あの日から1週間
通知が全く来なかった
その間もたまに孤爪君とは
話していた
でも今日の朝
通知が来た
○○
今回の手紙は…
少し
内容が違った
やっほー現代の○○
元気?
○○
どちらかと言うと元気かな…
そこで
次のステップ
今回は
彼と秘密を共有すること
秘密の…共有
○○
今までは
孤爪君を知ること
に関することが多かった
でも今回は違う
自分も何かを話さなきゃいけない
○○
孤爪君に話せるような秘密…
あるかな
「誰も俺に興味を持たなかった」
その言葉が脳裏を過った
きっと孤爪君は
私に少しずつ心を開いてくれてる
○○
孤爪
孤爪
私はとりあえず孤爪君を呼び出してみた
とは言っても
とりあえずだから
今のところ何を話すかは決まってない
○○
○○
○○
孤爪
孤爪君はゲーム機を片手に
相変わらず無愛想な顔で立っている
でも逆に変わったこともある
私の目をちゃんと見てくれるようになった
孤爪
○○
○○
○○
○○
○○
孤爪
○○
○○
私がそう言うと
孤爪君はスマホから目を離し
私の目を見る
孤爪
○○
○○
孤爪
最近わかった
無言なのはOKって言う証拠
今から私が話す秘密も…
話すのには勇気がいる
私は息を吸い込み
話し始めた
○○
孤爪
○○
孤爪
○○
○○
○○
孤爪
○○
○○
○○
○○
○○
○○
孤爪
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
孤爪
○○
○○
○○
○○
孤爪
孤爪
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
孤爪
○○
○○
○○
孤爪
孤爪君はあっさりと認めた
それに少し笑みがこぼれる
○○
○○
○○
孤爪
孤爪
○○
○○
孤爪
孤爪
まぁ…孤爪君ならそういうと思ってた
○○
○○
孤爪
孤爪
○○
孤爪
孤爪
孤爪
私はその言葉を聞いて
正直涙が出そうになった
今まで求め続けた
何かが貰えたような気がして
そんなことを考えながら
風が静かに吹き抜ける屋上で
二人はしばらく並んで座っていた
○○
孤爪
孤爪
○○
○○
○○
○○
孤爪
孤爪
○○
うーん…
孤爪君と一緒に帰るステップなんて
無かったのに
私は気がついたら
孤爪君に声をかけてる
どうしちゃったんだろ…
孤爪
○○
孤爪
○○
○○
○○
孤爪
○○
○○
孤爪
○○
孤爪
○○
○○
○○
孤爪
孤爪
孤爪
○○
○○
○○
○○
孤爪
孤爪
○○
あ…ここが別れる場所だ
もう着いちゃった
○○
孤爪
孤爪
○○
変だ…
おかしい
最近別れ際になると
妙に名残惜しい気持ちになる自分がいる
今まではそんなこと無かったのに
孤爪君が…誰かと話してると
嫌な気がする
もしかして…孤爪君のこと
○○
○○
○○
○○
○○
そんなこと考えても仕方ない
そう思い通知が来てないか確認すると
明日の放課後空いてる?
という通知が入っていた
でもその送信者は○○ではなく
1個年上の幼なじみ
るいとからだった
○○
○○
珍しい…あの人から連絡が来るなんて
私はとりあえず「空いてる」とだけ
返信をした
そうして私は家に着いたあと
シャワーにはいった
○○
その時携帯がなってることに気がついた
○○
誰だろ
○○
1ヶ月に1回ぐらい
姉は電話をかけてくる
今までは1度も出たことは無い
出る勇気がなかったから
でも今は…
今なら
お姉ちゃん
通話
00:00
○○
お姉ちゃん
○○
○○
お姉ちゃん
お姉ちゃん
お姉ちゃん
○○
お姉ちゃん
私は家族に認められてないけど
お姉ちゃんが嫌いな訳ではない
それにお姉ちゃんは
私を大事に思ってくれてる
お姉ちゃん
○○
○○
○○
○○
○○
お姉ちゃん
お姉ちゃん
お姉ちゃん
○○
お姉ちゃん
○○
お姉ちゃん
お姉ちゃん
通話
01:28
○○
実家に帰る勇気は
未だにない
歓迎されない未来が目に見えてるから
○○
そして通知は来ないまま
次の日を迎えていた
藤山
○○
藤山
藤山
藤山
○○
○○
藤山
藤山
藤山
藤山
○○
藤山
藤山
藤山
藤山
藤山
確かに…
孤爪君は
仲良い人が一人もいない
いや…もしかしたらいるのかもしれないけど
少ない方だ
まぁクールだし無愛想だから
仕方ないけど
私とは普通に話してくれるし
優しくもしてくれる
たまにだけど
もしかして…特別とか?
○○
いや
違う違う
藤山
○○
藤山
と教室に響き渡る
○○
るいと
藤山
るいと
○○
○○
孤爪君もいるのに
まぁ…机に伏せてるから
平気か…
○○
るいと
藤山
るいと
○○
るいと
るいと
○○
るいとは自由奔放を極めた人間
るいと
○○
るいと
○○
るいと
るいと
○○
○○
○○
るいと
るいと
○○
るいと
なつみっていうのは私の姉のこと
○○
○○
○○
るいと
るいと
○○
るいと
○○
○○
るいと
るいと
○○
るいとは自由奔放なのに加えて
爽やかで社交的
男女問わず人気がある
その上イケメン
まぁ…
私のタイプでは無いけど
るいと
るいと
○○
るいと
と、るいとは笑いながらいった
○○
○○
るいと
るいと
るいと
仲良い先輩なんているんだ
○○
○○
るいと
るいと
○○
るいと
るいと
るいと
るいと
るいと
そういうタイプ…ねぇ
○○
私はあまり考えずに返答した
興味無いはずだったんだけど
気がついたら…
るいと
急にるいとが真剣な表情になるのがわかった
○○
るいと
るいと
いつか聞かれると思ってた
この質問に
私は戸惑いが隠せなかった
○○
るいとが発した言葉が脳内を駆け巡る
○○
私がそう答えると
るいとは私の顔をじっと見てくる
るいと
それ以上
るいとが孤爪君のことを聞いてくることは
無かった
私は帰ってくるとすぐに
ソファに倒れ込んだ
○○
孤爪君のことをかんがえると
どうも胸が痛い
スマホのトーク履歴を見ても
いつも短いやり取りばかり
でもなぜか
その一つ一つが
今は特別なものに思えた
○○
そう考えていると
机の上に
何かが置かれた音がした
○○
今日は
手紙だった
○○
私は特に考えることなく
その封を開けた
そこには一文だけ書かれていた
絶対に彼を好きになってはいけない
それだけ書かれていた
○○
○○
○○
心臓が止まるかと思った
まるで
未来の自分に
釘を刺されてる
そんな気がしたから
○○
でも
1番怖かったのは
その言葉を見た瞬間
心の奥底から湧き出た
「拒絶感」だった
好きになっちゃいけない…
そんなのって
自分でも気がついていた
私はとっくに
孤爪君のことが好きになっている
コメント
2件
待って大好き!!!大会の疲れ吹っ飛んだ!!え?1コメですか?