テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
てぃるは
てぃるは
てぃるは
俺は昔
何も感じない時期があった
人から褒められても
告白されても
料理をして手を切ってしまった時も
何も感じなかった
そう
感情を失ってしまったのだ
その時に俺のそばに居たのは
幽霊さんたちだ
すち
ゆうれい
すち
すち
俺のお父さんは元々霊が見える一族だったんだって
それの遺伝で俺も見えるようになってしまった
この幽霊が見えたのは3歳の頃
この幽霊は俺の友達だ
がさっッ
すち
ゆうれい
すち
ゆうれい
すち
夜の9:00
俺の年代がでたら補導される時間だ
俺は今月で6歳の歳
実質まだ5歳だ
そんな小さい子が夜で歩いていたら溜まったもんじゃないだろう
すち
音が鳴っていた正体が
木の下で泣いていた
みこと
すち
髪の毛は黄色で毛先がぴんく
身長は俺よりも小さい
年下だってわかった
少しじっと見てみると
みこと
すち
みこと
目が合ってしまった
それは綺麗な黄色の瞳
俺はつい見とれてしまった
すち
すち
みこと
すち
頑張って人前では笑顔っていようと
頑張って作った笑顔
誰にも分からなかったのに、なぜ君はわかったのか
俺にはよく理解できなかった
すち
みこと
すち
みこと
すち
多分俺より年下だろうが…5歳くらいだろう
みこと
すち
すち
みこと
すち
すち
君は突然
俺が″笑った″って
キラキラした目で訴えた
笑えなかった俺が
みこちゃんの前では笑えた
すち
みこと
みこちゃんは俺より小さい身長で
頑張って頬を拭こうとしてくれる
俺は久しぶりに出た雫に
すち
みこと
つい
笑ってしまった
数分後
俺たちは帰ることにした
その時みこちゃんは言った
みこと
すち
みこと
すち
みこと
みこちゃんは俺に『お手紙しよ』と言ってきた
突然のお手紙
俺は何故お手紙なのか分からなかった
みこと
すち
次の日が来る絶望感
また感情がない日が来た
そんな事ばかり思って
俺は朝が嫌いだった
みこと
すち
みこと
すち
すち
みこと
みこと
みこと
すち
みこと
みこと
みこと
すち
あきちゃった
ずっと独りでやっていた
孤独と戦いながら
みこと
みこと
みこと
すち
みこと
すち
みこと
俺に会った時の気持ちを書く
そう言われて俺の心は照らされた
もうこの時から
みこちゃんのことが
好きだったのだろう
1年後
俺は学校から帰って
ポストを見る
これが俺の日常だ
すち
すちくんへ!
きのうはすちくんがかがやいてました!!✨️
またあしたあうとかんがえるとうれしいです!
またね!
みことより
すち
まだ汚い字
可愛らしく見える
10年後
もう俺は高校一年生
みこちゃんは中学3年生
すっかり大きくなってしまった
そして弟も生まれた
俺は今日も今日とて
みこちゃんに会いにいく
みこちゃんから貰った
黄色いペンとお手紙の紙を持って
すち
らん
すち
この子は俺の弟らんだ
10歳の小学生4年生
少し学校でトラブルを起こしたり
病みやすかったり……
でもすごくいい子なんだよ
らん
らん
すち
すち
5:06
これはらんらんとの最後の会話
今の俺にはそんな事分かっていない
みこと
すち
みこと
みこと
みこと
すち
みこと
まだ薄暗い空、その数時間前は小雨が降っていて少し肌寒い
俺たちは冷たい風に吹かれ冷たくなった机と椅子に座り
対面になって、お手紙を書く
俺はこの時が一番心地がよかった。 大好きなあなたを見ながら
貴方が提案してくれた手紙を書く。 そうすると、不思議と心が健やかになる
みこと
すち
少し、みこちゃんが書いてる字を見る。
初めて、くれた手紙はまだぐちゃぐちゃな字で読むのもやっと
けれど、もうすっかり綺麗な字になってしまって成長を感じる
人はこうやって成長するんだなって…思った
ゆうれい
すち
みこと
ゆうれい
すち
みこと
ゆうれい
数年前、公園で幽霊さんと話してたら見事みこちゃんにバレてしまった…
怖がるかなって思って幽霊さんに隠れてって言ったけど…
みこちゃんは『わ!?誰と喋ってるん……!?』
と興味津々で俺は不思議に思った
普通怖がるから、それで友達もいなくなっていった。
みこちゃんも離れるかと思って少し怖かった。
だけど、みこちゃんは受け入れてくれて今ではその幽霊さんとお友達になった
俺は、すごく認めてくれて受け入れられて嬉しかった記憶がまだある。
みこと
すち
みこと
ゆうれい
すち
みこと
みこと
すち
みこと
みこと
ゆうれい
すち
みこと
何を言い出すのかと思ったらそれは、幽霊さんの名前だった
みこと
ゆうれい
ゆうれい
すち
みこと
ゆうれい
すち
みこと
カタコトでしか話せなかった″ゆうら″ 今では人間と同じ言葉で話せてる
ゆうらも…成長したのかもしれない
ゆうれい
すち
ゆうれい
みこと
ゆうれい
そう言って、ゆうらは静かに天へと消えていってしまった
天に行くゆうらの顔は今まで見た事ない笑顔だった。
数時間後
空は雲がゆっくりと流れていくのが見える
今は午前11:30
お昼の頃だ、お腹がすいたなぁっと思いみこちゃんな問いかけた
すち
みこと
すち
みこと
すち
みこと
すち
すち
みこと
何をしているのかと思いきや、お花を見ていたみこちゃん
そのお花はレインリリーという花で雨が降った後に咲く花らしい
綺麗に2つ並んでいるのが
分からないけど…嬉しいと思ってしまった。
すち
みこと
すち
みこと
みこと
すち
みこと
そこには綺麗な三角…とまでは言えないが、みこちゃんらしい形をしていた。
シャケ、梅干し、昆布…とどれがどれか色々と説明してくれた。
みこと
すち
みこと
俺は昆布、みこちゃんはしゃけにしたそうだ。
みこちゃんは口いっぱいにリスみたいにおにぎりを口に入れていた
それも可愛いと思ってしまった……
いや…何故か今日は一段と寂しいという感情が高い
これはなんかの余地なのかはたまたただ単に寂しいのか…
今の俺には分からなかった
みこと
すち
みこと
みこと
すち
すち
みこと
すち
みこと
すち
笑うようになっているね
小さい頃に言われた言葉『その笑顔嫌だ』見事にバレてしまった笑顔
その後自然とみこちゃんと居ると笑えるようになって、もう気にしていなかった
そんな中みこちゃんは
みこと
みこと
すち
みこと
すち
みこと
すち
風が吹いて貴方の髪が靡く
それは太陽のように暖かな笑顔と肌白い綺麗な肌
俺はそんなみこちゃんが……
こども
みこと
みこと
こども
みこと
すち
みこと
すち
みこと
すち
こども
みこと
すち
みこと
すち
みこと
すち
すち
みこと
こども
こども
小さい頃にしていた遊び
よく俺が鬼でみこちゃんが逃げていた、それを毎回捕まえてはこちょこちょするのが
俺特有の鬼の権利
すち
みこと
すち
みこと
すち
みこと
こども
こども
すち
こども
みこと
みこと
逃げろーっと叫ぶ貴方の顔は
世界一
宇宙一
太陽に似合う笑顔だった。
てぃるは
てぃるは
てぃるは
コメント
2件
ぇまってようしょうきかわよッッ(( おにごっこのとこてぇてぇかよッッッッッッ((((