先生の説明で既に荷物は各部屋に運ばれているとの事だったので、教室から出てそのまま真っ直ぐ寮に向かう。 意外と綺麗な建物に安心しつつ、鍵に書いてある部屋番号を探す。
大森
ガチャッ
鍵を開けて中に入る。
大森
部屋に入ると直ぐに違和感に気付く。
親からは自室として与えられるのは6畳一間の部屋だと聞いていたし、学園のパンフレットにもそう書いたあった。 なのに、ドアを開けて直ぐ目に入って来たのは、リビングだった。
大森
ずっと入り口に立っている訳にもいかないので、恐る恐る中に入る。
10畳くらいのリビングに小さめのキッチンとドアが4つ。
とりあえずひとつずつドアを開けていく。
最初に開けたところはお風呂、次にトイレ。
残る扉は2つ。 隣同士に位置している。
大森
恐る恐る、まずは右側のドアを開ける。
大森
開けたドアの先には、パンフレットで見た6畳の部屋があったが、運ばれている荷物が見覚えないものだった。
今日は何回絶望すればいいのかと思いつつ、今度は左のドアを開けると、そこには見覚えのある荷物が置かれていた。
大森
こんな事に?
半ばパニック状態で居ると、入り口が開く音がした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!