終わらぬ夜に君想ふ

恋華嬢 きっとこの手紙を読んでいる頃は私は死んでいるのだと思う。 先に逝ってしまってすまない。 僕の心残りは唯一、君だよ恋華嬢。 君は僕が知っている人の中でも1番努力家だとそう心から思う。 そして1番無理をする子だと、そう思う。 そこが君のいい所だし、悪い所でもある。 そんな君に頼みたい事がある。 人を、もう少し信用し話してみたらどうだろうか。 そうしたら君の負わされた傷は少しでも楽になると思う。 君は人間の中の人間だだからもう少し気張らずに生きてくれ。 そして、そんな恋華嬢の力に少しでもなりたく。刀鍛冶の里では有名な日本三大妖刀を探してみた。 君に黙っていてすまない。そして、見つけた。 最初は使えるようなものではなかった。だが打ち直し、使い物にすることができた。 最終決戦が近いと思う。最後まで君の力になれるように、君を守れるように僕は刀となって君の近くにいる。 そして僕は君の幸せをこの世の誰よりも願っている。 皇家なのは承知の上、叔母まで生きれないのも承知の上だ。 だが生きてくれ、鬼舞辻無惨を倒してくれ。 僕の願いはこれだけだ。叶えてくれ。絶対。

(キャッチされる)

ﾎﾟｽｯ

人を、もう少し信用し話してみたらどうだろうか。 そうしたら君の負わされた傷は少しでも楽になると思う。

ﾎﾞｶｧｧｧﾝｯ!!

ﾎﾞｶｧｧｧﾝｯ!!