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図書室だと思ってくださいw
私は良く図書室ですれ違うある男の子が気になっていた。
校章は私と同じ緑だ
だから3年生なのは確かなんだけど…
何か言葉を交わすことがないから
あの男の子この名前なんてわかるわけが無い
放課後彼が帰る時間までは、私と二人きりで図書室にいる
遠くで聞こえる部活の声を聞きながら
岸田唯
岸田唯
岸田唯
岸田唯
岸田唯
岸田唯
私は貸出カウンターで本を読みはじめた
図書室に響くのは本のページをめくる音だけ
そんな時だった…
バンッ
勢い良く開けられた図書室の扉がうるさい音を立てた
音がした方には女子生徒が2人
かなで
さりな
本をかりに来た訳ではなさそう
こうやって図書室をカフェがわりに使う人もいる
彼女達のうるさい声も、他の場所だったら微笑ましいけど
ここは図書室だ
静かに時を過ごす場所に……来て欲しくない
だけどヘタレな私に、注意できるわけがない
彼も自分には関係ないというふうに彼女たちを無視した。
かなで
さりな
かなで
かなで
かなで
さりな
かなで
かなで
かなで
さりな
なんで本を読むことでこんなに言われなきゃいけないのだろう。
私たちは何もしてないのに…
ほんとにこういう人達って意味わかんない
岸田唯
つい自然にため息がでた
しかし彼女たちには聞こえていないようで
私たちのことはお構い無しに話し始めた
かなで
さりな
さりな
かなで
さりな
かなで
あろうことスマホを取り出し音を出して動画を見始めた
さりな
また2人で笑い始めた
いくらなんでもうるさすぎる
さすがにうるさいから注意することにした
立ち上がり2人の元へ行こうとしたら
((「「彼」」))も彼女達の向こうに行こうとしていた
目があってその場から動けなくなってしまった
その時勢いよく扉が開いた
君島先生
君島先生
君島先生
君島先生
さりな
君島先生
君島先生
さりな
君島先生
君島先生
私は彼と目が合ったせいか話したくなってしまいついに声をかけた
岸田唯
彼はすごく驚いていた
男の子
岸田唯
男の子
男の子
男の子
男の子
その気持ちはわかる気がした
岸田唯
男の子
岸田唯
男の子
岸田唯
男の子
話が合うようで気づけば1時間もたっていた。
岸田唯
君島先生
岸田唯
君島先生
岸田唯
君島先生
岸田唯
私は男の子がいる方を指さした
岸田唯
なぜか私が指さした方には誰もいなかった
君島先生
岸田唯
どこを探しても男の子はいなくて図書室にいるとは先生と私だけだった。
岸田唯