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大好き"だった"人が
この世界から消えた
嗚呼俺は
君に何をしてあげれてた
桃
君は弱音ひとつ
吐かずにここから旅立った
なのに俺が泣いてどうする
俺にとって君は
過去の人だった
でも君にとっての
俺は大好きな人だったんだね
君と出逢ったのは
ちょうど3年前
俺の誕生日から
少しすぎて出逢った
たまたまだった
取引先に行った時
話す相手が君だった
きっとこれがなければ
出会う事はなかった
目が合った時
少し時間が止まった
蒼
桃
桃
蒼
蒼
礼儀正しい
背の小さい可愛らしい人だった
それから
俺からアプローチして
付き合うことになった
蒼
桃
桃
蒼
桃
蒼
桃
桃
蒼
蒼
甘いものが大好きで
沢山食べたい君
桃
桃
蒼
桃
桃
蒼
蒼
真剣に悩む君の横顔は
とても綺麗だった
蒼
蒼
桃
蒼
桃
蒼
桃
桃
蒼
蒼
桃
桃
桃
蒼
桃
桃
蒼
お金を出そうとすると
自分が出すといい
代わりの案を出すまで
蒼は折れようとしない
そこが可愛いんだけどね
桃
桃
桃
桃
きっとこれからも来るだろう
桃
桃
蒼
桃
桃
蒼
桃
桃
蒼
蒼
桃
桃
蒼
蒼
桃
蒼
蒼
桃
何度もデートをした
それから俺たちは
同棲をする事にした
桃
俺の方が帰りが遅い
いつも蒼は
ソファに座って
スマホを弄っている
蒼
桃
同棲して1年が経つ頃には
まともに
挨拶をする事は無くなった
夜寝る時
前まで返してくれた
桃
も
桃
も
蒼
としか返してくれなくなった
そんな蒼に
どんどん
冷めていったんだ
蒼は自分から言えないだけで
本当は俺の事
愛してくれてた
それから俺は
夜遊びをするようになって
まともに家に帰らなくなった
そこで彼女と出逢った
桃
この時にやめとけばよかった
でも抜け出すことは出来なかった
別々になった寝室
毎晩彼女と体を重ねた
隣に君が居たのに
壁の向こうから聞こえる泣き声も
リスカをしていた君も
知らないフリをして
全部闇に飲み込ませた
カフェで彼女とデートをしていた
すると彼女が
と言って席を立った
俺は別に気にせず
わかったとだけいい
彼女が帰ってくるのを待った
10分くらいした頃だろうか
笑顔の彼女が戻ってきた
桃
桃
桃
桃
何も気にせずに
その日はホテルに行った
まだ帰らなくてもいいや
そう思いながら
さすがに朝帰りは
面倒臭いから
26:00くらいに家に帰った
どうせ寝ている
その時ふと
水音が聞こえてきた
桃
何故か危険を感じた
おれは
急ぎ足で浴室へ向かった
何となくわかっていた
きっと耐えきれなくなっていたことは
浴槽からはお湯が漏れていて
君の綺麗な顔は
お湯に浸かっていた
桃
桃
桃
桃
君の体を揺らした
ただ君の体は
俺の揺らした間隔と
全く同じように揺れた
桃
浴槽に浸かった
左手首
留めなく血が流れ出している
桃
急いで君の体を起す
前よりも軽くなった体重
お湯で張り付いた髪
支えないと下がってしまう
君の小さな頭
全てが物語っていた
桃
この時には
もう手遅れだったんだ
体を丁寧に吹き
ソファに横たわらせた
桃
泣く資格はない
ふと机を見ると
手紙と
指輪が置いてあった
桃
桃くんへ! きっと今頃君は 後悔してるんだろうね でも大丈夫! 僕はずっと幸せだよ 桃くんの気持ちが僕に無いことは ずっと前からわかってた。 僕は愛想が悪いよね。 僕は可愛げなんてないよね。 きっと君の隣には 女の子が向いてた。 もしまた出逢えたら 次こそは君と幸せになりたい もしとかの話はしたくなかった でもいいんだ。 今日彼女さんに会ったんだ。 綺麗な人だったね。 きっといいお嫁さんになってくれるよ!幸せにしてあげてね。 ずっといえなかったけど、 愛してたよ。 誕生日おめでとう。 今年の誕生日プレゼントは 僕からはあげれません。 あぁでも一つだけあげれた この指輪 前に見つけて買ったんだ。 君には貰えないと思ったから 逆プロポーズでもしようかなって。 まぁ無理だったねw ずっと愛してた。 ずっとだいすきだよ! 蒼より
桃
なんで泣いてるんだ
なんで大切にしなかったんだ
手紙には所々
涙が染みたあとがある
桃
桃
桃
桃
きっと君には許して貰えないだろう
ただこれを言うことは
許して欲しい
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
届いてないだろう
だから俺は何度も言う
桃
桃