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アイビーの部屋、彼女の部屋をノックし、誰かが入ってくる。

ジェーン=ドゥ

ママ‥‥

アイビー

ん?どうした?

ジェーン=ドゥ

突然来ちゃってごめんなさい。
何だか寝れなくて‥‥

ジェーンはそわそわしてしまい、寝れなくなっている様子。

ジェーン=ドゥ

何だかこの戦いももうすぐ最後なのかな?って思う一方でママが何処か遠くへ言ってしまいそうな気がして‥‥

アイビー

W.D.S.Cが本格的に動き出していることを考えれば、最後に近づいているのは間違いないだろう。

アイビー

ジェーン、大丈夫だ。
私はここにいる。

ジェーン=ドゥ

折角ママから貰った今の私、ママがいなくなったらまた弱虫な私に成り下がってしまいそうで。

悲しそうなジェーンを見て、アイビーは優しく微笑み抱きしめる。

アイビー

ジェーン、君は十分強い。
今の君でいられるのは、君自身のその精神力によるものだ。
心配はいらない。
休める時はしっかり休息をとり、楽しいと思えることには全力で楽しむといい。

アイビー

そして、甘えたい時は甘えるといい。
私は君の母親になれているかはわからないが、私は常に君のそばにいる。

ジェーン=ドゥ

ママ‥‥

少しだけ笑顔を取り戻すジェーン。

ジェーン=ドゥ

ママ、今からママに包まれたい。
駄目?

アイビー

ふっ、あぁ。
私はいつでも歓迎するよ。

ジェーンはアイビーに抱きついた。

アイビーとジェーンはお互いを求めるように素肌で抱き合っている。

ジェーン=ドゥ

ママ、私の身体熱くない?

アイビー

私にとってはなんの問題もない。
寧ろ君の体温は気持ちがいい。

ジェーン=ドゥ

そっか‥‥
ママの身体、温かくて優しくて気持ちいい。

二人は身体を寄せ合い、口づけを交わす。

ジェーン=ドゥ

私、ママとずっとこうしたかった。
大好きなママだもん。

アイビー

君も甘えん坊だな。
だが、私はそんな甘えん坊の君が大好きで凄く嬉しいよ。

二人の指が絡み合い、触れ合う身体も火照り始める。

ジェーン=ドゥ

ママ、凄く‥気持ちいい。

アイビー

ジェーン、私も気持ちがいい。

ジェーン=ドゥ

ママ‥‥

アイビー

ジェーン‥‥

熱い二人は素肌を寄せ合い、熱いキスを交わした。

ユナとカオリの部屋 何やら布団がモゾモゾと動いている。

ユナ

カオリ‥

カオリ

ユナ‥

今や恋人同士の関係の二人は互いに求めあっていた。

ユナ

カオリとずっとこうしていたい‥‥

カオリ

あたしもユナとこうしていたい。

ユナ

カオリの身体温かいんだもん。

カオリ

ユナも凄く温かくて‥‥気持ちいい。

素肌を寄せ合いキスを交わす。

ユナ

愛してる‥‥カオリ。

カオリ

あたしもユナのこと愛してる。

二人の熱い夜はまだまだ続く様子。

翌朝の甲板にて

アイビー

彼女が大々的に狙われているのは昨日の件でわかったことと思う。

ハジャー

どうする?

ユナ

今この瞬間も隙を狙っている可能性もあるわよね。

アイビー

あぁ、匿うにしてもだな‥‥

世界規律安定機構が何の目的でハウを狙っているのかは未知数である。 いかにして彼女を狙われないようにするかが課題となる。

ジェーン=ドゥ

ハウ、貴方は怖くないの?

ハウ

ううん‥‥怖い。

ジェーン=ドゥ

やっぱそうよね。

すると高速でこちらに接近する者が現れる。 人型の何かが棒状の物に跨がって。飛行している。

ジム

何かが飛んで近づいてくるよ。

その謎の人型の何かが船の上に降り立つ。

ハジャー

新たなアンドロイドか?

