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セレブリティファッションショップ 「BLACK STYLE」

side日葵

日葵

!?

何…これ…

紫耀くんに…キスされてる…?

日葵

やっ…離し…て…

紫耀くんは私のことを聞くどころかもっと舌を絡めてくる

日葵

んっ…

この前まで好きだったのに

なんで…

なんで嫌だって思っちゃうの…?

日葵

はな…して!

ドンっ…!

紫耀

っ…

引き剥がした時の衝撃が強かったのか紫耀くんは後ろのミラーにぶつかった

怯んでいるうちに試着室から出た

そして出口目掛け走り出した

日葵?

帰ってきた廉と出くわした

日葵

あ…

紫耀の着替え終わったかな…

日葵…?

なんで泣いてるん…?

気がつくと…自分の頬が濡れていた

日葵

あ…いや…

日葵

何でも無い…帰るね…

あ…おん…

走って出ていった

セレブリティファッションショップ 「BLACK STYLE」

廉side

走って店から出ていった日葵の様子を見て分かった

きっと紫耀と何かあったんだろう

シャーッ…

紫耀。

紫耀

うわっ…!

紫耀

なんだ…廉かよ。

日葵に何したんや。

紫耀

は…?

お前が何かしたことは分かってる

早よ言えや。

紫耀

…………………

紫耀

あんな庶民、海人に釣り合うはず無いだろう?

…………………

日葵は…あの人とは違う。

紫耀

黙れ!

紫耀が大きな声を出した。

幸い、気付かれることは無かった。

お前…

紫耀

あいつの話はもうするな。

…………………

海人が憎いんか?

紫耀

は…?

海人やって拒んだはずや。

海人は紫耀を裏切ったりなんかしてない。

紫耀

もういい、

紫耀

埒が明かない、これを購入して出るぞ。

…………………

右棟 廊下 

side日葵

日葵

グスッ…泣

日葵

グスッ…泣

この気持ちは何…?

分からないけど…

今は紫耀くんには会いたくない

でも髙橋海人にも会いたくない…

なんで…?

なんで髙橋海人が出てくるの…?

???「何やってるんだ高梨」

この声…

海人

廉から急に電話が来たと思ったら…

海人

お前はなんでこんなところで泣いている?

なんでこんなタイミングで…

グイッ…と顔が見えるように顎クイされる

海人

シカトか?

日葵

…………………

日葵

言いたくない…髙橋海人には…

髙橋海人には…何故か言いたくない…

海人

何故だ。

日葵

わかんない…

海人

「わかんない」ってなんだ、紫耀に何かされたか?

日葵

…………………

図星…

海人

何かあったのか。

海人

何されたんだ。言え。

なんで…分かってくれないの…

日葵

言いたくないの…!

海人

はぁ?何故だ!

日葵

髙橋海人には…わかんない…!

そう言って髙橋海人から逃げた。

海人

おい…!

海人

なんで…こうなるんだよ…

生徒会本部

海人side

高梨の様子を心配しながらも、本部の仕事が今日中のものがあったので淡々とそれをこなしていた。

高梨…大丈夫だろうか。

多分廉と一緒に居るのだろう…

ふと部屋の隅にある向日葵に目をやる。

向日葵は萎れかけていた。

海人

はぁ…

最愛の母の大好きな花であった向日葵

母は棺桶に入る時も、沢山の向日葵に恵まれていた。

高梨を気に入ったのは、最初は名前だった。

だが…あいつの紫耀に対する顔…

あの幸せそうな顔を俺に向ける事は一度も無かった。

そう気付いたとき…

海人

っ…

駄目だ、また胸が締め付けられる。

高梨のあの笑顔を見たい…

俺は高梨が…

ガチャッ…!

海人…!日葵は…!?

海人

お前と一緒じゃ無いのか?

捜したけど…居らんねん…

どうしよう…日葵…

ゴロゴロ…

海人

!?

雨や…!

海人

捜しに行ってくる

おいっ、海人…!

