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希途愛
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夢好
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2
No. 4
俺は届くわけもない謝罪を言い、ほとけの口にキスを交わした。
No. 4
これは俺なりの愛情表現、と言った方が理解しやすいだろうか。世の中には様々な愛し方があると言うだろう?
俺は愛しているからこそ殺した。
一般の人はそれをおかしいと捉えるのだろうが、俺は違う。なんせ、俺は間違った事は一切していないのだから。
このゲームのルールにもあったはずだ。誰かを愛しているからと言って、殺さないなんていう択はない。無論、俺がそうだから。
俺はルールに従った。ただそれだけの事。俺が誰を殺そうが、それは全部仕方のない事なのだ。
No. 4
俺はゆっくりと体を起こし、ドアの目の前まで来て立ち止まった。
No. 4
そう思ったと同時に、謎の後ろめたさがあった。
本当にこのまま俺一人で出てもいいのだろうか。ほとけやりうら、他のみんなの死体などはどうすればいいのだろうか。
そんな疑問が、今になって俺の頭の中で渦巻いた。
だが、そんな疑問をかき消すかのように俺は口を開いた。
No. 4
もう俺の頭にはそれしかなかった。俺がこの場から去ればいいだけの話だ。
出られる。そう、もうこんな所からおさらばできるんだ。喜ぶべきだろ。
しかし、俺の口角は一向に上がる気配がなかった。なぜ?出られる喜びを噛み締める場面じゃないのか。
No. 4
気がつけば、俺はその場にへたり込んでいた。
立ち上がりたくても、足に力が入らないせいでびくともしなかった。
No. 4
俺は足にそう言い聞かせ、無理やり足を動かした。
俺はここから出なきゃ行けないんだ。今すぐにでもここから出なければ、すぐにこの場から離れなければ。
そう思った時には既にドアノブが手元に届いていた。
ガチャッ…ガチャガチャッ
No. 4
ドアが開かない。
なんで?みんなは死んだはず、ここに生き残っている人は何処にも__
ゴッ
と鈍い音がした。
次の瞬間、視界が大きく揺れる。何が起きたのか理解するより先に、頭の奥で鐘を鳴らしたような衝撃が広がった。
倒れかけた身体をどうにか支えながら振り返った瞬間、呼吸が止まった。
__ありえない。
そこに立っていたのは、確かに死んだはずの人物だった。
間違えるはずがない。絶対に、この目で確認した。
なのに__
No. 4
何とか絞り出した声で目の前の彼に問いかける。
No. 4
そう彼の名を口にすると、不気味な笑みを浮かべ彼は口を開ける。
No. 3
No. 3
初兎は俺の質問には応えず、淡々と喋りだした。
No. 3
No. 3
No. 4
No. 3
No. 4
No. 3
グチャッ
何かを潰したような、そんな音が部屋中に響き渡った。
クチャッ、グチュッ
その音は1回だけでは止まず、2度、3度と何度も何度も鳴り響いた。
殴り続けて数分が経った頃には、ないこの原型は1つ残らずなくなっていた。
No. 3
ピクリとも動かない事を確認した初兎はその場から離れ、ドアノブに手をかけた。
ガチャッ
と音がして、扉が開く。
初兎は何も言わず、前へと進み出した。
勝者:初兎
END
やっと終わりましたね。
何とか完結出来てよかったです。このまま完結しないんじゃないかと思ってヒヤヒヤしてました。
このエンド、みなさんは予想出来ましたか?
多分これからの作品は🌈🕒様を中心に投稿させて頂くと思います。主につ🅰️様から書かせて頂きます。
それでは、さようなら。
コメント
3件
まさかの白ちゃんが勝者だなんて…! 驚きが隠せない😲😲 もし、桃ちゃんがあそこで躊躇ってなかったら勝者は桃ちゃんだったのかな… 最高のお話ありがとー!!✨️✨️
読み終えました……いや、もう、重いっすね。自分なりの愛ゆえに♡♡♡という背理と、最後のどんでん返し。死んだはずのしょうちゃんが勝者としてドアを開ける展開には「あっ」と声が出ました。ルールに従ったはずのNo.4がなぜ足を引きずられたのか、その心理の描写が切実で、読後もずしんと残ります。完結お疲れさまでした!