アイビー

W.D.S.Cの新たな差し金だな?

魔女の人造人間

ん〜、半分正解で半分不正解。

ハジャー

どういうことだ?

魔女の人造人間

私がW.D.S.Cに仕えているのは正解。
でも、アンドロイドっていうのは不正解ね。
私は元々は普通の人間よ。

アイビー

説明してもらおう。

魔女の人造人間

私はこの身をW.D.S.Cに捧げて、新たなる強力な力を授かった所謂人造人間ってところかしらね。
私にとってW.D.S.Cは神様のようなもの。W.D.S.Cの命令なら何でも従うわ。

アイビー

で、W.D.S.Cの命令っていうのは?

魔女の人造人間

その娘を連れ去ることよ。
いただくわ。

ジェーン=ドゥ

させないわ!

ジェーンが臨戦態勢に入った瞬間。 魔女の人造人間は一瞬のうちにハウのもとへと移動していた。

カオリ

は、速い‥‥

魔女の人造人間

あら残念。
この娘はこれで持ち帰りね。

ハウ

や、やめて‥‥助けて。

アイビー

ハウ!!

魔女の人造人間はハウを抱きかかえて箒に跨り、逃げようとする。

魔女の人造人間

ま、残念だけどここで貴方たちとは戦わないでおくわ。
でも、せめてもの置土産だけはしておいてあげる。

魔女の人造人間は魔方陣を描くと雹のような氷の塊が一行の頭上に降り注ぐ。

魔女の人造人間

じゃ、これで‥‥

ハジャー

待ちやがれ!

魔女の人造人間はハウを連れ去って遠くへと飛んでいってしまった。

アイビー

クソ‥‥

ユナ

どうすんの?
W.D.S.C、間違いなくあの娘を悪用するはずよ。

アイビー

最早迷っている場合ではない。
我々はこのままW.D.S.Cの本部に乗り込む。
異論はないな?

アイビーは本格的に世界規律安定機構の本部乗り込みを決行しようとしている。

ユナ

文句はないわ。

カオリ

いよいよ来たわね。

ハジャー

ずっとこの日を待っていた。

ジム

ボクは準備できてるよ。

ジェーン=ドゥ

異論なんてないわ。

アイビー

君たちも大丈夫だな?

レッド・バッカニア配下

イエス!キャプテン・アイビー!!

一同は賛同する。

アイビー

決まりだ。
我々は今よりW.D.S.C、世界規律安定機構の本部に直接乗り込みに行く!
総員、配置に着くように!

レッド・バッカニアは速度をあげて世界規律安定機構の本部に向けて出向しだした。

アイビー

ハウ、どうか無事でいてくれ‥‥

世界規律安定機構本部にて

魔女の人造人間

事務総長、いえ
メロコ様、目標を連れてまいりました。

石割 メロコ

ご苦労様でした。

ハウ

やっ!離して!

石割 メロコ

それはできません。
貴方は私たちとこれから共にいることになるのです。

魔女の人造人間

メロコ様、私はこれで。

石割 メロコ

えぇ、持ち場に戻ってください。

魔女の人造人間は退室する。

秘書と思しき人物

事務総長、本部目掛けて未確認の艦艇がこちらに向かってきております。

石割 メロコ

やはり来ましたか。
流石は重要賞金首の海賊です。

秘書と思しき人物

どうしますか?

石割 メロコ

こちらに向かってくる艦艇を迎え撃ってください。

秘書と思しき人物

承知いたしました。

石割 メロコは秘書にアイビー達を迎え撃つよう指示を出した。

石割 メロコ

今更もう遅いというのに。
この少女が私のもとに来た以上、私の勝利は確実です。

アイビー達は世界規律安定機構の本部に着陸する。 すると、アイビー達を待っていたかのように様々な敵勢力が攻撃態勢に入っていた。

アイビー

想定済みということか。

ヒポグリフが船内に侵入する。

カオリ

また化物だわ。

ハジャー

ヒポグリフは俺がやる。

ハジャー

お前の頭を10秒以内に吹き飛ばしてやろう。

2体の天使型アンドロイドも現れる。

ジム

あれ、この間倒さなかったっけ?

