウレスを主は調理に集中しており、知らない。

一方、残っている3人は幽霊とモニターを見ながら語っていた。

アモン

〇〇さんに料理してもらうとか羨ましいっすね。

フェネス

まぁ、ハウレスの料理は独特だから。いい判断だったと思うよ？

ボスキ

家庭的な女ってやっぱいいよな。

コクコク

と頷くみんなに

謎の人

だよね!!だよね!!好きな人に手料理を作ってもらうって!!男のロマンだよね～。

と興奮気味な幽霊。

ボスキ

あぁ。悪くねぇ。

フェネス

うん。なんか、将来俺にもこうしてもらえるのかな？って考えたら///

アモン

いいっすよねぇ。絶対〇〇さんの手料理とか美味いに決まってるっす。あぁ。俺も作ってもらいたいっす。〇〇さんの手料理食いたいっす！

謎の人

確か、ここの1階の冷蔵庫にも色々入ってたような…。後で頼んでみたらどうですか？彼氏であるみなさんからの頼みなら聞いてもらえるんじゃないですか？

と提案する幽霊に

アモン

ナイスっす!

フェネス

でも、ハウレスに言われちゃいそうだよね。

ボスキ

言われたら、言い返してやればいい。俺たちはそいつのおかげで今、こうやってハウレスが〇〇に料理を作ってもらってる事実を知ってるんだからな。

フェネス

確かにそうだね。

アモン

そうっすよ。後で頼んでみましょうっす。

みんなの意見が合致した瞬間だった。

一方、主は料理を完成させハウレスの前に出す。

ハウレス

こ、これは////

主

オムライスだよ。ハウレス、魚嫌いでしょ？だから、冷蔵庫にある材料でハウレスが食べれて短時間で作れるのはこれかなって。私を探してお腹すいちゃってたでしょ？どうぞ。召し上がれ。

ハウレス

あっ、ありがとうございます////

ハウレス

(主様の手料理////しかも、俺の苦手なものを知っているから、俺が食べれるものを考えてくれて////こんな…幸せでいいのか？///)

主

ハウレス？

ハウレス

はっはい////主様!

主

オムライスにね。ケチャップかけるの忘れてたから、ちょっとまって。

そういい、ハウレスの横にたつと少し前かがみになりオムライスにハートを書く主。

ハウレス

(主様///近い///それに花のようないい香りがする////それにオムライスにハートだなんてこんなの本当に恋人みたいじゃないか////)

主

はい。出来たよ。今度こそ召し上がれ。

ハウレス

はい////主様、いただきます////

パクッ

主

どう？

ハウレス

ものすごく美味しいです////

主

そう。良かった。

と笑う主。そして、ハウレスが食べ終わる頃。

ハウレス

ごちそうさまでした。すごく、美味しかったです。俺なんかのために作っていただきありがとうございました。洗い物は俺がしますので!

主

大丈夫だよ。料理は片付けまでが料理だから、ゆっくりしていて。

と笑いかける主に

ハウレス

主様…。俺、主様が…〇〇さんが好きです。

主

/////

ハウレス

本気で好きです。

主

うっうん////ありがとう////

そう照れる主に

ハウレス

はっ、すっすみません////

ハウレス

(俺は何を言ってるんだ？！////主様が困ってしまわれるだろうが!バカか俺は!///)

そんな雰囲気の中

ガチャリ

主

あっ、扉開いたみたいだね///早く洗っちゃうね////

ハウレス

はっはい///扉が閉まらないよう、俺が見張っときますから////ごゆっくりどうぞ///

主

うっ、うん////

ボスキ

ハウレスのやつ!

フェネス

まぁまぁ。ボスキだって、ハウレスの気持ちは知ってたでしょ？

ボスキ

だが!ちっ。まぁ、いい。

アモン

にしても、オムライスにハートとかって〇〇さんは本当に可愛っすね。

フェネス

うっうん////

謎の人

なら、後で作って貰う料理をオムライスにしてもらったら？

アモン

いいっすね。

フェネス

そうだね。俺もハート書いてもらえるかな?////

ボスキ

絶対に書かせる!

次の部屋へ来た主とハウレス。

主

ここは…。

ハウレス

教会でしょうか？でも、こんな場所に教会なんて、なにか宗教的なもので表に出来ない何かを祀っていたんでしょうか？

ヒラリ

主

また、お題みたい。

ハウレス

俺が読みます。

【第2のお題クリアおめでとう。次は、真実の愛をここで示せ。だ。】

主

真実の…////

ハウレス

愛…////

ボスキ

おい!

