フィン
マッシュ
フィン
マッシュ
フィン
マッシュ
マッシュ
パクッと1口食べてみると ふわっとした生地と冷たく とろっとしたクリームが 口内をいっぱいにした
初めての食感にマッシュは目を 輝かせ1口、また1口と咀嚼していく
マッシュ
マッシュ
フィン
フィン
フィン
マッシュ
再びシュークリームを差し出してきた 手から両手でシュークリームだけを 取り目の前まで持ってきて…止まる
マッシュ
フィン
じっ…とシュークリームを 見つめていたマッシュを不思議に思い フィンは声をかける
すると、マッシュは何を思ったのか シュークリームをパカッと 3等分に割った
心做しか嬉しそうなマッシュが フィンに割ったうちの一つの シュークリームを差し出す
マッシュ
フィン
マッシュ
フィン
マッシュ
レイン
フィン
レイン
滅多に怒ることがないフィンが 言葉を遮るように声を発し レインのことを横目でじろりと 睨むように見る
痛い視線がグサリとレインに 突き刺さり黙り込んだレインは 渋々マッシュから差し出された ものを受け取った
レイン
フィン
マッシュ
レインが受け取ったあと パッと、顔を変えたフィンを見て レインはそう呟く、マッシュは そんな2人を不思議そうに眺めた
フィン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
フィン
フィンの心にジーンと 暖かいものが染み込んだ
同時に、幼き頃兄と共に食料を 分け合った記憶が呼び起こされ フィンはレインを見る
すると、レインもフィンと 同じ気持ちだったのか視線が カチリと合い2人はふ、と微笑んだ
マッシュ
マッシュ
レイン
フィン
マッシュの言葉にレインは 眉間に皺を寄せため息をつき その光景を見てフィンは口を開けて 大きく笑った
レイン
マッシュ
マッシュ
一欠片のシュークリームを片手に レインはマッシュの 視線に合わせしゃがむ
レイン
マッシュ
レインの大きな手が マッシュの丸い頭の上を往復する
マッシュ
瞳孔を細めたマッシュは次第に ゆっくり目を閉じ頭を撫でる手を じっくりと感じていた…
シュークリームを食べ終えた頃 ふとフィンは窓の外を見て驚く
明るかった青空は夕焼けに 染っており、もう街中の街灯は 光を灯していた
そしてフィンは壁にかけられている 時計に視線を移した
フィン
レイン
フィン
フィン
マッシュ
マッシュ
”ここから近い森”その言葉を聞いて レインの顔は暗くなる
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
レイン
マッシュ
レイン
フィン
マッシュ
マッシュ
うんうんと1人で頷くマッシュに レインは珍しく焦った声を上げる
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
机に両手をつき前のめりになり 叫ぶように言う
レイン
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レインの言った名前を繰り返し 言いながらうーんと記憶を探る
マッシュ
マッシュ
マッシュ
えっへん、というマッシュに フィンとレインの2人は頭を抱えた
フィン
レイン
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュは懐を探り 赤黒い液体が入ったカップを取り出す
レイン
フィン
フィン
レイン
両手でカップを支えぐびぐびと 飲んでいるマッシュに 2人は恐る恐る聞く
マッシュ
カップの飲み口から口を離した途端 マッシュの体から小さくなった時 のような煙が出てきて体を覆う
少年の姿に戻ったマッシュは 2人を見てドヤ顔をして言った
マッシュ
レイン
フィン
今、フィンとレインの 心の声は一致した
初めて聞いた…その味…
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プロテイントマト味、、、、?