もうすぐ世間で言う バレンタインだ。
このイベントでは毎年女性陣が 俺達男性陣にチョコレートの スイーツを振る舞ってくれる わけだが……俺には言うべきか 迷っていることがある。
普久原 結和
溝下 幸治
溝下 幸治
普久原 結和
溝下 幸治
普久原 結和
嬉しそうに去っていく 結和の背中を眺めつつ、 俺は一人溜め息をついた。
本題から先に言ってしまうと、 毎年女性陣が作るチョコレートの スイーツのレシピは 俺が監修している。
そしてその事実は俺と 結和しか知らない。
いやまあ、もしかすると 環那辺りは勘付いている かもしれないが、直接確かめる ようなことはしなかった。
もし仮に気づいていなかった場合、 事実を明かすのが なんとなく怖かったから。
溝下 幸治
とりあえずレシピを 考案するのが先だ。
今日はアイデアを探すべく チョコレート専門店に 行ってみるとするか。
そうやって向き合うべきことから 逃げようとしたのが、 間違いだったのだろう。
六条 環那
溝下 幸治
チョコレート専門店にて、 俺は見事に環那と出くわした。
六条 環那
溝下 幸治
不思議そうに尋ねられても 言葉を濁すばかり。
上手く誤魔化せそうにない。
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
溝下 幸治
想定外の言葉に驚く。
溝下 幸治
六条 環那
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
作る側はともかく貰う側にまで 知られていたとは。
しかも一緒に秘密を共有していた はずの結和が明かしたらしい。
それなら俺は一体なんのために ずっと隠し続けていたのだろう。
溝下 幸治
六条 環那
溝下 幸治
まずは一度落ち着こう。
話を聞くのはその後だ。
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
このままでは他の客に迷惑に なってしまうということで、 俺達は場所を移動した。
現在は公園のベンチに 並んで座っている。
六条 環那
環那が話を切り出した。
溝下 幸治
先程聞いたことの解釈が 間違っていないかを確認する。
それに対し彼女は頷き、 一言付け足した。
六条 環那
六条 環那
相変わらず優れた勘を持っている。
それに感心しつつも 本題の掘り下げに入った。
溝下 幸治
溝下 幸治
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
溝下 幸治
それなら多少具体的でも 納得できるな。
六条 環那
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
六条 環那
溝下 幸治
結和がそう思ってくれている のは嬉しい。
ただ、そういう言葉は直接 本人の口から聞きたかった。
六条 環那
溝下 幸治
溝下 幸治
六条 環那
溝下 幸治
溝下 幸治
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
六条 環那
溝下 幸治
六条 環那
六条 環那
環那はそう言って苦笑した。
コメント
1件
久々の感覚達の日常きたァァァ!!!!✨ 環那さんの勘がめちゃくちゃ働いてるな〜 そして、幸治さん、、、今まで頑張って隠してたのにバレてたなんてねw ドンマイwだけど、なんかみんな優しくて癒されるなぁぁ