鶯の怪談話　1　若竹‼

１話　前編　『てるてる坊主』 １話　中編　『片割れ人形』 はもう読みましたか？ 先に上記の作品を見てからの方が 楽しめるはずです。 もう読んでくれていた人には、無駄な 時間でしたね。 では、 １話　後編　『若竹‼』 読み進めて見てくださいね

鶯家 「お母さん、今夜山吹の家にお泊まり行ってもいい？」 「うぐ…山吹くんのお宅にお泊まりするのは、うぐ一人？」 「いつもの9人の予定」 「あら！蘇芳君も一緒なのね？それなら許可よ！でも蘇芳くん付きでの許可よ？」 「ありがとう！お母さん！」

朱家 「かぁさん！今夜山吹の家に泊まってもいい？」 「他に誰か一緒に泊まる人が居るならいいわよ」 「ぃやったぁ！ かぁさんありがと！」

山吹家 「お母さん、今日何人か泊めても良い？全員俺のスペアの部屋で良いから」 「いいよ、でも全員あんたと仲良いなら全員あんたの部屋でよくない？」 「俺の部屋はダメ！ 散らかってるもん！だから、今日は俺もスペアの部屋で寝る！」 「そう」

若竹家 「母さん！オレ今日山吹の家に泊まるから！」 「えっ⁉ちょっ！若竹！待ちなさい‼ あぁ、あっという間に…」 「逃げきったぜ☆」

珊瑚家 「ママ山吹の家に今夜泊まってくるね」 「んー、行ってらっしゃい」 「はぁい、いってきまぁす」

瑠璃家 「ママさん！山吹君の家に今夜泊り決定事項！(決定事項じゃないけどねﾃﾍ)」 「行ってらっしゃい」 「行ってきます…」

萌黄家 「ママ、私今夜外泊ね」 「オッケ、気を付けてね？」 「オッケー、じゃあまたね」

蘇芳家 「母様、山吹家に今日は泊りです」 「あの９人？」 「はい」 「行ってらっしゃい」 「行って参ります」

藍家 「母さん、お泊まり…」 「ダメ！絶対ダメ‼」 食い気味に言われた 「えっ、なんで！」 「貴女また、怖い話の子とどこかで泊まりたいみたいなこと言うんでしょ？」 こうなったら母さんは人の話を一切聞かない 「わかった、諦める……」 「うん、良い子ね、それでこそ私のかわいい藍」

30分後

山吹家

山吹、朱ペア ザザッ 「なんもないね？」 「あぁ、『片割れ人形』らしきものは見当たらないな」

蘇芳、鶯ペア ザザッ 「見つかりました？」 「いや、俺は、見つけてないうぐも見つけてない感じなんだな？」 「えぇ」

瑠璃、萌黄ペア ザザッ 「萌、あった…？」 「ないっぽい」

若竹、珊瑚ペア ザザッ 「若竹？何があったの？」 「……………」 「若竹！固まってないで喋りなさいよ⁉」 「…ぁ…あった、片割れ人形が」

さっきの部屋

静寂に包まれる中 全員の荒々しい呼吸の音だけが こだまする

0:00 山吹家敷地内に生えるご神木のように 立派な木 人形の首をくくる。 木に吊り下げる 縄を輪にしてもう一本吊り下げる

すると

何も吊るされていない方の輪に 手を掛ける

すると ダッ 蘇芳が手に持っていた 護身用の鋭いナイフを握り 走り出した

そうしている間にも吊られた 若竹の顔は どんどん青白くなっていく

プツッ

縄が切れた

ポロポロ

これで1話『若竹‼』 はおしまいです。 いかがでしたか？お楽しみ… いただけたでしょうか？ 次も気まぐれに配信する予定です お楽しみいただけた、という方は 次回も出すのでぜひ見てくださいね？ 次回はキャラ設定を公開したいと 思います キャラ設定公開以外にも番外編を 今後出すつもりなので 本編以外もよろしくお願いします

長々と失礼しました