テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
るる
るる
文化祭の準備、屋上の告白
るる
えと
ゆあん
クラスの人
クラスの人
クラスの人
クラスの人
文化祭前日の教室は、まるで戦場だった
ダンボール、ポスター、お道具箱、延長コード…
机の上も床もぐちゃぐちゃで、だけど、どこかみんな楽しそうだった
クラスの人
クラスの人
わちゃわちゃした中で、私とゆあんくんはクラスの装飾係として最後の追い込み作業中
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
そう、今年は、違う
ほんの少し前までは幼なじみだったのに、今は…
「気持ちを伝えあった」関係
まだ、ちゃんと”恋人”って感じじゃないけど
だけど、前よりもゆあんくんの事を近く感じる
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
それを聞いて、心臓がまた早くなった
わかってる
きっと今度はちゃんと”告白”してくれる
文化祭の準備が終わった頃には外はすっかり暗くなっていた
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
るる
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
生徒たちも帰り始めて、校舎には静けさが戻る
私は、ゆっくり階段を登って屋上に向かった
風が涼しくて、空には星が少しだけ出ていた
ゆあんくんは柵のところで待っていた
私を見ると、ふっと笑って手を振る
ゆあん
えと
私はその隣に立つ
沈黙が少しだけ流れる
そして
ゆあん
ゆあんくんの声が、夜の空に響いた
ゆあん
えと
ゆあん
ゆあん
好きです
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
特別なんだ
私は、ゆっくりゆあんくんの方を見た
えと
ゆあん
えと
えと
えと
えと
えと
えと
えと
えと
えと
えと
好き
えと
ゆあんくんが、嬉しそうに笑った
そして、ほんの少し距離が近ずいた
顔が近ずいて でも、何も言わずにそっと私の手を握ってくれた
あたたかくて、静かで
なんだか、やっと”ここ”にたどり着けたような気がした
るる
るる
るる
付き合って、はじめての文化祭
ついに恋人同士になったえととゆあん。 だけど、文化祭の本番では予想外の出来事が……!? ふたりの“初めて”だらけの1日が始まる。
るる
るる