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転校してから数日後の放課後

br

なかむー
一緒帰ろ?

nk

ぁ。ごめん…
俺、部活あって…

br

そっかぁ…

nk

きんとき誘ってみたら?

br

きんときは
部活入ってないの?

nk

きんときは帰宅部だから

br

じゃあ、誘ってみようかな!

br

今度一緒に帰ろうね!

nk

うん!また今度ね!

br

じゃ、また明日!

nk

またねっ!

鞄を持てば隣の教室へと向かった 教室の中に居るかなと 教室を覗き込みきんときを探していた

br

ぇっと…きんときは…

kn

ーーww
(帰る支度をしながらクラスメイトと話している)

br

ぁ。居た!
でも…友達と話してるし…んー

kn

ぁ。じゃ、また明日ね
(ぶるーくの姿を見れば友達と話すのをやめ、ぶるーくの方に近付いてくる)

kn

どうしたの?

br

ぁ、ごめんね…
友達と話してたのに…

kn

大丈夫だよ
もう帰ろうとしてた所だったし

br

あの…
一緒に帰らない?

kn

いいけど、俺と?

br

うん!
なかむ誘ったんだけど
部活って言われて…

br

そしたら
きんとき誘うといいよって!

kn

なるほどね…

br

だめかな…?

kn

ううん。
一緒に帰ろ!

br

うん!

kn

あのさ…

br

ん?

kn

学校、慣れた?

br

んー。
ちょっと慣れてきたかな!

br

毎日楽しいの!
きんときとなかむが居るから!

br

勉強は、全然ダメだけど…

kn

ふふ
なら良かった

kn

勉強は今度教えてあげるね

br

ほんと!?
助かるー

何気ない話をしていると 後ろから車が近付いてきた

kn

ぶるーく危ないっ
(相手の腕を掴めば抱きしめるように引き寄せ)

br

わっ!

ブロロロロ…

kn

ったく…危ないな…(ボソッ

br

ッ!

br

(ぁ…これ…ッ)

kn

危ないよね…こんな狭い道
あんなスピードで走ってきて…

kn

ぶるーく、大丈夫?

br

ぅ、うん……ッ

br

(やばい…早く離れなきゃ)

kn

良かった…
(ギュッと抱きしめ)

br

ッ……き、とき…離れ…ッ

kn

ん?なに?
(体を少し離せば相手の顔を覗き込み)

br

はぁ……はぁ…ッ、見…ない…でッ

br

(顔は火照り目はトロンと虚な目になっていた)

kn

ッ…

kn

ぶるーく……ッ

kn

(相手の表情を見れば無意識に相手に顔を近付けようとし)

br

だめッ!
(ドンッと相手の胸を押し体を離す)

kn

ッ!

br

ごめん…ッ…ぼ、僕
先、帰る…ッ

br

(バタバタと走り出しその場を去っていく)

kn

ぶるーく…?

kn

今のは……一体…

家に帰ってくれば そのまま寝室へと向かい ベッドに横になった

br

はぁ…ッ…はぁ…

br

な、んで…んッ…
薬…効いてない…ッ

br

も…む、り…ッ

急いで制服を脱げばそのまま ベッドに横になり自分のモノを触り出す

br

ん…ッ…ぁ…きもち、ぃ……ッ

br

手、とまんな…ッ…ん"んッ

br

ぃ、っちゃ…ッ、ん"あ"ぁッ…
ハァ…ハァ…ッ

僕にはみんなに秘密にしていることがある それは…

"突然発作が起き発情してしまう" という病気を抱えているということ

数ヶ月前、突然この症状が出始めた 原因は不明 いつ何処で症状が出るかは 自分にもわからない

抑制薬を飲んではいるが 薬が効かない場合もあるらしい 発情状態になってしまった場合 症状を抑える為には "快感を得る"の方法しかない

そして この発情状態の自分の姿を見てしまった者も 発情し理性を失ってしまう… 以前居た学校で 友達の理性を奪いかけたことがあった

br

んッ…ね、ぇ…欲しぃッ…

前の学校に居た時 友達の前で突然症状が出てしまったことがある 発情した自分を見て友達は理性を失いかけていたが まだ症状は軽かった為なんとか被害は出ず未遂で終わった

だけど我に帰った友達は 自分に嫌悪感を抱いていた

お前…友達だと思ってたのに…

br

ごめん…僕…

そういう目で俺たちのこと…

br

ち、違うよッ!

気持ち悪い…

br

ッ……

友達に言われた言葉に返す言葉が出てこなくて その場から逃げ出した 次の日もその次の日も… 僕は学校に通えなくなった

しかし、このままではだめだと 誰も自分を知らない遠いこの街で 一人で暮らすことを決め あの学園に転校してきたのだ

薬で抑えているから大丈夫だと思っていた だけど 最近薬が効かなくなることが増えた

もしかしたら また、友達の前で 症状が出てしまうかもしれない

br

せっかく…
仲良く、なれたのに…ッ

br

嫌わ、れるの…ゃだ、な……ッ

こんな病気さえなければ… 誰も傷付けたくないのに… どうして、こんなことになったんだろう

〜次回へ続く〜

忘却の恋ーロストピュアシンドロームー

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