ユナ

どうせ量産されてるんでしょ?

ユナ

いいわ、二人まとめてあたしがやるわ。

カオリ

だめよ。それで貴方が傷付いたらあたしが悲しむじゃない。
あたしも共闘するわ。

ユナ

もう、カオリったら。
いいわ。終わったら昨夜の続きをしましょ。

カオリ

当たり前じゃない。
行くわよ!

アイビー

RB-001、君も前線に加わってくれないか。

RB-001

命令を受諾。

ハジャー

キャプテン、ここは俺たちに任せろ。

アイビー

わかった。死ぬなよ。

ハジャー、ユナ、カオリは外の敵の殲滅を引き受け、アイビー達は本部に向かう。

世界規律安定機構本部内。

アイビー

静かだ‥‥

ジェーン=ドゥ

他に敵はいないのかしら?

以前アイビーに首をはねられたタイプの天使型アンドロイドが再び現れる。

アイビー

あの時のと同型のアンドロイドか。

ジム

ボクがやるよ。
お母さん達は先に行って!

ジムが応戦する。

アイビー

すまない。ここは任せる。
生きて戻れ。

ジム

うん、お母さんたちも必ず生きて戻ってきてね。

ジムと甲冑を被った天使型アンドロイドとの戦闘が始まった。 その隙にアイビー達は奥へ進んでいく。

謎の空間にたどり着く。

アイビー

何だここは‥‥

RB-001

キャプテン・アイビー、目標はこの先にある。

アイビー

そうか‥‥ハウ‥‥
無事でいてくれ。

魔女の人造人間

あら、ここまで来たのね。

アイビー

やはりか‥‥
何処かで待ち受けているだろうとは思っていたが。

魔女の人造人間

あ〜名前言ってなかったわね。
私、ファフールっていうの。
覚えておいてね。

ファフール

残念だけど、メロコ様には指一本触れさせないわ。

アイビー

メロコ‥‥奴が事務総長というわけか。

RB-001

キャプテン・アイビー、私が奴を引き付ける。
その間に目標へ。

アイビー

RB-001、いいのか?

RB-001

心配無用。
ここは私に任せて欲しい。

RB-001が自らファフールとの対決を引き受ける。

ファフール

アンドロイド風情に私の相手が務まると?

ファフール

いいわぁ、ガラクタの貴方の相手になってあげるわ。

RB-001

覚悟をしろ。

RB-001とファフールの対決が始まる。 その間にアイビーとジェーンは石割 メロコの元へと走っていく。

事務総長の間。

石割 メロコ

やはり来ましたね。

ハウ

お、お姉ちゃん‥‥

アイビー

ハウ!

ハウは六芒星が描かれ壁に貼り付けられている。

ジェーン=ドゥ

その娘を離しなさい!

石割 メロコ

できません。

石割 メロコ

そんなことよりも貴方が持っているそのデジタルキーをこちらに渡してください。

アイビー

無理だな。コイツは抑止力の手掛かりとなる物だ。
抑止力を私たちが収めるまで渡すわけにはいかない。

すると石割 メロコは首を傾げだす。

石割 メロコ

貴方は‥‥何か勘違いしていませんか?

アイビー

勘違い?

