綺麗な夜空
沢山の星が煌めいている
こんな素晴らしい夜に
私は消える
関崎 維統
ウザったい長い猫っ毛の髪がゆれる
傷だらけの身体
ボロボロになった精神
泣きまくって腫れた目じり
全てのものが今、愛おしく思う
関崎 維統
お母さんは死んで
お父さんは鬱になった
学校では暴力を振るわれ
強く鋭い言葉を投げつけられる
心臓を刺したら血が出る
心を刺しても血が出ない
けれど同じ事
それをアイツらには理解して欲しい
遺書は書いた。
あとは、このベランダから飛び降りるだけ。
関崎 維統
最後に星空に向かって微笑んだ。
すると
???
空から奇声が聞こえる
関崎 維統
目の前が真っ暗になって、
私は後ろ向きに倒れる
関崎 維統
???
おでこと背中に痛みを感じる
???
関崎 維統
関崎 維統
???
関崎 維統
関崎 維統
???
関崎 維統
関崎 維統
???
???
関崎 維統
???
関崎 維統
???
弘末 結
関崎 維統
弘末 結
関崎 維統
結は目を見開いて驚いていた。
弘末 結
そう言って私の机にあった遺書の封筒にこれまた置いてあったペンで字を書く。
関崎 維統
関崎 維統
弘末 結
弘末 結
関崎 維統
勢い余って言ってしまった
赤の他人に。誰にも見つからずに死のうと思ってたのに。
関崎 維統
弘末 結
関崎 維統
図星
きっと顔に書いてある。
私はもう、どうでも良くなった
関崎 維統
弘末 結
関崎 維統
関崎 維統
関崎 維統
関崎 維統
弘末 結
その声を無視してまたベランダへ。
関崎 維統
関崎 維統
弘末 結
弘末 結
弘末 結
「維統!!!!」
飛び降りた
世界から光が消えたように見える
真っ暗で、でも怖くない
私は、また別の時代に産まれてくる
弘末 結
関崎 維統
上から声がした
見てみると結が私の手を掴んでいた
関崎 維統
関崎 維統
弘末 結
弘末 結
関崎 維統
関崎 維統
もう、どうなってるのか分からない
自分がどんな顔してるとか
どうでもよかった
弘末 結
弘末 結
関崎 維統
私は軽々と引き上げられる。
弘末 結
関崎 維統
関崎 維統
関崎 維統
関崎 維統
関崎 維統
関崎 維統
関崎 維統
弘末 結
関崎 維統
弘末 結
関崎 維統
弘末 結
弘末 結
関崎 維統
これが、ファンタジーの始まり