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次見たすぎてヤバイ笑めっちゃ楽しみです!
続きが楽しみすぎます😭
続きが見たいわ
そう思い、 僕は感謝の気持ちを伝えようとスマホを取りだしトークを開く。
と、 その瞬間運がいいことにジミナがゆっくりと病室のドアを開けて入ってきた。
JIMIN
JIMIN
いきなりブワッと涙目になったジミナはそう言うと、 すぐさま病室から出ていってしまった。
…来たばっかりじゃん…
先生呼ぶのは後ででもいいのに…
なんて思いながらスマホをいじって、 先生とジミナが来るのを待つ。
するとふと目に入る、 " 不在着信 " という文字。
誰から…、 なんてそんなの見なくてもわかる。
ジョングガだ。
カトクは… って…、 消したんだっけ…。
……
……はぁ…
するとふと思ってしまった、 この言葉…。
死にたい
そんな言葉が急に頭の中をいっぱいいっぱいにする。
ただ浮気されただけなのに死にたいなんて身勝手だ。
なんてそんなこと知ってる…、 だけど…、 好きな人に、 恋人に…、 僕を愛して貰えなくて、 …それが…耐えられそうになくて…。
……無駄なのに…。
死にたいって思うだけ無駄なのに…。
ガラ__。
医者
…起きたくなかったなぁ。
このまま眠っていればよかったのに。
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JIMIN
V
JIMIN
と、 なんの他愛もない会話をしながら数少ない荷物と身の回りの整理を手伝ってくれる優しいジミナ。
入院中、 ジミナは毎日僕の病院に通ってくれた。
一応起きても安静にするようにと言われベッドで横になっている僕は何もできず、 ジミナはせっせと何から何までやってくれたね…。
…本当に…、 優しすぎるよジミナは…。
なんて回想していると、
その時、 急にジミナのあの言葉が頭によぎる。
" こんな恋は…あんまりだよ "
どういう思いで言ったのか、 どんな意味で言ったのか…、 今、 急に気になりだした僕は、 手を止めてジミナをそっと見つめた。
JIMIN
JIMIN
V
なんでか分からないけど、 聞けなかった。
僕には理解できないくらい言葉の意味が深すぎるような気がして…、 聞いちゃいけない気がして。
も、もう、 考えないようにしよう…
JIMIN
V
あ、 そういえば僕はどこに帰ればいいんだろう。
あの…家?
…嫌だよ… あの家なんか…帰りたくない…。
だって…、 きっとあの女の人…、 あいなさんがいるよね…?
…っ、
僕達…、 2人だけの家 " だった " 家になんか…。
帰らないから…っ
JIMIN
すると、 僕の今の気持ちが伝わったのかジミナは「帰りたくないよね」と言ってきた。
ここで素直に帰りたくないって言えば、 またジミナに迷惑をかけてしまうかもしれない。
もう… 僕の大切な人には迷惑をかけたくない…っ
…我慢…しよう…。
僕が我慢すれば…、 何もかも…そのままで…、 みんな幸せで…、 そしたら " HappyEND " をむかえれて…。
我慢…しなきゃ…
僕は自分の気持ちを踏みにじって、 「帰りたい」 そうジミナに言った。
「帰りたい」 というのはもちろん心の底からなんて思ってない。
…もういいんだ、 別に僕はどうなったって。
皆が " HappyEND " になればそれで…。
JIMIN
V
そしてそれから僕もジミナもどちらも黙り込んでただぼーっと突っ立っていた。
…あぁ…、 もうまたジミナに迷惑をかけちゃったなぁ…。
あんなに疲れきった顔しちゃって…、 目には涙を浮かべていて、 唇はきつくかみ締めていて…、 手には拳を握っていて…。
もう早速迷惑かけてどうするんだよ…
…っ…。
JIMIN
少しかすれていて今にも消え入りそうなジミナの声に胸がキュッと苦しくなる。
……ジミナは優しいね 優しすぎるよ
だれよりも__。
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JIMIN
V
V
もう僕の家の前にいるんだから、 今更…、 帰りたくないなんて言っても遅い。
ジミナにバイバイって言ったら、 覚悟を決めて家に入ろう。
V
V
ああ、 言ってしまった。
…家に入らなきゃ。
JIMIN
V
そう言って僕は、 まだ覚悟を決めれていなくて上手く動かない体を、 無理やりなんとかして動かす。
やっと玄関の前までに来れた。
…ジミナは…って、 もう帰ったかな…。
振り返ってみるとジミナはもう家の前にはいなかった。
……
…玄関の前まで来れたんだ…、 あとは玄関を開けて入って…、 自分の部屋に飛び込めば…。
1度深呼吸して、 僕は玄関を…開けた。