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神代千歳

前回までのあらすじ

私、神代千歳は とある事情で神社に行き

水の神様と

アオイ

火の神様に出会いました

ホノオ

水の神様をアオイ 火の神様をホノオ

と呼ぶことになり 私と神様の生活が始まったのです

森ノ神

私はまだか?

神代千歳

ちょっと待ってよ!

えー...(汗)

そして、ホノオの持っていた巻物 を届けに、雲上神社に行き

横暴な森ノ神さんと

森ノ神

は?

森ノ神

とっても優しい金ノ神さんと

金ノ神

ふふ...ありがと

金ノ神

ちょっと怖い海ノ神さん

海ノ神

心外だなぁ

海ノ神

の3人に出会いました

神代千歳

詳しくは前話までを
読んでください

アオイ

出番を千歳に思い切り
とられたのじゃが?

そして今、私は

アオイとホノオの元に帰るべく

新しく出会った神様3人を 追いかけてます!

森ノ神

遅いぞ女

神代千歳

ちょっと待ってよ!

神代千歳

(神様って速っ!)

神代千歳

(てか、やっぱり横暴!)

金ノ神

ごめんね、これが普通なのよ

神代千歳

(普通じゃない!)

神代千歳

(少なくとも人間にとっては普通じゃない!)

海ノ神

へばってると置いてくぞ?

神代千歳

わ、わかってるよぉ!

神代千歳

(凄く...意地悪そう!)

神代千歳

(本当に海ノ神さんってアオイのお兄さんなの?!)

神代千歳

待ってよっ!

あー...これ無理だ

神様の速さ尋常じゃない

神代千歳

っ、はあ...着いたぁ!

神社の石段を上がりきり その場に座り込む

アオイ

~~~~~~

神代千歳

ん?

神代千歳

アオイの声...?

アオイ

......兄上、説明を

海ノ神

俺も嫌われてんなぁ

アオイ

っ、真面目に答えろ

神代千歳

(え...喋り方が)

困惑している私のそばに 金ノ神さんが寄ってくる

金ノ神

あ、着いたのね

神代千歳

あ、はい

神代千歳

あの...これ、どういうことですか?

金ノ神

水ノ神から何も聞いてないのね

金ノ神

海ノ神は、その名の通り海を司る神様なの

金ノ神

で、水ノ神は雨や雪、川とかを司る神様なのよ

神代千歳

イメージは...はい

金ノ神

水ノ神の兄が海ノ神で

金ノ神

水ノ神は、海がよく荒れることを気にしているみたいね

神代千歳

そうなんですか...

森ノ神

金ノ神、火ノ神

ホノオ

ん、なんだ?

森ノ神

どうも一雨来そうだ

金ノ神

そうね

森ノ神

この中に入れ

森ノ神さんが手から植物を出して

あっという間に傘のようになる

神代千歳

すごい...

神代千歳

(ん?でもさっき...)

神代千歳

(私、呼ばれてなかった気が...)

海ノ神

そうカッカするなよ

アオイ

...っ...兄上!

海ノ神

それと...喋り方が戻ってるぞ

海ノ神

あの喋り方でないと、雨になるだろう?

アオイ

...そうも言ってられるか

アオイ

私のところには既に何件も願いが来ている

アオイ

“海が荒れている、どうにかしてくれ”ってな

海ノ神

......やれやれ

ポツ

神代千歳

海ノ神

ほら、降ってきたじゃないか

アオイ

はぐらかすな

アオイ

もしもそれが兄上の仕業なら

アオイ

私は兄上だろうと容赦しない

海ノ神

ほぉー....怖

アオイ

母上の頼みだ

海ノ神

まだそんなことを...

2人とも、今にも飛び掛かりそう

これは...まずいよね

神代千歳

ちょっ、ストップ!

私は捨て身で

アオイと海ノ神さんの間に 割り込んだ

アオイ

......千歳

神代千歳

流石にまずいって!

アオイ

千歳、これは私と兄上の問題だ

海ノ神

人間はちょっと黙っててくれ

神代千歳

(兄弟そろって...もう!)

神代千歳

違うから!

神代千歳

あのね、それは判ってるよ

神代千歳

だけど、もうちょっと穏便にしてくれないかな!

アオイ

..................

神代千歳

あと、巻物の事、どうするの?

神代千歳

せっかく来てくれてるんだし、喧嘩は後にしたらどう?

海ノ神

海ノ神

くくっ!やるねぇ!

神代千歳

は?

海ノ神

流石、神様見ても逃げ出さない女だ

神代千歳

嬉しくないから!

神代千歳

神代千歳

アオイ

アオイ

......すまない

アオイ

..................

アオイ

中に入ろうかの?

神代千歳

(よし、戻った!)

5人の神様と一緒に 水ノ神の住みか(?)に入り

私は話を聞いていた

森ノ神

それで......

森ノ神

どうして今頃、私は巻物を渡されたのだ?

ホノオ

それは....その......

アオイ

火ノ神

ホノオ

はい...すいませんでした!

森ノ神

どういうことだ?

ホノオ

巻物の存在、すっかり忘れてて

森ノ神

...そんなことだろうとは思ったが...

金ノ神

良いじゃないの

金ノ神

多少遅れても、届けられたんだから

海ノ神

半年が多少と言えるかは判らねーけどな

神代千歳

あの......その巻物、何?

アオイ

ふむ...まあ知っておいた方が良いかの

森ノ神

この巻物は、神たちの会議に使うものだ

神代千歳

会議?

森ノ神

この中に話し合うべき内容が書かれている

森ノ神

会議は半年ごとに行われる予定だったが......

金ノ神

巻物を受け取りに行ったら、誰も出てこないんだもの!

アオイ

うむ...確か今回は火ノ神の当番で

アオイ

私はずっと読書をしていたと思うが...

ホノオ

だから悪かったって!

神代千歳

(呼び掛けに答えないくらい熱中して読書してたんだろーな)

金ノ神

で、内容は?

海ノ神

どーせ、金運アップ~とか

海ノ神

くだらないのだろ?

アオイ

どうだか

アオイ

動物たちからは“海”についてが多いのじゃが?

海ノ神

う...知らないな~

アオイ

兄上...!

神代千歳

2人ともストップ!

どうやらまだ

私は安心できなさそうです...

次回に続く

ワタシとカミサマ

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