コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
柘榴
もう1箱を開ければ、そこにはお風呂に入れる入浴剤がたくさん入っていたいや、おかしいでしょ!魔符の次は入浴剤って……意味がわからない。でもこの入浴剤は使えそうだから持ち帰ろう。それと、御札も…念のために部屋に置いておこうかな……うん。持ち帰ろう。そう決め、持ち帰ろうとダンボールを降ろせば、ダンボールで隠れていたのかそこには人の姿があった。
柘榴
その人物は、壁にもたれかかるように座っていて俯いたままで全く動かなかった。私は恐怖で声が出なかった。待て、とりあえず落ち着け私。見た目も綺麗だし…死体では無さそうだけど、動かないし、マネキンなのかな……?綺麗だし、マネキンかな?しかも2人……。ちょっと引き目に見ていたが、全く動く気配がないので、私は少しだけ近寄り顔を覗いてみようと試みた。触れられる距離まで近付けば、ピリッと静電気のようなものを感じると同時に、その1人の人物はいきなり動き出せば顔を上げてこちらを見てきた。
柘榴
目が合った途端、私は思わす叫んだ。私の悲鳴に3人はびっくりしたようにこちらを見てきたがそんなの気にしている余裕などなかった。
柘榴
私は恐怖でその場で尻餅をつくが、触られる前に祓わないといけないので、懐から悪霊退散のお札をを取り出し、手にした。
柘榴
御札を掲げながら、こちらを見ている人物にとりあえず悪霊退散の呪文を唱える。
?
柘榴
幽霊があまりにも実体を持った動きで話しかけて腰を抜かす柘榴。その様子に困ったような顔をした彼。
?
?
あまりの喧しさに、目を覚ましたもう1人の人物。柘榴を見ながら不思議そうな顔をしていた
?
?
そんな中、泣いてる柘榴を気にして3人が寄ってきた。
宗三左文字
数珠丸恒次
にっかり青江
にっかりは、座り込んでいた2人を見れば目を見開いた。そのにっかりの反応に宗三も数珠丸もそちらに目を向けた。
宗三左文字
数珠丸恒次
柘榴
?
にっかり青江
?
冷たく言い放すと、こちらを睨みつけてきた2人。
にっかり青江
にっかりは帰れと威嚇してくる2人に苦笑いを浮かべながら、柘榴に話を振ったがまだ少し泣いていた為、にっかりはしゃがみ込み頭を撫でてくれた。
柘榴
?
そう言って、座っていた彼は俯いた。その悲しそうな横顔を見て私は少し考えた。そして、2人に問い掛けた。
柘榴
?
?
少し顔を上げてこちらを睨み付けてくる2人。一応、答えないということは肯定だとおもう。これは本丸に連れて帰ろう…なんか悲しそうだし…訳ありな感じもするし……。
柘榴
?
?
柘榴
?
彼は反応を変えずに、真顔のままこちらを見てきた。
柘榴
?
苦しそうな顔をしながら話す彼。私は抜けた腰を引きずりながら彼を優しく抱きしめた。すると、もう1人が私を引き離そうとしてくる。
?
宗三左文字
私に掴みかかりそうなもう1人を宗三が止めてくれた。私は未だに長髪めの彼を抱きしめていた。すると、相手は驚いたのか硬直してしまった。
柘榴
数珠丸恒次
柘榴
にっかり青江
柘榴
私は嬉しくて笑顔を浮かべた。すると、いきなり目の前に居る彼に強く抱きしめられた。
?
柘榴
内蔵が出るんじゃないかってくらい強く抱きしめてきたこの人。どこにそんな力あるの。
?
柘榴
?
柘榴
?
柘榴
宗三左文字
柘榴
数珠丸恒次
大典太光世
柘榴
にっかり青江
え、お風呂ダメなの?まああんまり気にしないけど!もう伊達のみんなとは一緒に入ってるしね。そんな私たちを羨ましそうに見ているもう1人の彼。 私はそちらを見ながら声をかけた。
柘榴
?
柘榴
ソハヤノツルキ
ふいっと顔を逸らせば、その顔は少し赤くなっていた。やっぱり良い子じゃん!
柘榴
大典太光世
すると2人は顔を見合わせてから、首を縦に振った。
ソハヤノツルキ
宗三左文字
柘榴
宗三左文字
真顔だったが、そっと笑みを浮かべた宗三。傾国の笑みだ!!
柘榴
にっかり青江
柘榴
数珠丸恒次
宗三左文字
そう言って、宗三は入口に向かい歩き出した。それに続いてお札の箱を持った数珠丸も付いていき、にっかりは入浴剤の箱を手に入口へと向かった。私はみんなについて行こうと立ち上がろうとすれば、何故か立てなかった。
柘榴
ソハヤノツルキ
柘榴
どうしよう帰れない!?そう思っていると、ふわっと身体が浮いた。
柘榴
大典太光世
私は大典太に抱き上げられていた。お姫様抱っこ!?
柘榴
大典太光世
…カッコいい…!なんで刀剣男士ってイケメンしかいないのか、不思議でたまらない。私はお言葉に甘えて大人しく抱かれていた。そのまま皆で蔵を後にし、本丸へと戻った。