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『自分とは』
名前 スマイル
生誕日 ✴✴年5月16日
年齢 14
出身地 不明
性別 男
性格 不明
好きな〇〇 不明
嫌いな〇〇 不明
1人称 俺
2人称 お前、きみ
3人称 彼女、彼
得意な〇〇 不明
苦手な〇〇 不明
その他 不明
現状 不明
今の気持ち 外??世界に????たい
籠少年
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目を覚ましても今は朝かどうかは分からない
当然だ。日の光なんて四六時中見えやしない
常に壁で覆われているこの場所には太陽が見えない
ここにあるシャンデリアと蝋燭だけが唯一の光
、、言わなくても人工的な光だけどな
ここは、どこかの地下室
いつからか分からないが俺は長年ここに閉じ込められている
誰がどういう目的で閉じ込められているかは知らない
ヒントになるような鍵が一つも見つからないからだ
この地下室にあるものは
椅子、机、ベット、文房具など生活に必要なもの。時計は何故かない
あとは大量の本棚にある数え切れないほどの本
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本のおかげであまり暇はしないから常に読んでいる
それに様々な種類本が揃っているため読み書きや礼儀作法などの教育系もあるため、一応人として成り立っているだろう
キィィバタンッ)
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やっと今の時間が分かった
今は大体昼
何故なら、朝昼夜になるといつの間にか料理が用意されているからだ
そしてメニューからしてなんとなく時間帯が分かる
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本は様々ある
そのおかげで知識は沢山得られる
だが本が多い故のデメリットはある
それは、作者たちの『意見の違い』だ
『これは正しい』と記載されてるものもあれば『これは悪い』と記載されてるものもある
だからどちらが『正解』なのか分からない
、、俺だって『こう思う』というやつはちゃんとある
だけど作者たちは『その考えは捨てろ』とか『その考えを大切に』とか記載されている
だから結局、俺の考えはいったい何なんだという結論に至ってしまう
、、周りの意見に振り回されがちだと思うだろ?
そんなの、、自覚してる
だが俺の周りには人がいない。唯一、本にいる作者の意見だけが俺以外の者
昔から人がいないなら、頼るのは本しかないんだ
、、いや、昔から人がいないわけではないかもしれない
何故なら
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ここ以外の景色を見たことを微かに覚えているから
といってもいつの日なのかは分からない
??)_____ね
??)ほ___に_______ん_
??)どうか_____て_____ル
??)ほん__に____めん__ス_イル
??)ごめんっ、、本当に、、、ごめんね、、、、
??)お母さんのせいで、、スマイルまで巻き込んじゃって、、っ、、、、
??)どうか、、素敵な人に出会ってね
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俺の『お母さん』という人が俺に対して泣いてた
覚えているのはそれだけ
何故泣いてたのか未だに知らない
ただ、あの人は沢山謝ってた
ずっと『ごめんね』と言いながら
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でも、そんなことを知ったって何も変わるわけがない
時間も分からないこの空間にずっと閉じ込められながら生涯を終える
俺の人生は絶対そんなものだ
だから、別に知らなくてもいい
知ってもこの現実を変えられるわけがないから
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、、ペラペラページを捲っても捲っても興味をそそるような部分が見つからない
、、、
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ガチャンっ)
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俺は音が鳴った方に視線を向けた
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今、俺はかなり驚愕している
、、何故なら
視線の先に『黒い空間』が出来ているからだ
多分あれは隠し扉みたいなやつなんだろう
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何故急に現れたのかは知らないが
これは好機。今すぐに出よう
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あの扉をくぐり抜けば俺は外の世界に出会う
そんなの絶好のチャンスしかない
だけど
正直、怖い。今まで籠の中に閉じこもっていた奴が急に外の世界に出るとか危ない予感しかしない
、、外の世界気になるがそれと同時に怖さも生まれる
だがここで踏みとどまったら、、、、また籠の世界へ戻ってしまう
、、どうしよう、、、、ここで俺はどれを選択すればいいんだ?
、、何も聞こえない。聞こえるとしたら俺の声ぐらい
ああそっか、俺は『独り』だった
まともな指導者がいない今、決めるのは俺。俺しかいない
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『信じるのは己ひとり。』
『周りの意見など目を向けるな』
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籠の中から、、、
『飛び立ってやる』
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神 す ぎ る …