ミーンミンミンミン...
ミンミンミン...ッ
何処からか蝉の鳴き声が聞こえてくる.
俺はこの季節が大好きだ.
河の近くへ行くと
蛍がそれはまた綺麗に飛んでいて.
それはまるで
この空で瞬く星のように.
これは君が居なくなったことを
表しているのかな.
君のように美しい景色を見ると
胸が痛むよ.
もう此処に君は居ないのに
傍に居る気がして.
辛いよ.
心臓が抉られたみたいに.
痛いよ.
あぁ...
泣かないって決めたのに
涙が
ぽ た ぽ た
滴り落ちて
熱いよ.
目の奥が.
この季節の太陽のように
それはまた
ジリジリと,
焼きつけるように.
俺も
君みたいになれるかな.
この景色のような
美しい人間に.
―END―
コメント
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フォロー、初コメ失礼します このお話好きです😳 あ、雫ちゃんに主さんおすすめされてきました。もし良ければ仲良くしましょ
拓海くんににってる⤴