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コメント
4件
太宰さぁぁぁぁぁぁぁぁぁんイケメンなんだよお前っ!!!もう泣いてる中也が可愛すぎるぅぅぅぅもうね、太宰さんブラコn(((殴🤛あ、中也のこといじめたやつらはぼくがフルボッコにしとくんで
治兄ちゃんイケメンすぎません??え、??中也可愛すぎるし中也いじめたヤツ私が代わりにシバいて来るぜ!太中の邪魔はさせん!
太宰
中也
(まだ少し涙の跡が残るけど、声は落ち着いてきている)
太宰
中也
(素直に頷き、少しだけ肩の力が抜けた)
太宰
(ソファに座る中也の隣に、ふわっと寄り添う)
中也
(まだ小さく鼻をすすりながらも、少し笑顔が見える)
太宰
中也
(小さく微笑んで、リラックスした雰囲気になる)
太宰
中也
(肩を太宰に預け、やっと少しだけ安心した表情)
ーそれから1週間後ー
太宰に守られ、家でゆっくり休んで、泣いて、甘えて、少しずつ呼吸が戻ってきた中也。
朝の光の中、制服に袖を通しながら——
中也
その言葉は、小さいけど確かな決意だった。
太宰はリビングでパンをかじりながら顔を上げる。
太宰
中也
太宰はふわっと微笑む。
中也の肩に手を置き、軽く押す。
太宰
中也
照れくさそうに視線を逸らす。
太宰
中也
太宰
中也
(でも、言葉とは裏腹に少し頬が緩んでいる)
太宰は真面目な声に変え、中也の肩をぎゅ、と掴む。
太宰
中也
太宰
太宰の目が少し鋭くなる。
太宰
中也
太宰
玄関に向かう中也の背中は、
一週間前よりずっとまっすぐで、少しだけ強い。
太宰はその背中を、誇らしげに、優しく見つめていた。
テクテク…
靴の音だけが妙に大きく響く。
中也
(目線を上げられない。胸の奥がぎゅっと痛む)
中也
廊下の両端で、クラスメイト達がこちらを見ては——
コソコソ…
クスクス…
わざと聞こえるような声で何かを囁く。
「戻ってきた」 「また泣くんじゃね?」 「兄貴が人気者だからって勘違いしてんじゃね?」
そんな声が切れ切れに耳に刺さる。
中也
(手のひらが汗ばむ。呼吸が浅くなる)
一歩進むたび、背中に視線が突き刺さってくる。
中也
中也
太宰の"大丈夫"という声が一瞬だけ脳裏に浮かぶ。
中也
それでも、クスクスという笑い声が耳にまとわりつく中——
ガタッ!
突然、中也の前に何かがぶつかってきた。
男子A
わざとらしい笑い。
中也
男子A
どっと周りがクスクス笑う。
中也の拳が小さく震える。
言い返したい。
殴りたい。
逃げたい。
中也
男子A
中也
心に刺さる言葉。
ずっと抱えてた不安を、まるごと抉るように。
男子B
わざと笑いながら言う。
周りもクスクス、コソコソ。
中也
“太宰治は完璧で、みんなに好かれてて、人気者で…”
そんな兄の隣に立つ自分は——
中也
中也
心が沈み切りそうになる。
だけど。
中也
思い出す。
泣いていた自分を抱きしめてくれた声。
"弱くていいよ"って言ってくれた声。
中也
男子A
男子B
中也の胸が、しゅう、と萎む。
(……足、引っ張ってる……?俺が……?治の……)
その瞬間——
パシィッ!!
男子Aの腕が、横から“掴まれた”。
???
静かな、低い声。
しかし刺すように冷たい。
男子A
その横顔は——
太宰治。
いつもニコニコしているその兄が。
今は、ひどく冷たい目をしていた。
太宰
男子AB
太宰は笑っていない。
むしろ、優しさが一切ない声だった。
太宰
中也
太宰は男子Aの手を離し、中也の前にすっと立つ。
まるで“壁”のように。
太宰
その言葉に、周りの空気が一気に凍る。
男子A
男子B
中也
胸がきゅっと熱くなって、涙が滲む。
太宰は一歩だけ中也の方へ振り返る。
その顔は優しくて、あの日泣いた中也を抱いたときのまま。
太宰
中也
太宰
再び男子たちへ向き直り、声のトーンが一瞬で低くなる。
太宰
太宰
声のトーンはいつもより低くて落ち着いていて、**“兄として守る”**感じが滲み出てる。
中也はきゅっと唇を噛んで、視線をそらしながら小さく頷く。
中也
太宰はそのまま中也の腕を軽く引き、廊下の喧騒から少し遠い階段裏へ連れていく。
周りの視線も、さっきの男子たちの声も、全部遮断されていく。
階段裏に着くと、太宰は中也の頭をひょいっと撫でた。
太宰
中也
でも声は少し震えてる。
太宰
やさしく呼ぶと、中也の肩が少しだけ揺れた。
太宰
中也
太宰
ずばっと言い切る。
中也が目を丸くする。
太宰
中也
中也の目にまた涙が浮かぶ。
太宰はそんな中也を抱き寄せて、ぽん、ぽんと背中を叩いた。
⸻
太宰
中也
太宰