TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

莉犬

…朝……5時か、

莉犬

今日は新入生が来る日。
忙しくなりそうだな…!
頑張らなきゃ…

莉犬

…起きよう。

莉犬

あ、母さんおはよう。

まま

あら、おはよう。
いつも6時起きなのに…
今日は早起きね、何かあったの?

莉犬

んー、今日うちの学校にね、
新入生が来るんだ。

まま

あらそうなの??((

莉犬

うん!…だから、
生徒会長首席として頑張らなきゃ!

まま

そうね…!
転入してきたなら不安だと思うから…
しっかり莉犬がさぽーとしてあげないとね。

莉犬

うんっ!

俺に生まれた時から感情なんてなかった。

人と接する時は仮面の様な笑顔貼りつけて、

痛いも苦しいも感じない。

だからなんだって出来た。 生徒会長になって、首席も取って。

ただ、人のために。 お母さんのために生きてた。

少し肌寒い秋の日。

ころん

あ、生徒会長ー!
おはようございますっ!

莉犬

あれ、ころちゃん?
学校来るのめっちゃ早いじゃん。

ころん

え?、あw
僕居残り学習(?)してたんですよw

莉犬

え?w

ころん

だから、その帰りです!w

莉犬

え?!ww
え、ほんと?w

ころん

ほんとですよw

莉犬

やばっww

ころん

えー、ww
酷いですよw

るぅと

あ、あの…ッ!
ここって、中高一貫いちご学園ですよね…?((

君は突然俺の前に現れた。

莉犬

え?…そう…だけど。
違う学校の制服…??

ころん

あれ、誰??

るぅと

あ、はい…っ!
今日から転入する事になった
るぅとって言います!

るぅと

制服は突然だったので
間に合わなくて…
すいません……っ!

君はとても優しい笑顔を… なんとなく… 安心するような笑顔を持っていて。

莉犬

………?

るぅと

あ、あの……?

莉犬

え、あ、
転校生くん?!

俺は、 そんな感情と初めて出会った、

ころん

え??転校生?!
まじ?!?!((

るぅと

あ、はいっ!
転校生くんです…!……多分…

莉犬

わーっ!
こんなに早く来てくれると
思わなかった…
全然準備とか出来てないけどごめんね…っ

るぅと

いえいえ…っ!
こちらこそごめんなさい…
こんな変な時間に来ちゃって…っ

莉犬

全然だよ〜っ!

ころん

……僕無視??

莉犬

ころちゃんは一回帰るなら帰ったら?

ころん

え、あ…うん…….

莉犬

じゃーねーっ!
ころちゃん!

ころん

あ、うん…じゃーねーっ!…
生徒会長と…転校生くん…っ!

るぅと

あ、え、はい…っ!
えっと…青髪くん…っ!

莉犬

青w髪wwくんw

るぅと

え、えっと…
僕変な事言っちゃいましたかね…

莉犬

あ、いやいやw
言い方が面白いなーってw!

るぅと

そうですかね……っ

君は優しく微笑んで言った。

莉犬

……うん…っ!

とても、愛らしく思えた。

莉犬

あ、ごめん…
自己紹介まだだったよね。

るぅと

あ、はいっ!

莉犬

俺は莉犬!
君と同じ2年生!
内緒だけどクラスも同じ予定だよ〜!

莉犬

あとね、
中等部生徒会の会長やってる!
部活は生徒会忙しくて
ほぼ行けてないけど演劇部!
あと、一応中等部首席持ってるから
なんかあったりしたら俺にいってねっ
よろしくね〜っ!

るぅと

あ、え、そ、そうなんですか?!
せ、生徒会長と首席を2年生で…凄いですね!

莉犬

えへへ〜、そうかな?…

莉犬

あ、あと、さっきの青髪くんはね、
ころん!1年生の頭ほんとに悪い!
くそほど悪い!テスト毎回全部赤点だよw
あいつも一応生徒会事務!まぁ雑用だよ

るぅと

え…w
確かに何か頭悪そう……((ボソッ

莉犬

wwww
詳しくはあいつに聞いてねw

るぅと

はいw

莉犬

えっと…転校生くんじゃなくて!
るぅとくんっ!よろしくね〜

るぅと

はい…!
莉犬くん…よろしくお願いします!

君は……、 何故か俺と仲良くしてくれた。

莉犬

皆〜、
突然だけどこのクラスにー、
転校生が来まーすっ

もぶ(^∇^)

え、まじ??w

もぶ(^∇^)

女の子?!
会長!その子可愛い??

莉犬

んー、可愛いよー。(棒)

もぶ(^∇^)

まじかぁぁぁぁぁぁっっ

〜数日後〜

ジェル

あ、るぅーちゃんっ!((後ろから脅かす

それから君は どんどんクラスの子達と仲良くなって。

るぅと

わ…、ジェルくん??
……やめてくださいよ。( ·᷄ω·᷅ )(((

ジェル

えー?w
もうちょい驚いてやぁ…

莉犬

ジェルくんとるぅとくん仲良いねーw

るぅと

そうですかね?……
…ジェルくんがうざいんですよ。
どうにかしてほしいです….( ˙-˙ )

君と出会って…また話す度に。 俺の世界は色付いた

莉犬

えぇー?ww

ジェル

るぅちゃん酷!w

それから、君と俺は沢山話して 沢山…遊んだりした。

莉犬

あ!るぅとくんっ!
このキーホルダー…
一緒に付けようよ…!

るぅと

あ…っ!
良いですね….!
可愛い……
わんちゃんとはむすたー…?

莉犬

やったぁぁぁ〜っ!
…うんっ!
何かね……、
俺とるぅとくんに似てるなぁって…w

るぅと

確かに…w
なんだか不思議ですね!

莉犬

うんっw

君と居ると、 本当に笑えてる気がして。

とても…楽しかった。

きみはどうだったのかな…

 ある日の……肌寒い… 君と出会った日を思い出す秋の時

…楽しかった日々が引き裂かれるような…、

そんな時が当たり前のようにやって来た。

莉犬

あ…!
るぅとくん!どうしたの?
こんな時間に…

るぅと

あ、ごめんなさいっ…
悩んだんですけど….
やっぱり伝えなきゃなって。

君のおかげでこんな馬鹿みたいな…、 日々が楽しくなったのに。

莉犬

………?…
うん…….

君の発した言葉が信じられなくて。

るぅと

僕…持病があるんですけど……。
もう、来年にはこの世界から
さよならしなきゃいけないみたいです…((微笑

いや、 ただ信じたくなかったのかも知れない。

こんな時まで君は笑顔で……。

理解を…したくなかった。

君が…居ない未来何て、 考えたくなかったんだ。

でも……ずっと笑顔の君は言った。

るぅと

でも、あたりまえですけど…
莉犬は生きてくださいね、
これからも…ずっと。その笑顔で。

その時だけ、君は。 心做しか少し淋しそうな笑顔で……

るぅと

え……?
どうしたんですか…?

俺は…気付いたら君を抱きしめて… 口にしていた。

莉犬

やだ…!…
俺…ずっと君…ッるぅとくんと…
一緒に生きてたいよ…っ…

莉犬

ずっと…、ずっとずっと……
生きていたい…

俺の頬には涙が伝っていて、

 胸が…ただ、ただ……苦しくて、

辛くて。痛くて。苦しくて…。

心憂…そんな言葉に出来ない感情が… 溢れ出てくる。

 こんな感情、  知りたくなかった。

ずっと……。

一緒に居たいよ。

この作品はいかがでしたか?

228

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