謎の人

そ、そんな怒るくらいなら見なきゃいいじゃないか？！

ボスキ

ちっ。怒ってねぇよ。

謎の人

怒ってるじゃないか？！

ボスキ

うるせぇ!!

謎の人

ひ～!ごめんなさい!

アモン

ボスキさん。この人に当たるのはやめてくださいよ。

フェネス

そうだよ。別に今の所、〇〇さんが傷つくようなお題ってわけじゃないんだから。

ボスキ

ちっ。わかってるよ。けど、なんか悔しいじゃねぇか。

フェネス

まぁ。

アモン

それは、そうっすけど。

謎の人

ごめんなさい。でも、これは自分が生前してもらいたかった、してあげたかったことでもあるんだ…。あと少しだけ付き合ってよ…。もちろん、本気で彼女が泣くほど嫌がるようなお題になっちゃった時にはすぐ止めるからさ。一目惚れとはいえ、彼女を好いているのは自分も同じなんだ。彼女が傷つくようなことはしないさ。

アモン

………。

フェネス

………。

ボスキ

あぁ。わかった。だが、〇〇を傷つけたらおまえが幽霊であっても関係ねぇ。たたっ斬るからな。

謎の人

わかったよ。それは覚悟の上さ。

あんなにボスキに怯えていた幽霊とは思えないほどハッキリいう幽霊。どうやら、幽霊も生前強く印象に残っていたこと以外忘れていたが、みなと関わり、自分が何者なのか思い出し始めていた。

ハウレス

あっ、主様///

主

はっはい////

2人は緊張で固まってしまう。

ハウレス

(俺の方が男なんだから、主様に告白するのが普通だろ？///俺、頑張って言え!さっきは、サラッと言えたじゃないか？！////はやく///はやく言わないと///)

主

(すごい///ハウレス顔真っ赤////って私もか///いや、なんかこんな神聖な場所で真実の愛を示せだなんて…///結婚の誓いみたいじゃない///)

ハウレス

…………/////

主

…………/////

主

ハウレス///

ハウレス

はい!///

主

私ね…今日、色々あったけど、生きていて良かったって思ったんだ。

ハウレス

主様？

主

私、今日、ボスキともう、恋人でいれないって思ったら怖かった…。
でも、ハウレスは言ってくれたよね？
ボスキの気持ちも考えるべきじゃなかったのか？私がボスキを本当に好いているなら身の振り方を考えるべきじゃなかったのかって。

ハウレス

はい。言いました。

主

それ聞いて。本当にそう思った。私のせいでみんなを苦しめちゃってごめんって。
でも、ボスキはそんな優柔不断な私で最低な私でも受け入れてくれた。
嬉しかった。あぁ。この人の隣に私はまだいてもいいんだって。

ハウレス

主様…。

主

ハウレスは、いつだって正しいことを示してくれる。主である私にもきちんと。

ハウレス

それは、俺の性分なのですみません。主様には不愉快に思われることもあるかもしれませんが、それが俺なんです。

主

うん。私はそんなハウレスが好きだよ。

ハウレス

あっ、主様？////

主

うん。私はみんなが好き。幸せそうなみんなを見ているのが私の幸せでもあるから。

ハウレス

主様……。俺も主様が〇〇さんが好きです!一生かけてお守りしたいお方です!
〇〇さんは、悪魔化した俺を救ってくれました。俺はあの日死ぬはずだったのに。〇〇さんのおかげで、もう一度、あの頃の笑顔で幸せそうな妹に会うことが叶いました。あの日から、俺はそれより以前より〇〇さんへの気持ちが強くなりました。

主

ハウレス…////

ハウレス

好きです。〇〇さん。
執事である俺が、こんなことを言うのは許されることでないとはわかっていますが。
〇〇さんがよければ、俺とも付き合ってくださいませんか？

とハウレスは、主の前に立ち右手を主に伸ばし

ハウレス

もし、良いのであれば、この手をとってください。ダメなら俺に背を向けてください。フラれてまともな状態でいれるほど、俺の心は強くありませんから。

主

ハウレス…。

ボスキ

ハウレスのやつ……本気だな…。

フェネス

そうだね。

アモン

でも、ハウレスらしい告白の仕方っすね。

フィンレイに似ている幽霊

そのようだね。

アモン

？！

フェネス

？！

ボスキ

？！

フィンレイに似ている幽霊

どうしたのかね？そんなに驚いて。悪魔執事たちよ。

フェネス

フィ…フィンレイ様？！

アモン

なっなっ何でこちらにいらっしゃるんすか？！

ボスキ

フィンレイ様が来られるなんて、俺たち一言も耳に入って来ていないですが、どういう風の吹き回しですか？

フィンレイに似ている幽霊

？誰と勘違いしているのかわからないが、私は先程の幽霊だが。

アモン

？！

フェネス

？！

ボスキ

？！

アモン

ほっ本当っすか？

フィンレイに似ている幽霊

あぁ。疑うのであれば、私に触れることを許可しよう。

フェネス

なっなんか…フィンレイ様を目の前にしているみたいな威圧感が…

ボスキ

あぁ。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。私はかの地をすべる貴族の当主であったからな。威圧感があるのはそのせいであろう。だが、死んでしまえば貴族も何も無い。気にせず今まで通り接するがいい。私が許そう。