石割 メロコ

すぐそこにあるではありませんか。

石割 メロコ

その抑止力が。

アイビー

何を‥‥まさか‥‥

アイビーはハウに目を向ける。

アイビー

まさか、抑止力というのは‥‥

石割 メロコ

貴方がハウと呼ぶその少女こそが抑止力そのものです。

「HAU(ハウ)」とは本来、我々の計画であるプロジェクトSOL882のテスト段階にて付けられた仮の開発コード、HAU882から来たもの。

石割 メロコ

ですが、HAUではあまり覚えにくい上にあまり意味があるようには聞こえないということで最終的にSOLという名称に落ち着いたのです。

石割 メロコ

SOL、つまりは太陽。
この少女は私たちが作り上げたもう一つの太陽なのです。

ジェーン=ドゥ

人間が太陽を創造するなんて‥‥

石割 メロコ

ですが、一つだけ大きなミスを犯しました。
とある市街の地下実験場で事故を起こして行方を眩ませた彼女はそれから雲隠れをしてしまい、見つけ出すことが出来ずにいました。
最初は手荒な真似をせずに各場所を探し求めましたが、とある老夫婦が彼女を保護していると知ってこちらも下手に出て譲渡するようお願いをしたのですが‥‥

アイビー

断ったから市街もろとも焼き払ったと?

石割 メロコ

大筋はそういうことです。
厳密にはその老夫婦を近隣住民も庇いだしたので強引に出たということになります。

ジェーン=ドゥ

へぇ、その少女一人の為だけに多くの犠牲を払うと‥‥

石割 メロコ

当たり前です。
"私"の指示に従わない者が全てにおいて悪であり、世界の均衡を乱す紛い物なのです。

アイビー

W.D.S.Cはお前の為だけのものとでもいいたいのか?

石割 メロコ

だとしたら何か問題でもあるのですか?

石割 メロコ

私が事務総長に立った今、W.D.S.Cは私の物であり、私こそが秩序なのです。

ジェーン=ドゥ

狂ってる‥‥

石割 メロコ

もう遊びは終わりです。
鍵はいただきます。

石割 メロコな人差し指をアイビーに向けると独りでにデジタルキーが石割 メロコの元へと向かっていく。

アイビー

くそ、そのキーを返せ‥‥!

石割 メロコ

貴方はこの娘の首元にある錠前に違和感を覚えませんでしたか?

アイビー

何だと?

石割 メロコ

その様子じゃあ気にもしてなかったようですね。
まぁいいでしょう。
この鍵とこの娘の錠前の本当の意味を教えてあげます。

石割 メロコはデジタルキーをハウの首元の錠前に差し込む。

ハウ

うっ‥‥うぅ‥‥

途端に苦しみだすハウ。 そして、身体が徐々に半透明となり、煙のような状態に姿を変える。

ジェーン=ドゥ

どういうことなのよ‥‥これ

アイビー

ハウ!

石割 メロコ

さぁ、私に力を授けなさい!
SOL882!!

煙が石割 メロコを包み込み、太陽の如く強い光が室内を大きく照らし出す。

アイビー

な、何が起こったんだ‥‥?

光が徐々に収縮していくと、石割 メロコの影が見えだす。 しかし、石割 メロコの姿が本来のある程度歳がいった姿からかなりかけ離れたものに変わり果てていた。

ジェーン=ドゥ

マ、ママと同じ顔‥‥

アイビー

お前‥‥こ、これは‥・

ハウを吸収した石割 メロコは急激に若返り、一部機械装甲の様な物を身体に身に着けていた。 そして、若返った石割 メロコは髪色こそ違うものの、顔付きはアイビーと瓜二つであった。

石割 メロコ

SOL882は私と同化した。最早私に敵はいない。
今や私が抑止力を超越した存在。
そう、私が秩序であり世界ということ!
この私こそ地球という惑星そのもの!

石割 メロコは自らを地球そのものと豪語する。

石割 メロコ

貴方も相手をしなさい。

秘書と思しき人物

かしこまりました。

秘書と思しき男が鉄針を持って近づいてくる。

ジェーン=ドゥ

ママ、そいつは私がやるわ!
ママはアイツを!

アイビー

わかった。任せる。

ジェーンが秘書を迎え撃ち、アイビーはメロコとの一騎討ちに出る。 抑止力を吸収してしまったメロコとの最終決戦の火蓋が切って落とされた。

Buccaneer Hearts ⸺バッカニア ハーツ⸺

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