黄side
黄
青
窓側の角の席を選び、僕ころちゃん莉犬の順で座っていく
赤
青
黄
黄
口に咥えられたバナナは取らずにころちゃんが持っている分のバナナを没収した
文句を言いながらも口に咥えられた一本で我慢している事に少しは褒めてあげましょうと思いながらテーブルに置かれたカレーを見つめる
黄
赤
青
黄
赤
黄
青
ダンっ…
隣に座るころちゃんは震えて下を向いている
莉犬は口元を押さえてこっちを見ないように向こうを向いていた
僕の手に持ったバナナはころちゃんのあそこに刺さっている
青
青
赤
青
黄
カタン、と音が鳴る
音を鳴らした正体は
青
橙
確か、ジェルって名前だったよね
ここは少し様子見よう
黄
赤side
黄
紫
無言が続いてヒバナが飛び散る中俺は静かにカレーを食べている
正直この空気でのカレーを美味しく感じる事が出来ない
カレーの隣に置かれている水の入ったコップを手に取って口をつける
下を向いていた視線を前にすると前に座るピンクと丁度目があってどちらからともなく目を逸らした
赤
俺の漏らした声にみんなが俺の視線を追う
黄
るぅとくんの言葉が周りのみんなに届いたのか一気に騒がしくなって男子がカチャカチャと食器を鳴らしてかけ込んだ
青
走って食堂から消えていく男子達にころちゃんが一言
赤
仕事もあるしと思いながら最後の一口を口にして立ち上がる
それはみんなも同じで
青
紫
チッと小さく舌打ちをするころちゃん
珍しく言い返さないころちゃんに感心して外に出た
暫くスノボーで遊んでいるとるぅとくんが腕時計を見て目で合図を送ってくる
ころちゃんの手を取ってるぅとくんに追いつき、ある場所に向かった
黄
俺たちが泊まるホテルの裏に行くと細い道があってそこを歩いていくと1つの小さな建物
森の中ってこともあり辺りは沢山の木があって逃げられたら少し苦労しそうだ
出られる先には罠をはった方がいいかな
青
赤
青
黄
黄
青
黄
青
黄
ムーっと頬を膨らませて黙り込むころちゃんの姿がとても可愛らしく思う
赤
黄
青
青side
殺す以外考えられない
だって、だって彼奴が狙ってるのは莉犬くんなんだから
黄
呆れたような表情を見せた後ニヤッと口角を上げるるぅとくんに嫌気がさす
青
考えてることなんて
赤
呟いた言葉が聞こえていなかった様で首を傾げる莉犬くんの頭を撫でる
青
赤
これ以上の追求をしてこない莉犬くんに僕は少し寂しく感じた
コメント
8件
連載ブクマ失礼します
最高でした!!ぶくしつです✨