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リュウ
わたしを抱っこしたリュウさんは震える足で星ケ崎動物病院の入り口に立つ。
リュウ
リュウ
わたし
リュウ
リュウ
リュウ
彼女は覚悟を決めて 自動ドアをくぐった。
リュウ
リュウ
リュウ
リュウ
リュウ
...2時間後、リュウさんとわたしは診察室へと通された。
獣医さん
獣医さん
しんと冷たい空気が張り詰める。
こち、こちと秒針の音が 耳に痛く突き刺さる。
獣医さん
リュウ
リュウ
リュウ
獣医さん
リュウ
獣医さん
獣医さん
リュウさんは影山先輩が作った薬の経緯を語り始めた。
獣医さん
リュウ
リュウさんはカバンから錠剤の入った瓶を取り出した。
リュウ
獣医さん
リュウ
獣医さん
再び痛々しい沈黙が流れる。
わたし
わたし
リュウ
リュウ
わたし
リュウ
わたし
彼女は薬を一粒取り出し、 わたしのマズルに含ませた。
―それを静かに嚥下する。
リュウ
リュウ
すると、脳が強制終了されるようなバチバチとした激しい感覚に襲われた。
わたし
わたしは思わず悲鳴を上げる。
リュウ
リュウ
わたし
理性と思考が電流に書き消され、ぐるぐるとした渦に呑み込まれる。
―すると...
ぼん!
という音とともに―
わたし
人間の両腕両足が視界に映る。
獣医さん
わたし
わたし
リュウ
わたし
わたし
獣医さん
獣医さん
先生はリュウさんに向き直り、 渋々と口をひらいた。
獣医さん
リュウ
獣医さん
獣医さん
リュウ
獣医さん
獣医さん
リュウ
リュウ
リュウ
リュウ
獣医さん
わたしは静かに 親子を見つめていた。
獣医さん
リュウ
リュウ
地面にへたり込んだリュウさんの瞳から大粒の涙が溢れ出す。
リュウ
彼女は親と再会できた子どものように大声で泣きじゃくった。
それは、あたたかい涙だった。
つづく