/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
１辺が３０ｃｍくらいの立方体の箱が、テーブルの上に置いてあった。
箱には左右にだけ穴が開いていて、腕を入れられるようになっていた。
A
じゃあ、腕入れますよ
B
ちょっと待って。スタッフ本当にコレ大丈夫か！？
B
Aちゃんは刺されたりするのは平気な人なの？
A
ちょっとBさん、ホントに怖いから
そういうのヤメテ下さいよー
そういうのヤメテ下さいよー
B
うそうそ。
刺したりしない
おとなしいから大丈夫だよ。
刺したりしない
おとなしいから大丈夫だよ。
B
じゃー、始めましょうー。
箱の中身はなんだろなー
箱の中身はなんだろなー
Aは箱に、おそるおそる自分の手を入れた。
A
ちょっと。
やっぱり怖いなー、これ
やっぱり怖いなー、これ
B
もっと、奥まで手を入れないとわかんないと思うよー
A
え、手に当たった。
何。動物？毛がある？
動物っぽいです
何。動物？毛がある？
動物っぽいです
B
おー、結構すぐ答え出ちゃう
かもしれないですね
かもしれないですね
A
え、犬かな？犬ですか？
B
いやー、違います。
近いっちゃ近いかな
近いっちゃ近いかな
A
じゃー、猫ですか？
B
いやいや。Aちゃん、
手で触って答えるクイズだから
手で触って答えるクイズだから
A
えー、何ですか。
もー、怖いんですよ。
………あっ
もー、怖いんですよ。
………あっ
B
おっ、そこに触ったらわかるかもしれませんね
A
耳ですよね。これ。あー、
わかりましたよー
わかりましたよー
B
おっと、では、Aちゃん、
お答えは何でしょう？
お答えは何でしょう？
A
人ですよ。これ、スタッフさんの誰かが入ってるんでしょー
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
