セレブリティファッションショップ 「BLACK STYLE」
side日葵
日葵
何…これ…
紫耀くんに…キスされてる…?
日葵
紫耀くんは私のことを聞くどころかもっと舌を絡めてくる
日葵
この前まで好きだったのに
なんで…
なんで嫌だって思っちゃうの…?
日葵
ドンっ…!
紫耀
引き剥がした時の衝撃が強かったのか紫耀くんは後ろのミラーにぶつかった
怯んでいるうちに試着室から出た
そして出口目掛け走り出した
廉
帰ってきた廉と出くわした
日葵
廉
廉
廉
気がつくと…自分の頬が濡れていた
日葵
日葵
廉
走って出ていった
セレブリティファッションショップ 「BLACK STYLE」
廉side
走って店から出ていった日葵の様子を見て分かった
きっと紫耀と何かあったんだろう
シャーッ…
廉
紫耀
紫耀
廉
紫耀
廉
廉
紫耀
紫耀
廉
廉
紫耀
紫耀が大きな声を出した。
幸い、気付かれることは無かった。
廉
紫耀
廉
廉
紫耀
廉
廉
紫耀
紫耀
廉
右棟 廊下
side日葵
日葵
日葵
この気持ちは何…?
分からないけど…
今は紫耀くんには会いたくない
でも髙橋海人にも会いたくない…
なんで…?
なんで髙橋海人が出てくるの…?
???「何やってるんだ高梨」
この声…
海人
海人
なんでこんなタイミングで…
グイッ…と顔が見えるように顎クイされる
海人
日葵
日葵
髙橋海人には…何故か言いたくない…
海人
日葵
海人
日葵
図星…
海人
海人
なんで…分かってくれないの…
日葵
海人
日葵
そう言って髙橋海人から逃げた。
海人
海人
生徒会本部
海人side
高梨の様子を心配しながらも、本部の仕事が今日中のものがあったので淡々とそれをこなしていた。
高梨…大丈夫だろうか。
多分廉と一緒に居るのだろう…
ふと部屋の隅にある向日葵に目をやる。
向日葵は萎れかけていた。
海人
最愛の母の大好きな花であった向日葵
母は棺桶に入る時も、沢山の向日葵に恵まれていた。
高梨を気に入ったのは、最初は名前だった。
だが…あいつの紫耀に対する顔…
あの幸せそうな顔を俺に向ける事は一度も無かった。
そう気付いたとき…
海人
駄目だ、また胸が締め付けられる。
高梨のあの笑顔を見たい…
俺は高梨が…
ガチャッ…!
廉
海人
廉
廉
ゴロゴロ…
海人
廉
海人
廉
廉の言葉も聞かないまま、無我夢中で走り出した。
路地
side日葵
ザー…
雨だ…
傘持ってないや…
その場にうずくまる…
日葵
日葵
髙橋…すごく傷ついてる顔してた…
日葵
急に彼女とか言われて…
初めはすごく腹立ってた…
でも…紫耀くんに初めて会ったあの日から変だ…。
髙橋のことを意識してる自分がいる…
ザー…
雨はまだ止まない…
日葵
体が震え出してきた…
もう…無理かも…
その瞬間…
日葵
急に雨が当たらなくなった。
見上げると…
海人
息を切らしながら私に傘を向ける髙橋が居た。
日葵
日葵
髙橋は何も言わず、私を抱きしめた。
海人
海人
私の存在を確かめるかのように、きつく抱きしめる
海人
日葵
海人
海人
海人
日葵
海人
日葵
海人
日葵
海人
海人
海人
日葵
海人
いつの間にか…雨は止んでいた…
髙橋邸 別館
side日葵
日葵
今泉さん
日葵
びしょ濡れになった私は髙橋邸にお邪魔し、シャワーを浴びさせてもらった。
髙橋の専属執事である今泉さんに軽く会釈をし、髙橋の待つ部屋へと入った。
ガチャ…
海人
日葵
海人
日葵
さっきの事もあって気まずい…
海人
日葵
海人
日葵
日葵
日葵
海人
日葵
日葵
日葵
日葵
海人
日葵
日葵
日葵
海人
少し沈黙が続いた…
それを破ったのは髙橋だった
海人
日葵
海人
日葵
海人
日葵
海人
日葵
海人
日葵
海人
こうして私達は…
照れ合いながらもキスをした…
翌日 生徒会本部
side日葵
海人
日葵
勇太
廉
優太
あの後私達は…
「髙橋」「高梨」とでは無く…
「海人」「日葵」と呼ぶことになったのですが…
未だに慣れません…
勇太
優太
勇太
優太
コンコン…
海人
勇太
ガチャ!
陽菜
陽菜
STEP5〜オモイ〜
コメント
7件
これずっと続き待ってたのでうれしいですっ! お話書くの上手すぎて、ドラマみてんのか?ってくらい映像でてきてめちゃくちゃ面白かったです!
最高です!