アモン

なんか、性格まで似てそうっすね。

フェネス

うん。さっきまで気軽に話してた感じじゃないっていうか。

ボスキ

なら、普通に話す。
なんで、今になってその姿で出てきたんだ？

誰もが疑問に思ったことをぶつけるボスキに

フィンレイに似ている幽霊

うむ。私は長らく幽霊でいるうちに、生前の強い思い以外の記憶を失い、自分自身を忘れ、この姿が保てなくなったのだろう。故に、あやふやな形は光となり、あの様な姿でお前たち悪魔執事の前へと現れたと私は考えている。そして、お前たちと関わったことで、私の中の記憶が蘇りこの姿に戻ることが出来たのだろう。これが正解かどうかは定かではないが。

フェネス

そ、そうだったんですね。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。

アモン

でも、なんか本当に気まずくなってきたっす。

フィンレイに似ている幽霊

安心するがよい。口調は違えど、私は私だ。男が考えることなど、さして変わりはしない。

ボスキ

そうかよ。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。

フェネス

やっぱり、そういう行為とかに興味が？////

アモン

ちょっフェネスさん？！////

フィンレイに似ている幽霊

うむ。私も生前は男故、興味くらいはあった。

ボスキ

くらいはってことは…。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。そういうことをいたす前に亡くなっている。

フェネス

そんな。それじゃ、本当に何も知らないまま…。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。確か…25だか26だか…忘れてしまったがそのくらいで亡くなったと認識している。

アモン

女性の温かみも優しさも柔らかさも色っぽい姿も知らずにって…そんなのあんまりっす。聞いていいかわからないっすけど、どうやって亡くなられたんすか？

フィンレイに似ている幽霊

………あまり、記憶に無いが、確か誰かに…刺されたような………あれは……!!

何かを思い出したようにハッとし、激しく動揺する幽霊。

フェネス

どうしたんですか？！

ボスキ

おい!大丈夫か？！

アモン

すみませんっす!もう、思い出さなくていいっす。

フィンレイに似ている幽霊

いや…驚かせてすまない。
なぜ、私がここに留まっているのか思い出しただけだ。私は…なぜ、あの人に殺されたのか真実が知りたくてここに留まったのだ。

アモン

いったい誰にっすか？

フィンレイに似ている幽霊

私がこの世でもっとも愛した人だ…。気持ちを伝えることも触れることも結局、最後まで叶わなかった人だが…。なぜ、あの人がその道を選んでしまったのか、真実が知りたかった。

ボスキ

………。

フェネス

名前がわかれば、今からでも真実を…。

フィンレイに似ている幽霊

いや、もう、良いのだ。あれからかなりの時がたっている。あの人ももうこの世にはいないだろう…。今更知ったところであの人を救うことも叶うまい。

アモン

本当に愛していたんすね。その人に殺されたっていうっすのに、責めるどころか救いたいだなんて…

フィンレイに似ている幽霊

あぁ。愛していた。例え、この命がつきようと守りたい。そう、思ったのは後にも先にもあの人だけだった。

ボスキ

俺も〇〇をそんな風な気持ちで、愛しているからわかるぜ。あんたの気持ちが。

フェネス

俺も多分、〇〇さんに殺されたとしてもきっと恨むことは無いよ。真実は知りたいって思うかもしれないけど、俺が居なくなった後で苦しまないように幸せに生きれるようにって願うと思う。

