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めろ
めろ
めろ
土曜日.晴れ 何となく海が見たかった.
ぱしゃっ、ゝ. 歩く度に聞こえる水の音.そして絶え間なく聞こえる波の音. 嗚呼、生きてる.
羽原
嗚呼、人だ。 そう思った矢先、其の人間.はこちらへ向かってくる.
羽原
咄嗟に逃げようとするも、足がすくんで動かない. もしかしたら通り過ぎてくれるかも知れない. そんな事を思いながら目を瞑る. 足音が聞こえなくなる__
躑躅
羽原
自身の近くで止まった足音. 行成声をかけられ裏返る自分の声. 最悪だ。最悪すぎる…
躑躅
躑躅
躑躅
余りにも淡々としたスピード. そしてエセ関西弁. 嗚呼、気になることが多すぎる.
羽原
躑躅
羽原
躑躅
躑躅
なんて事を言う彼. 頭を撫でる手を止めると、ある紙を渡してくる. 体温の無い手. 柔らかくない.硬い、硬い手. その手には触れる事無く躑躅は来た道を戻る.
羽原
そう迷ったが、一通の紙__。どこかへの地図が気になりすぎて,困惑するだけだった.