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今日もまた朝が来た
いつもより早めにおきる。
高校の入学の日
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そっとため息がでる
うっすらメイクをして
目を少し垂れさす
鏡の前で口角をあげる
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今日も完璧だ
鏡に映る自分は可愛い
つり目をタレ目にして可愛いを作る
制服も着崩れないように丁寧に
リビングには誰もいない
もうこれが日常
お母さんはとっくの昔に家を出ていった。
口座に毎月生活費などを入れてくれる
それが唯一の救い
私は無言で朝ごはんを口に入れる
見た目も良いし味も悪くはない
これも私なりの可愛い
視線を時計に移すと入学式の30分前になっている。
そろそろ家を出なくちゃ
家が遠いい訳ではない。遅刻などもってのほかだ
思い重い足をあげて私は家を出る
この瞬間から始まる
いつも笑顔でいる
桜のように可愛い笑顔
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あの子達は同じ制服だ
無理に関わることはない
あの子達はもうニコイチだ
私が入る隙間などはなかった
ただそれだけ
急ぎめで学校へ向かう
着いちゃったなぁ
可愛い子ばかり
すごいなぁ~
体育館行くか..
私は手持ちの小さい鏡で自分の顔をチェックする
あまり変わらないなぁ
タレ目としてもほんの少しだし
雰囲気が可愛くなるだけ
少し憂鬱
これから上手くやれるのかなぁ
ここか.....
まだあまり人数はいない
とりあえず自分の席に座ることにしよう。
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これは..ただの都合のいい友達になれって顔してる。
雰囲気から出ちゃってるなぁ
私も顔を出てないかな...
....きっと少しは出てるはず
薔薇みたに鋭い眼差しを向けてたのかな....
はぁ...
大丈夫なはず
完璧に作り上げてきたんだからッ