らんはる集　２

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■焦って耳ジェラシー■ 　RHver.

ドアを開けようとして、中から聞こえる声に手が止まるラン。

ﾊﾙ『だからやめろ！』 ﾘﾝ『怖がることないって』

ﾗﾝ (え、ハルチヨとリンドウ？なに？二人っきりで何の話をしてる···)

ﾘﾝ『何事も経験だからさ、なっ？』 ﾊﾙ『しなくてもいい経験だわ』

ﾘﾝ『やってみなきゃわかんねぇだろ、案外相性いいかもしんねぇよ』 ﾗﾝ (···は？)

ﾊﾙ『いやいや俺の気持ちも考えろよ！』 ﾘﾝ『気持ち？マンネリだから新しい開拓してみたい、とか？』 ﾊﾙ『んなこと考えてねぇしっ！』

ﾗﾝ (はぁあ？？　マ、マンネリだとっ？？)

ﾘﾝ『やだとか言いながらハマるかもよ〜』 ﾊﾙ『やだね、俺そういう開拓はいらねぇ』 ﾗﾝ (か、開拓···)

ﾘﾝ『へぇ〜興味ある顔してるけど？』 ﾊﾙ『そ、そんなイケボで誘いをかけんのやめろっ///』 ﾗﾝ (ちょっと待てリンドウ！？)

ﾊﾙ『だってそんなん、···ムリやっぱムリ！全てが終わっちまう···！』 ﾘﾝ『試しに入れるくらいでビビってんなよw』 ﾗﾝ (い、いれっ、えぇぇ！？)

ﾘﾝ『ニンジンなんかと大差ないからさ』 ﾊﾙ『大違いだわ寝ぼけてんなよクソが！』 ﾗﾝ (ヤバい何かヤバい！ヤバいヤバいヤバい！)

ﾊﾙ『大体そんなん、ランだって許さねぇだろ！』 ﾘﾝ『うーん、どうかなあ？』 ﾊﾙ『ぜってぇ却下されんじゃねえの』 ﾗﾝ (つか、俺にぶっ殺されるかんなリンドウ！)

ﾊﾙ『とにかく俺ぁムリだな』

ﾘﾝ『なーんだ残念···身持ちが固いね〜』 ﾊﾙ『身持ちじゃなくてポリシーだわ』

ﾗﾝ (あ～～！良かったぁぁ～！信じてたよハルちゃーん！涙目)

＊＊＊＊＊

ﾊﾙ「あ、ラン」 ﾗﾝ「おはよ···」 ﾊﾙ「寝起きで来たな？ぼんやりしてんじゃねーぞ」

ﾗﾝ「あの、今、リンドウ部屋から出てったね」 ﾊﾙ「あぁ飲み物買いに」 ﾗﾝ「ふ～ん···」

ﾊﾙ「そうだ聞けよ！リンドウが俺にさ、納豆入れたシチュー作るから食べてみろってさあ」

ﾗﾝ「······は？」

ﾊﾙ「新しい味の開拓だとか、そんな開拓いらねえよな～」 ﾗﾝ「···味の開拓？」

ﾊﾙ「シチューなんて別にマンネリでかまわねえっつの」 ﾗﾝ「マンネリ···」

ﾊﾙ「ニンジンと変わんねぇとか言ってんの、あり得なくね？」 ﾗﾝ「ニンジン、」

ﾊﾙ「なにも納豆とクリームシチューの相性なんて検証しなくたってよぉ」 ﾗﾝ「あ、···あぁ、···うん、」

ﾊﾙ「入れたらもうシチュー全体が終わっちまうっての〜！」 ﾗﾝ「······」

ﾊﾙ「ランだってそんなの絶対に却下だろ？アハハッw」

ﾗﾝ「ハルちゃんっ！」 ﾊﾙ「うぉあびっくりした！なになに！？」

ﾗﾝ「ハルちゃん、俺ねぇ今夜シチュー作る！」 ﾊﾙ「えマジで？やった嬉しい！···あ、でも納豆は入れんなよー？w」

ﾗﾝ「入れない入れない、甘いコーンクリームで作るよ♡」 ﾊﾙ「よっしゃあ楽しみー！」

ﾗﾝ「俺が開拓するのはハルチヨだから♡」 ﾊﾙ「たの、······ぇ？」

ﾗﾝ「そもそも俺でしかイけねえもんな···ハル？」 ﾊﾙ「へっ？　ちょっと、あっ耳やめ···///」

ﾗﾝ「シチューより手間ひまかけてじっくり煮込んでやるよ、ハルチヨ···」 ﾊﾙ「な、何でシチューの話からゑろモードになってんだよぉぉ？？///」

オマケ☆ ﾘﾝ「ネタになるって！相性の開拓だって！新境地を発見するかもしんないって！」 ｺｺ「固辞するわボケ」

END 予想通りのオチすいませんw