みゆう
おはよう、
朝
『おはよう』から始まる何気ない日々。
みゆう
いただきます。
『いただきます』で始まる朝ご飯の時間。
いたって普通の朝ご飯
サラダに白米
麦茶に味噌汁
こうやって静かに食べると食べ物のありがたみを感じる。
みゆう
ごちそうさまでした。
みゆう
学校に行かなきゃ、
普通に顔洗って
普通に歯を磨いて
普通に制服に着替えて
普通に学校の準備して
普通に家を出て学校へ行く。
みゆう
行ってきます。
ガチャッ
トコトコトコトコ…
普通に歩く
ただひたすらに
何気ない登校道。
『非日常的な事が起こらないかな』
なんて事を想像しながらも
結局何も無く学校へ着く
みゆう
おはようございます。
生徒1
先生ー!おはよー!
先生
はい、おはようございます。
先生
目上の人には敬語を使うように。
生徒1
えぇー!
生徒1
やだやだー!
他人の会話を聞くのも
何気ない日々。
みゆう
おはよう。
学校
『おはよう』から始まる学校
高校生の私はそろそろ進路を考えなきゃ
私は保育士になりたい
その為にも沢山勉強をする
キーンコーンカーンコーン
学校が終わる
みゆう
さようなら
先生はいつも立ってる
いつも同じ場所で
みゆう
ただいま、
『ただいま』で始まる何気ない夜
疲れた身体と頭
それを解す時間でもある
みゆう
今日のご飯何にしようかな……
決めた
早速夜ご飯の準備にかかる
その間にお風呂入れなきゃ
朝ご飯の洗い物もしてない
忙しいな、夜って
夜って好きだけど苦手なんだよな
そんな事を思いながらも進めていく
それから私はお風呂、洗い物、夜ご飯を済ませベッドに入る
明日もまたいつも通りの日
何も変わらない
何も起こらない
みゆう
そんな毎日を送りたかったな…
みゆう
なにもない日ってこんなに素敵なんだね……
私も天国に逝くまでに1回は
こんな人生送ってみたかったな
ありがとう、神様
1日だけでも普通の日を送らせてくれて
これで名残りはないよ
生まれ変わったら
またこうやって普通の日々を送りたいな