アモン

俺も同じっす。俺を殺すことで〇〇さんが幸せになれるっていうなら、この命、いつでも捧げるつもりっすよ。

フィンレイに似ている幽霊

お前たち…。良い人に巡り会えたのだな。私も次に生まれ変われるのなら、もう一度あの人に出会い、今度こそ、思いを告げ添い遂げたいものだ。

アモン

そうなれるといいっすね。

フェネス

うん。俺たちも祈ってますよ。

ボスキ

あぁ。願いが強ければきっと叶うだろうよ。俺がそうだからな。

フィンレイに似ている幽霊

あぁ。ありがとう。

手を差し伸べるハウレスに主は

主

ハウレス…///

ハウレス

…………。

その手をとる。

ハウレス

〇〇さん。

主

ハウレス///

ハウレス

必ずお守りします。俺の命に変えても。

主

私もハウレスのこと守るよ。

ハウレス

〇〇さん…。

主

私にできることは、少ないかもしれないけど、ハウレスが笑えるように。幸せでいれるように傍にいるから。

ハウレス

ありがとうございます。俺は幸せものです。〇〇さんに好いてもらえて////

そう、誓いの言葉のように述べあい微笑み見つめ合う2人の元にヒラリとまた1枚の紙が落ちてくる。

ハウレス

こっ、これは？！/////

主

ハウレス？

と主もハウレスの手元を見て赤面する。

主

//////

【誓のキスをされるがよい。】

ハウレス

あっ、主様/////あの、よろしいですか？その主様の////唇に触れても？////

と赤面し動揺するハウレスに

主

ハウレスが嫌じゃないのなら////

ハウレス

嫌なわけありません!
ただ、本当に良いのかと…。

主

不安？

ハウレス

はい。

ボスキ

なんか、気に入らねぇ。

フィンレイに似ている幽霊

なら、見なければ良かろう。

ボスキ

ちっ。

フィンレイに似ている幽霊

全くよくわからん男だ。

アモン

なんか、さっきのやりとりに威厳が加わるとこうも対等な会話になるんっすね。

フェネス

そ、そうだね。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。そろそろ決心がついたようだな。

フェネス

/////

ボスキ

人の見るってのはこんな感じなんだな。

アモン

そうっすよ////ボスキさんはもう少し場所をわきまえて欲しいっす///

主

不安に思わないで。私はちゃんと、ハウレスを好きだよ///

ハウレス

〇〇さん……。
では、本当によろしいのですね？////

主

…うん////

ハウレス

では、目を瞑ってください///

主

うん////

そうして、目を瞑ると

ちゅっ

温かなハウレスの唇が主に触れる。

主

んっ...///

ハウレス

/////

そして、誓のキスのお題が果たされるころ

ガチャリ

扉が開かれる。

ハウレス

開いたみたいですね////

主

……うん////

そういい、主は自分の唇に指を当て幸せそうに微笑む。

ハウレス

あっ、主様？////

主

名前で呼んで欲しいな////

ハウレス

//////

ハウレス

〇〇さん////

主

うん。

そう笑うと部屋を出る2人。

ボスキ

いつまで、こんな茶番続ける気だ？

フィンレイに似ている幽霊

次で最後さ。私には叶わなかったことを彼らがいたすのをこの目で見たら、当初の約束通り私は成仏しよう。

フェネス

いたすってまさか？！/////

フィンレイに似ている幽霊

男ならわかるであろう？それともここからは、お前たちが別の部屋でそれぞれ鑑賞されるか？

アモン

モニターを分けることができるんっすか？

フィンレイに似ている幽霊

造作もないことだ。

そういうと、それぞれの執事の前にモニターが現れる。

ボスキ

？！

フェネス

こんなことできるなんて。

アモン

でも、なんで別々だなんて。

フィンレイに似ている幽霊

私も生前、貴族の当主といえど男だった故な。人がいたすのをみたら、お前たち勃つのではないのか？なにとは言わないがな。そんな中、周りに人がいれば抜きたくても抜けぬであろう。ならば、はじめから別の部屋にお互いがいれば気兼ねなく、抜けるのでは無いのか？

ボスキ

すげぇ気の回し方だな。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。そうであろう。

フェネス

う…うん///

アモン

じゃぁ、こっからは、別の部屋に行くっすか？

フィンレイに似ている幽霊

うむ。すでに部屋は準備しておる。一室ずつ間を空けて隣部屋としている故、すぐ合流しなければならないときも合流できよう。

そういうと一室ずつ分空けた隣部屋の扉が開く。

ギィー

アモン

うわっす！

フィンレイに似ている幽霊

今更、驚くでない。

アモン

普通に話せるから忘れていたっす。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。怖がらずとも良い。私は幽霊だが、アモンお前が思うような怪物などではない。安心して部屋に入るがよい。

アモン

あ、ありがとうございますっす。

フィンレイに似ている幽霊

うむ。

フィンレイに似ている幽霊

他の者もそれぞれの部屋で楽しむが良い。私は、ここにいる故、必要な時は声をかけよ。

フェネス

わかりました////

ボスキ

あぁ。

こうして、それぞれが別の部屋へ入っていく。この後、みんなどうなる？次回へ続く

ボスキと主様

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