朝だ。
起きないと
カーテン開けないと…
換気しないと…
半年って言ってたのに
神様は意地悪だなぁ。(笑)
いふくんは…今日仕事だっけ
ま、僕が仕事はちゃんといけって言ったんだし
最悪だ
もう苦しいのはやだよ
辛いのは嫌
なにか体に異変ありますかっ…?
安静に、おとなしくって言いましたよね。
喋って、動いて…笑うことはできないんです。
……そっか
僕が悪いのか。(笑)
それなら今、安心できる方が…
その後僕はたくさん検査を受けた
痛いものや苦しいものもたくさんあった。
どうせ死ぬのに
なんでわざわざこんなことするんだろう…
なんて考えてしまった。
何が残るんだろうなぁ…)
検査の結果は悪いことばかりだった。
脳が弱ってきていて 体に指示が出せないと言った
肺も弱くなり少しでも変なものが入れば 呼吸困難になり命にも関わってくるらしい。
ほとけが起きなくなった
声すらでない
ただ、ただ、泣いて
冷たくなったほとけの手を握る
俺は手紙を開いた。
いふくん! こんにちなむなむ!ほとけだよ! 看護師さんからこの紙渡されたかな!? それなら僕はもういないのかなっ?笑 ごめんね、隣にいれなくて。 全然長くないけど、 気持ちいっぱい書いたから。 読んでくれたらうれしいな!♪
いふくんは僕のことをすごく愛してくれていたね。 暴言ばっかだけど… 傷ついたことはなかった!笑 僕の命があとちょっとって聞いて、 僕より泣いてさ〜!おもしろかった〜!! あと、うれしかったよ。 治る、とか…嘘ついちゃってごめんね。 僕は死ぬことずっと知ってた 日に日に体調悪くなってさ、苦しかった でも…いふくんの前では 前みたいな僕でいたくて!! ちょっとがんばっちゃった〜〜!♪ おかげで寂しい思いはしなかったでしょ?☆ いふくんさ 僕に言いかけてくれてたことあるでしょ? 「ほとけが死んでも」 だっけ? あれきっと…恋人のことだよね! 新しい恋愛始めてね! 引きずられてると、こっちだって気遣っちゃうし?!笑
いふくんに新しい恋人ができたとして
喧嘩とか、僕みたいに病になったりとか いきてるなかで…避けることはできないの!! もうこれは100%!! でも…折れずに向き合っていけば 奇跡は起こるよ。可能性を。 信じて。前へ進んで。 いふくんは弱いけど!強いから! 惹かれる人いっっっぱいいると思うんだ! だから、諦めないで。 僕が奇跡を起こせなかっただけで、 他の人はきっと違うから! それをいふくんはしっかり見抜いて! 幸せになってね!
大好きでした。ばいばいっ♪
「いふくん、泣かないでよ!(笑)」
「笑って?ニコ」
奇跡は起こった。
可能性を…信じてよかった。
お前にはやっぱ頭が上がらねぇよ。
ほとけ、ありがとう。