BONNDO

と言いながら jくんが俺を指さした

何故かﾁﾂﾞﾙは泣いていた

ｸﾞｽｯ いたｯ痛い…(泣)

俺はその状況を 1ミリたりとも理解していなかった

ｸﾞｽｯ rくんが…私の腕を切ったのよ…(泣)

この瞬間 俺の居場所は 一気に消えた

さっきまであんなに楽しく話してたのに

唯一の居場所だったのに

一人の人間のせいで こんなにも変わるなんて

この話は 一気に全体に広がった

クラスのグループLINEにも

なんなら 母親にまで

家に帰るとすぐに 母親がやってきた

あんたｯ 何してんのよｯ！

今日はいつもより 酷かった

殴られたり 蹴られたりもした

気づいたら俺は倒れていて 夜が明けていた

昨日のことを思い出して 俺の気分は下がった

そして少し震えている

この状況で学校に行くのは 少し、いや

凄く気まずい

でも、行かなきゃまたお母さんに 殴られちゃう

ｽﾀｽﾀ

案の定 廊下はざわざわしていた

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ﾊﾞｼｬｰﾝ

ｸｽｸｽ

俺は泣きそうになるのを我慢して 自分の席に座った

周りからは 俺の悪口のようなものが聞こえる

とばっちりにも程がある

そういえばcちゃんは別のクラスだったので、このことは知らない

実はcちゃんとは 赤ちゃんの時からの幼馴染

だからcちゃんが俺がやったって思ったら きっと俺はショックを受ける

でももう 誰も信じてくれるはずない

やはり 予想は的中していた

cちゃんも…