廉の言葉も聞かないまま、無我夢中で走り出した。

路地

side日葵

ザー…

雨だ…

傘持ってないや…

その場にうずくまる…

日葵

グスッ…泣

日葵

うぅ…泣

髙橋…すごく傷ついてる顔してた…

日葵

そんな顔…させたい訳じゃなかったのに…泣

急に彼女とか言われて…

初めはすごく腹立ってた…

でも…紫耀くんに初めて会ったあの日から変だ…。

髙橋のことを意識してる自分がいる…

ザー…

雨はまだ止まない…

日葵

寒っ…

体が震え出してきた…

もう…無理かも…

その瞬間…

日葵

え…

急に雨が当たらなくなった。

見上げると…

海人

ハァ…ハァ…ハァ…

息を切らしながら私に傘を向ける髙橋が居た。

日葵

髙橋…?

日葵

え…!?

髙橋は何も言わず、私を抱きしめた。

海人

ハァ…ハァ…ハァ…

海人

高梨…

私の存在を確かめるかのように、きつく抱きしめる

海人

無事でよかった…

日葵

…………………

海人

初めは…ただの気まぐれだった…

海人

名前で選んだだけで…

海人

なのに…

日葵

髙橋…?

海人

好きだ…好きになった…。

日葵

え…

海人

高梨…お前が好きだ。

日葵

…………………

海人

お前の怒った顔が好きだ…

海人

お前の凛とした心が好きだ…

海人

お前の笑顔が…好きだ…

日葵

…………

海人

俺の側にいて欲しい…

いつの間にか…雨は止んでいた…

髙橋邸 別館

side日葵

日葵

あ…あの…ありがとうございました…お風呂…

今泉さん

いえいえ、坊ちゃんがお部屋でお待ちでございますよ?

日葵

はい…失礼します…

びしょ濡れになった私は髙橋邸にお邪魔し、シャワーを浴びさせてもらった。

髙橋の専属執事である今泉さんに軽く会釈をし、髙橋の待つ部屋へと入った。

ガチャ…

海人

もう浴びたのか。

日葵

う…うん、ありがとう…

海人

そこ座れ…

日葵

は…はい…

さっきの事もあって気まずい…

海人

昼間は…申し訳なかった…

日葵

え…?

海人

紫耀とのこと…問い詰めたりして…

日葵

…………

日葵

私…

日葵

紫耀くんにキス…された…

海人

え…

日葵

嬉しい筈なのに…なんか…拒んじゃって…

日葵

その時…髙橋の顔が浮かんで…

日葵

そしたら…

日葵

紫耀くんのこと押し返してた…。

海人

…………………

日葵

もう…自分の事が分かんなくなってて…

日葵

それで…髙橋にあんな事言っちゃって…

日葵

私の方こそ…ごめん…

海人

高梨…

少し沈黙が続いた…

それを破ったのは髙橋だった

海人

高梨…上書き…してもいいか?

日葵

上書き…?

海人

その…キスの…

日葵

…………………

海人

いや…嫌なら…

日葵

いいよ…

海人

え…?

日葵

上書き…して…

海人

いいのか…?

日葵

………早く…

海人

分かった…

こうして私達は…

照れ合いながらもキスをした…

翌日 生徒会本部

side日葵

海人

お…おはよう…ひ…ひま…

日葵

お…は…よう…か…かい…

勇太

えー?もうそんなに進展しちゃったのぉー?

…………(ニヤニヤ)

優太

え?二人ともどしたの?

あの後私達は…

「髙橋」「高梨」とでは無く…

「海人」「日葵」と呼ぶことになったのですが…

未だに慣れません…

勇太

二人ともかわいーね。

優太

ねぇ!だから何が!

勇太

岸くんにはまだ早いよ

優太

神宮寺ー!バカにすんなー!

コンコン…

海人

誰だ…?

勇太

どうぞー

ガチャ!

陽菜

失礼します!生徒会会員1年B組、速水陽菜です!

陽菜

生徒会本部入会希望です!

STEP5〜オモイ〜

溺愛〜できあい〜(完結済連載)

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